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私のホンネ ~斬ってる奴は、繋がらない。👀

●2003年に、私が「殺陣のHP」を始めた頃は、テクニックとしてはまだまだ、動画の走りの頃だったかと思うんです。


 その当時は、「殺陣の稽古動画」と称しているはずなのに(!)
 大抵は体育館のような場所で、バック転やバック宙の稽古動画であったりして、これでは殺陣ではなくって、体操の動画だよなぁとよく思ったものでした。 😅💦

これは、飛び空転ですけどね。👀

 この当時は、ソードアクションと呼ばれるものよりも、こういったアクロバット的なものを挙げて、自らの魅力をアピールしたい時代であったのかも知れませんね。 👀

●さて、私がその「殺陣のHPを制作する切っ掛け」について・・・なんですが。

 私自身が、師匠の殺陣のレッスンの代理講師を務め始めてから3年ほど経った頃の事です。 👀
 ある程度の経験を積んでは来たけれど、ちょっと物足りなく思えていた事と。
 殺陣の師匠である林邦史朗先生に、殺陣の現場で失明した女性が相談に訪れたなるお話を聞いたからでした。

これは、ヌンチャク

 殺陣師という仕事は、基本・殺陣に関する現場監督で、安全管理もエリアに入っています。
 ・・・いるんですが、これには大学受験もなければ免許制度もありませんから、「自称・殺陣師」と名乗って指導している人も多くあります。
 何でも小劇場の公演で、蚊帳のような物を吊って、その中で殺陣を演じていた女性が、たしか本番中にケガを負い、失明したというんですよね。

●その失明された女性の手紙を、私は林先生から読ませてもらいました。

 ずっと稽古場でプロデューサーに「怖いから、やめさせてほしい」と懇願していたのに聞き届けられず。
「仕事なんだから、それをこなすのが女優だろう」
 といった感じで、ずーーーっと不安だったのが、本番になって的中したというお話でした。

これは鉄甲

 林先生は、その女性とお会いして、お話を聞いてあげたそうなんですが、
「事故が起こってからでは遅い、起こる前に相談してくれたなら、何とかなったけど」 
 と仰り、とにかく、ただただ、かわいそうなだけだったと口にしていました。

●そういえば、平成の頃だったか、模造刀で事故が起こって、亡くなった俳優さんがいましたよね。

 2.5次元の俳優さんで、とても性格の良い方だったと後から聞きました。
 アクロバットをしていての事故だったとも、聞きましたが。

飛び空転は、アクロバットの範疇ではないですけどね。😅💦

 私の20年に及ぶ殺陣講師の生活の中で「事故が起こる原因」って、1つ2つの偶然ではなくって、3つ以上の偶然が重なると起こるように思うんです。👀
 現場が、ものすごい血の海だったのだとも聞きましたが。
 ただただ、ひたすらに残念だと思う現実です。
 痛ましいとしか、言いようのない事実です。

●さて、2003年に始めた私のHPでは、私は写真のアップが精一杯でした。

 当時は携帯もアナログで、動画撮影は出来なかったですし。
 YouTubeがアメリカで始まったのは、2005年の暮れだとネットにあります。
 ・・・それが殺陣の教育DVDを制作するようになり、当時はVHS(ビデオ)とDVDのダブル販売からのスタートでした。

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 ・・・で昨今、真剣試斬の動画が増えましたよね。 😅💦
 殺陣師で女性で、しかも真剣試斬してる人って、片手に満たないくらいしか世界にいないんですよね。 👀

●よく、試斬動画を挙げている方の動画を見ると。

 広いお庭に試斬台を立てて、藁斬ってる絵だったり。
 道場のような稽古場で斬ってる人だったりします。
 すると、私のような人は特に「この人、知り合いですか?」ってこれまた、よく聞かれるんですよね。

舞台では、薙刀試斬をよく担当させられました★
・・・刀より重くて大変だから。👀

 ・・・試斬している人は、大抵は(居合の)流派の人であって、これが意外と団体の数が多くてですね。
 役者関係なら・・・幾ばくか。
 でも、それも大抵は「~流の先生の指導の下」といった事であって、私自身は、そういった方の指導を受けた事が全くなくてですね。 😅💦

●私のトークショーなどでは、「武術家の試斬と、私の試斬の違い」をお伝えしてますが。

 カンタンに言うと、私は「流派の型を真似て、芸能斬りが出来ます」が、武術家には私の真似が出来ません。

2009年の公演時の広報用の写真・・・若いですね 😅💦

  はい、そんなお話を、無料で聴けるネットラジオ「Samurai Woman」でもしているんですが。
 こうして、noteでも少しずつお話していけたらと思っております。
 もし質問やご要望などあれば、お寄せ下さるとうれしいです。 

●無料で聴けるネットラジオは、こちらをクリック。


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