上着を脱がせたかったら太陽になれ
野球熱が再燃している2023年の夏、高校野球が始まって楽しみが増えたTATEITO広報の長谷川です。暑い、いや、熱い夏。
先週noteを公開した時に見かけた「 #仕事のポリシー 」というお題。ふと思い浮かんだので、今日はTATEITOとも広報とも直結しないけれど、私の仕事のポリシーを1つ話してみようと思います。
仕事とは「誰かのために、役に立つこと」
私は組織に属して広報の仕事をしている一方で、料理人として仕事をしたり、執筆したりもしています。
世の中には普通に暮らしていたのでは想像もつかないような、本当にいろんな仕事がありますが、どんな仕事であっても、仕事とは「誰か(何か)のために、役に立つこと」だと私は思っています。
「誰かの役に立つために」自分が直接何かをする場合もあるし、その目的を達成するために別の誰かに何かを頼んだり、頼まれたりすることもあります。そんな各所の動きが繋がって今日も世界は動いているんですよね。
北風と太陽の話
そこで突然ですが、北風と太陽の話。
ある日、北風と太陽がお互いの力自慢ということで、道を歩いてきた旅人の上着をどちらが脱がせることができるかを競います。
先に挑戦したのは北風。
力任せにビュービュー風を吹きつけて、そのパワーで上着を脱がす作戦。でもみなさんもご存知の通り、旅人はその寒さゆえ、どうしたって上着を離すものかと、しっかり手で押さえます。絶対に脱ぎません。
そこで太陽の登場。旅人に向かってポカポカとした光を注ぎます。歩いていた旅人はだんだん体が熱くなってきて、自然と上着を脱ぎました。
仕事をするときも太陽でありたい
「旅人の上着を脱がせる」場合、おそらく誰もが「そりゃ、太陽が勝つに決まってる!」と一目瞭然にわかると思います。
が、、、ひとたびこれが仕事や日常生活になると、誰かを説得する、注意する、自分の意見を通したい…などという時に、北風になってしまっていること、結構ありませんか?
周りでも「ああ、確かに…」と思うケース、よくあると思うんですよね。
でもどうせだったら、相手に気持ちよく上着を脱いでほしい。脱がせるという目的を仮に達成できたとしても、脱ぎたくもないのに力任せに脱がされていたのだとしたら、その関係は長くは続かないのではないでしょうか。
そうなんです、私の仕事(人生かも)のポリシーは「北風じゃなくて太陽作戦!」。
同じ何かをやるなら、気持ちよくやりたいし、気持ちよくやってもらいたい。
最終的に最大の成果を手に入れるのが目的なので、そこに至るまでの話し合いやプロセスで相手のやる気を削ぐようなことはできる限りしない。
自分の意見を聞いてもらいたいとき、当たり前だけど目的はそこで論破することじゃなくて、最終的に意見を聞き入れてもらうこと。それも渋々じゃなく、気持ちよくそうなってほしい。そこは私にとって大事なポイント。
具体的には、相手をリスペクトして受け入れること。よく話を聞くこと。その上で聞いてもらえる話し方を選ぶ、正直に伝える、待つ、ちゃんと関係を作るということを大切にしてきたかなと思います。
(北風的なやり方が必要という場合もあるので、もちろんケースバイケースです。臨機応変もとても大切。)
夏生まれ、晴れ女の私は仕事をする上でも太陽推し。とはいえ、夏の甲子園では太陽はもう少し控えめな方が喜ばれそうですね。。。
ヘッダ画像には、今日の話にピッタリのbamio0408さんの切り絵が見つかりました。嬉しい!ありがとうございました。