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人間の死とは何なのかを考えた

母親の葬儀を見て

改めて、母親の葬儀を見ていて、①人間の死とは?とか、②自分自身が何をすべきでどんな生き方が自分にあっているのか?とか、③薬とは毒でも有るんだな?って考えました。

前回、父親の死を見ていて感じたのは、病気や葬儀で家族に経済的な負担を掛けずに済むにはどうすべきか?って部分を考え、保険を全て見直しましたが、今回は全く違う事を考えました。

人間の死とは

①人間の死とは、私自身は人間が死んだから天国に行くかどうか?よりも、人間は死ぬ事で新たな旅に出るんだなって感じたと共に、多分何処かで母親と再会する日が間違い無く来るな?って感じました。

以前にうちの猫のトム君を見送った時にも感じたんですけど、何かの縁で家族になり、輪廻転生では無いけど、何かの必然から魂が触れ合うんだろうなって感じました。

多分、死んだから極楽浄土に行くのでは無く、葬儀とは今迄生きた人間や人間以外の家族を見送る為の大切な儀式なんだなって考えました。

人それぞれ持って生まれた能力は違う

②生前、母親からみたら私自身の生き方に関して言えば、全く母親が望んだ形に一つも成らなかったって自覚しています。

一方で、例え親子であろうが、兄弟であろうが、人それぞれ考え方も、感覚も、身体能力も、頭脳も、容姿も全て違うし、如何にその人に合った生き方や能力の活かし方が出来るか?或いは本人がどれだけ本人の能力に気付いて活かす事が出来るか?によって、人間の一生って全く変わってくるし、人の生き方や能力をあれこれ言う事自体が物凄い間違いなんだろうって感じました。

薬とは何か

③母親の死因について、ハッキリ言えば抗癌剤が原因では有りますけど、一方で抗癌剤治療をする事で逆に1年位寿命が伸びたって感じます。

病気に関して治療や薬について、改めて物凄く難しいって感じた一方で、自分自身が大病に罹った場合、医師や薬剤師を100%信用するのでは無く、自分自身で病気と向き合い、キッチリ調べる事が寿命を伸ばす最大の方法って感じました。

改めて人間が生きるとはどういう事なんだろう

母親の葬儀を見ながら私自身が一番考えた事ではありますが、個人的に感じた事を言えば、人間は例え親子で血がつながっている、また、血が繋がっていないに関係なく他人である事。
また、能力や容姿に関して、確かに遺伝子の作用により受け継ぐものがあるのは事実では有るにせよ、育った環境や本人の考え方によって能力や才能に関しては全く別の物になる事を理解すべきである事。
親が美人であるから子が容姿に優れる事も無ければ、親がある分野で優秀であったからと言って、子供がその能力をそのまま受け継ぐのでは無く、全く違う部分の素晴らしい能力を発揮する可能性の方が高い事。
人というのは、何か目的をもって生まれてくるもので、その目的が何かをどの段階で気付く事が出来るのか?あるいはその目的を理解できずに一生を終える事もあるんだろう?ってな事を考えながら母親の葬儀を見ていました。

人の一生とは

多分、旅なんだろうなって感じた事と世の中に偶然と感じられることも実際には必然であって、その中で起こる出来事だけを見れば良い事も悪い事もあるが、結局はその出来事から何を感じるか、あるいは何を学ぶ事が出来るのか、によって人の一生という旅を彩る事も出来れば、単純に良い事に対して自分は幸運であると感じる事もあれば、悪い出来事に対して自分は不運だと感じる事もあるんだなって感じました。
ただ、人の一生を旅というように考えるのであれば、出来事をどのように考えるのか、感じるのかによって旅の形も変わるんだろうなって感じました。
一方で、旅である以上当然終わりがあり、その終わりが死であって、その死を境に人間の魂は新たな旅に出るんだろうと感じました。

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