空手アクションと槍の型
●自分のHPに、出演情報などアップしてみました。
今年は思いもがけず、9月から出演が続いてしまうので、自分では整理のつもりもあります。 😅💦
品川インターシティで催される「にほんの夏フェス2024」は、9月5日から始まりますが、屋形船やら、日本酒ブースを作るやら。
これって、9月の29日まで続くイベントなんですが、私は、そのパフォーマンス部に(14日と15日の2日のみ)出演をしています。 👀
・・・それで、今日30日から稽古を始めるわけなんですね。 😅💦
●私は、グループ運営はしていない殺陣師なので。
こういったイベントに参加する時には、必ず参加メンバーを募ります。
今回は男性2名にお願いしてますが、お二人共に私の殺陣の師匠の弟子ではなかったので、必ず基本稽古をして、そこで一応の確認をしてもらい。
その上で毎回、型を覚えてもらって、舞台上で演武してもらうパターンを取っています。
●さて武術の稽古だと、「組手稽古」と「型稽古」ってありまして。
その他に、基本の稽古というのがあります。 👀
・・・これって、空手だろうと何だろうと、みんなそうなんですが。
例えば剣術の流派では、「同じように見える構え(のポーズ★)」なんですが、流派ごとにその名前が違っていたりするので、最初の基本稽古で「林流での名前と、技」を摺り合わせておくんですね。
例えば、歌舞伎の方だと「柳と呼ばれる、攻撃の防御法」を、ウチでは「受け流し」と呼んでいます。
●殺陣の稽古は、殺陣師がそれぞれのやり方で行っています。
歌舞伎をされてる方に習った方は、「柳で受けて」と必ず口にするし。
基本、演武の振付を覚えてもらえれば何でもいいんですが、一応の基本稽古で「こんな事を演武に組み込んでいますよー」と説明してからの方が、振り覚えは早くなると私は考えています。
一見、同じように見えるポーズでも、受けているのと、攻撃しているのでは意味が違ってしまうので、攻撃はこうで、受けはこうで、名前はこう。
これを基本に演武を組み立ててますよー、ってやるんですね。 (^-^)
●さて私の殺陣は、ステップが難しい処があるようです。
・・・私の師匠の振付には、必ず「敵の攻撃をかわしながら(ing)、攻撃を加える(attack)」という組み立てをする人だったので、これまで絡み役だけを多く演じていた人には、けっこうに難しいらしいんですね。 👀
絡み(主役に掛かっていく人)は、相手の立ち位置に(正確に)打ちかかっていくので、間合い(相手との距離)が合っていれば、そんなにステップに難しい事はないんですけれど。 👀
男性2名に、せっかく出演して戴くのだから、今後の仕事に役に立ってもらえたらいいなぁとも思うので、型の演武も今回は入れているんですね。
●今回は、槍の演武を入れているんですが。
・・・これって、NHK大河ドラマで岡田准一さんが主役で「軍師官兵衛」をされていた時に、ドラマに槍の名手の後藤又兵衛役で、速水もこみちさんが出演されていたのですが。
槍の基本的な使い方や、デモンストレーションなどを組み込んだ型を林先生が創作して、速水さんに稽古をしてもらっていたんだそうです。
型稽古って、同じことを繰り返す反復運動なので、得物に慣れるには一番の近道なんですね。 👀
後日、それを林先生が纏めて「稽古方法」として遺されたわけなんですが。
それを彼らに覚えていただいて、演武してもらおうと思っています。
独りで、前後左右から掛かってくる敵をイメージして、それに立ち向かう演武なので、ステップが難しいかもですが、楽しんでもらえたらうれしいです。 (^-^)