iPhoneって本当に直感的に使える?#iPhone手帳術

 iPhoneについては、「直感的に使える」とよく言われます。
 で、これって本当なのかなと考えています。

 iPhoneはiOSがちょくちょくバージョンアップされ、そのたびに、機能が高度になっています。ちょっと前のiPhoneと比べるとそれは驚くほどです。
 そしてバージョンアップのたびに逐一新しい機能を覚えていくことはさほど難しくないかもしれません。

 さてでは、iPhoneの新しい機能にせよ、古い機能にせよ、ユーザーの全員が使いこなしているかと言えば、かなり疑問です。
 知っていて使いこなせればこれほど便利なものもありませんが、わからないまま使っていて、「知らない画面がたまにでてきてこれなに」みたいな人も、少なくないと思います。
 例えばウィジェットやその機能、カスタマイズなど、知らなくてもiPhoneは使えますが、知っていれば何倍も便利です。
 AirDropもそうです。これは写真のやりとりによく使われますが、Webブラウザからおくれば、受信側のWebブラウザが立ち上がります。メモでも同じです。で、これを実は皆さんよくしらないままなんですね。実際やってみると驚く人が多いです。
 これが本書の中でも再三触れている、iPhoneがガラケーのままということの意味なのです。
 そこで『凄いiPhone手帳術』では、iPhoneの各種UIを愚直に紹介しました。具体的には、ウィジェットであり、通知センターやコントロールセンターです。
 それぞれiPhoneの小さな画面でなるべく簡単に、情報を表示させるための工夫であり、よく使う機能を最短で起動するための手段でもあります。
 このことは、iPhoneを手帳として使うということと直接は関係が無いようにも思えます。ですが、たとえばコントロールセンターから3Dタッチでメモのチェックリストをすばやく起動する、みたいなことは、iPhoneを手帳として使う上では、知っておくとよいことではあるわけです。

 iPhoneを手帳として使う。この軸を中心として、UIはどうなっているのかなと考えました。『凄いiPhone手帳術』のどのページにもそれは基本的な考え方として流れていると思います。


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