ガンダム図書館 その1「大人のガンダム 完全版」

 ガンダムに関する本は、本当に山のようにあります。
 おそらく、それだけをテーマにしても本当に図書館ができてしまうほどあります。
 たとえば、雑誌。KADOKAWAの「ガンダムエース」は、もう25年ぐらい続いていたはずです。また、それ以前に、アスキーからもガンダム専門誌が刊行されていました。
 評論とか、小説、また各種漫画など、枚挙に暇がないという表現は、まさにガンダム関連書のためにあるのではないかと思えます。

「大人のガンダム 完全版」

 で、この「大人のガンダム 完全版」です。出版社はあの日経BP社。版元が版元だから、ビジネス方面から切り込んでいるのかと思いきや、そうでもない。刊行された2007年当時までに放映・上映されたテレビシリーズ、劇場版映画、OVAについてキャラクターやストーリーなどをそれぞれページを割いて解説しています。
 また、富野由悠季や大河原邦夫、福井晴敏など、映像作品の監督、デザイナーなどへのインタビュー記事もあり、読み応えがあります。

 で、巻末には15冊のガンダムブックガイドがあるのですが、この時点でもおそらく15冊は本当にごく一部ですよね。
 ともあれ、ポイントポイント、時代ごとの転換点を抑えることでひょっとしたら、ガンダム関連の書籍の流と変遷を追うことはできるかも。と思うわけです。


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