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自作おせちで白ごはんを進める 2025

 みなさま、明けましておめでとうございます。

 それぞれの三が日の過ごし方がおありでしょうが、「おせちを食べ続ける」という過ごし方をする(しなければならない)方もいらっしゃると思います。
 おせちは美味しいけれども、難点として「ごはんに合わない」が先に挙げられます。2日の夜くらいには飽きてきて、「牛丼食べたいな...」「バーキン行きたいな...」 と思ってしまって寂しくなります。

 それでは、白ごはんが進むおせちを作れば良いのではないか

夢の組み合わせ🍚

 既存のおせち食材に加え、なるべくおせちに馴染んだ、かつ白ごはんが進む一手間を加えたごはんが進むおせち食材を作り、おせちがどれだけご飯のお供になりえるのか、可能性を見いだす。

 みんなのお正月がもっと豊かになれば良い。

合うわけないやろ

1.紅白かまぼこ ご飯すすみ度 ☆☆☆☆★
 もちろんかまぼこは美味しいけれども、白ごはんを進める上でははっきり言って最悪。

なんとか、わさび醤油を付けて無理やりに進めた。これはかまぼこではなくて、わさび醤油がご飯に合うだけ。というか、わさび醤油も厳密にはご飯に合うわけではなく、「わさび醤油につけたお刺身でご飯が進んだ、その記憶がご飯を進めている」だけなので、その場に存在しないお刺身で、僕は白ごはんを進めていた。

良いけども

2.魚河岸あげ ご飯すすみ度 ☆☆☆★★
 友達の茂木ちゃんに教えてもらった、去年新たに知った食べ物の中での最高の品、スーパーマーケットの練り天(関西では、天ぷらといいます)売り場に売っている「魚河岸あげ」をおせちに登場させてみた。
 かなり美味しい。白身魚を練り込んだお豆腐の天ぷらのようなもの。おでんとかに入れたら最高。

 白ごはんを進めるために、かつおだしで煮てみたりしてたけれども、決して進むわけではなかった。でも元来のポテンシャルが良すぎて、強引に白ごはんを減らすことはできる。
 二の舞になるが、わさび醤油をつけたらかなり進む。しかしこれはわさび醤油がご飯を進めているわけで、というかわさび醤油が進めているのでもなくて...

あまりバカにするなよ

3.栗の甘煮 ご飯すすみ度 ☆☆☆☆☆
 冗談じゃない。進む気がしなかった。

 これを、おはぎとかそういう「甘いおやつに転じるお米」と捉えて食べることはできるけれども、本来の目的とは反する。あくまでも「白ごはんのお供」にしたいので、残念ながらかなり進まない。

 後述の黒豆とともに、こいつらのせいでおせちでご飯を進めにくくしているんだろうなと気がついた。甘すぎる。あまりにも箸休めすぎる。

豆ではあるからな

4.黒豆煮 ご飯すすみ度 ☆☆☆☆★
 甘すぎる。しかし、豆ではある。栗の甘煮ほどではないけれども、お世辞にも(おせちだけに)白ごはんがすすむとは言えない。
 なんとなくだけど、栗の進まなさは必然、黒豆の進まなさはこちらの努力次第、といった感じがした。可能性を感じる。

いけそうな気がしたけれども

5.伊達巻 ご飯すすみ度 ☆☆☆☆★
 魚のすり身を入れた玉子焼きなので行けるかと思ったが、なかなかきつかった。甘めの味だし、魚のすり身って厳しいのかもしれない。
 白ごはんを進めるために少し甘さ控えめに作ったけれども、問題はそこではなかった。

ようやく!!!

6.玉子焼き ご飯すすみ度 ☆☆★★★
 ようやく進んだ!!!!!
 おせちによく入っている玉子焼きは甘めなので(なんでこんなおせちって全部甘いねん)、少しだし巻きに寄せた。そりゃあ食べられる。

 こうでもしないとおせちで白ごはんは進まない。かなしい。

ずる?

7.鴨肉の丸焼き ご飯すすみ度 ★★★★★
 進んだ。見た目通り。安心感がある。

 「おせちのオアシス」とでも言おうか、おせちの中で、かなりおせち感が少ない食材。洋風のおせちに入り出してから、よくみるようになった。
 焼いたお肉なので、ご飯は進む。ただ、こんなことがやりたかったわけじゃない。進んだようで、本当に進んでいるわけじゃない。

 普通に、美味しい。(業務スーパーで売っている冷凍の鴨肉ハムを焼きました。)

嬉しい☺️

8.煮しめ ご飯すすみ度 ☆★★★★
 かなり進められた。嬉しかった。
 おせちでよくみる煮しめでは限界があるので、鶏ガラだしスープと胡麻油で煮込んでみた。これは美味しい。
 蓮根でご飯がすすむすすむ。こんな嬉しいことがあるかよ。最後に本当救われた。

 近い感覚で言うと、お笑いライブを観ていて、めっちゃウケてる人が続いて「いやそりゃあ、おもろいけれども...」って気持ちになってたところに、別にめっちゃウケてるわけでもないけど自分の心にブッ刺さる人たちが出てきて「これこれぇ...!!こんな人に会いたかった!!」って思うような、心地よさが煮しめにはある。
 想いが込められた煮しめ。

まとめ
 
おせちで白ごはんは進まない。

かなり工夫が必要で、これをやると、もはやおせちではないものができてしまう気がする。
 自分の夢を叶えるための努力の過程の中で、研ぎ澄まされて、元々やりたかった部分が完全に失われてしまう気がする。この計画には。
(多分、唐揚げとか秋刀魚の塩焼きとか入れたら余裕でいける。いけるけれども、という感覚。)

 来年は、おせちの形をしっかりと保ちつつ、ご飯を進められるものをお重に込めたい。

(おせちは、白ごはんなしで、みんなで美味しく完食いたしました。美味しかったです!!)

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