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第12話 いよいよ発表? 林邦史朗の殺陣ライブ(!)(2014年5月)

●ライブ開催の前に、なんとかこのエッセイを上げてしまおうと思っていたのですが、力及ばず。 (^_^;)

 思ったりやったりは、自身に余裕がないと出来ないモノだと、つくづく、思い 知らされました私こと、山野亜紀です。 (^▽^;)
 それでもとにかく、レシピだけは上げました!
・・・私にとっては、全力疾走の連続だった5月ですが、みなさま、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 2014年5月16日(金)~18日(日)に、東京都渋谷区恵比寿にある、「シアター代官山」という劇場で、公演をしていました。
 今回と次回は、そのお話をしてみたいと思います。 o(^▽^)o
 ・・・さて皆様は、林邦史朗先生が過去、劇団ひまわりに通っていたことはご存知でしょうか? 👀

●林先生が若かりし、昭和30年代初期の頃です。

 今でこそ、タレント養成所や劇団の数は降るようにあり!
   そして殺陣の稽古場も星の数ほどあるように感じますが、その当時はホントに、この劇団と俳優座、あと幾つかあるかなきか・・・といった時代だったんだそうです。 (゜-゜)

 そういえば、有名俳優が「もと劇団ひまわり所属だった」と、劇団のパンフレットで見た事がありました。
 ネットにも出てますが、松坂慶子さんや、歌手でいえばジュディ・オングさん。
 真田広之さんに柳葉敏郎さん、古尾谷雅人さんに石塚英彦さん、おや、渡辺謙さんもこちらの出身者でしたか。 (;^_^A
 上記に上げた方々よりも、ずっと年上な林先生なんですが★
 都立向島工業高校を卒業しようかという頃、就職するかどうかで、自身の行く先を悩んでいたらしく。 👀

 そんな時に、新聞の広告で「劇団ひまわり、劇団員募集」の広告を見て、役者になる決心をしたそうなんですが、当時はまだ砂岡藤三郎社長(現在は、子息である砂岡不二夫氏が代表)が、一人で こういった募集広告を出したり、営業に回ったりしているような小規模な劇団だったそうです。

●これがご縁で、1995年から林先生は、劇団ひまわりで殺陣のレッスンを受け持つ事になりました。

 そして私こと、山野亜紀も・・・1999年から、こちらで林先生の代理講師を務めるようになるのですが(!)
 このシアター代官山は、1984年に建てられた劇団所有の稽古場兼ホールと、劇団HPにはあります。

 123席の小さな劇場ですが、今この広さで劇場を新しく建築するとなると、300席は作ってしまうんじゃないのかなぁ・・・とは、カメラマンのお言葉。 (^_^;)
 客席と客席と客席の間隔が広いのが自慢のこの劇場で、今年は公演を打とうと林先生が決心をしたのが、昨年の暮れのことでありました。

●ところで、今回の演目名なんですが。

 「林邦史朗公演」にしてしまうと、お客さんは「林先生のお芝居する姿を観に」来てしまいます。
 でも林先生が見せたいのは、殺陣に拘った演目の数々でしたから、プロデューサーの私は、悩みに悩んで。
 お客様に、純粋に殺陣を楽しんで戴けるようにと、演目名を「殺陣ライブ」と致しました。
 ライブなら、即興オリジナル、なんでもござれですし、そのネタには、林先生なら全く事欠きませんもんね。 (^-^)

 こうして、名目だけでもプロデューサー(!)という地位に収まってしまった私にも、実は一つ、夢がありました。 (〃∇〃)
 というのは、お芝居を見に行くと、その公演が成功であれ、不成功であれ・・・(?)
 お芝居しか見れず、たまに劇団関係者が「懸賞のあるガチャポン」を作っていたり、缶ビールなどのドリンクを販売していたり!
 ちょっと大きな劇場に行くと、お弁当や飲み物を売っていたりしますが、決まり切ったモノしか置いてないし、高額だし、お芝居が始まるまでは何だか、腰が落ち着きません。 ( ̄_ ̄ i)

 劇場という空間でもっと、お客さまがゆったりと出来て、公演に親近感をもって下さったり。
 例えば、知らない同士がおしゃべりできるような切っ掛けというか、そんな何かを提供する事って、できないモノでしょうか・・・???
 そしてついでに、色々なモノを見たり感じたり、体感できるような何かって、ないものでしょうか?

●そこで、この健康とお食事のHP「和心きらり」を始めている私こと、山野亜紀です。 (^_^)v

 林先生が時代劇やるなら、私だって「和心レシピ」で攻めちゃうもんね~☆
 ・・・と、思ったんですが★
 そこには紆余曲折があって、まず一番の問題は、劇場に調理設備がないこと(!)
 井田先生にも、ご協力戴きたかったのですが・・・。
 この劇場で毎日200食を出すとなると、先生の処の設備では、火力不足で難しいとの事でした。 (T_T)

●さて、設備が不足なのは、私的にも「たぶん、そうかな」くらいには、思っていました。 (^_^;)

 なので、考えてはいたのですが・・・実は、私の殺陣の稽古仲間には、今はケータリングの仕事などをしていますが、料理人が一人いるんです。 (〃∇〃)
 最初は、「ホントに料理人なのか、怪しい奴だ・・・」という林先生はもとより、門下生にも評判の男でした。
 ところが、どっこい(!)
 武劇館の宴会で、その腕を披露して初めて、
「・・・杉本クン、君はホントに料理人だったんだね・・・」
と、みんなから認められたという御仁なんです。 (^_^;)

●年に何度か、武劇館では宴会が行われる事がありまして。

 時には、「林先生の知り合いで、猟銃免許を持つ居合の先生が持ってきた猪と、鹿肉でやるパーティー(!)」では、その腕を遺憾なく発揮し、素人ならせいぜい、焼き肉と鍋パーティーくらいな処を、シカ肉の刺身から、たたきから、そしてフルコースまで作ってしまうという、この腕前には林先生を始め、門下生が揃って驚愕(!)

 ・・・ちなみに、そんな料理人だとは思っていなかった・・・私こと、山野亜紀です★
 この御仁、杉本晴青氏(写真は、今回は杉本氏の協力者で別人★)によく、自分が作ったオカズを稽古の折に食べさせていた処、あるやはりイノシシ鍋の宴会の折に、
「ふつう、イノシシ鍋は砂糖を使って、こんな味に作るんですが、山野サンは、こちらの味付けの方がお好みかと思うので・・・」
 なんていうので食べてみると、これまたビックリ(!)
 確かに、こちらの鍋の味の方が、私好みの味でした・・・。 👀
「料理人っていうのは、自分が好む・好まないに関わらず、自分の務める店の味を(それが何店舗でも★)覚えるのが、仕事なんだナ~」
 としみじみ、感心したのを、覚えています。

●それまでの私の人生で、周りには料理を生業とする人が誰一人としていなかったのです。

 ですがまた、これが井田先生となると、
「私は、だし汁1カップに醤油が大さじ1とか、この調味料の配合を見ただけで、味が判るの
 と仰いますから、私がうっかり、ゆるっと一歩踏み出した「料理の世界」っていうのは、ホントに奥が深いものなんだなぁ、って思いました。 (^_^;)

 そんな訳でライブのチラシにも、「和心きらり・江戸レシピの試食付き」と書き加えようと思ったんですが、時節は5月(!)
 ぼつぼつ、暑さも増してきますし、(調理設備がないので★)ケータリングで持って来るとなると、江戸レシピでは安全面が難しいとのこと。
 召し上がったお客様のお腹を壊させる訳にもいきませんで、チラシには泣く泣く、「江戸レシピなど(!)の試食付き」としました。 (^_^;)

●さて、こうして思い付きだけで生きてきた・・・私こと山野亜紀なんですが★

 飲食関係の仕事なんて、20歳の頃に3ヶ月くらい、ハンバーガーショップの 店員をやったくらいしか経験がありません。 (^_^;)
 しかも、劇場が満席になるかはその時点で未知数とはいえ、どう考えても1日200食以上(!)
 その実態がどんなモンかなんて、私の想像の範疇をマックスで超えております。 (゚_゚i)

  なので、料理関係は全て専門家の杉本氏に一任し、チラシにもこれまた「ワンドリンク付き」と唄っていたので、まぁ、「この辺りは、買ってきた缶ビールとか、なんとかで済ませてみようか」とも・・・思っていたんですが★
 私と先生で共催していたイベントで知り合った方のご紹介で、ベルギービールを2種類(!)
 サーバーで、サービスをする事になりました。o(^▽^)o

 私的には、この会場は「殺陣ライブという会場の意味合いだけ」でなく、色々なモノに巡り合ったり、触れたり、知ったり。
 話してもみたりといった、楽しい場所にしたいという希望が強くあったので、それがこうして拙いながらも叶ったわけです。(〃∇〃)

●さて、そういえば。

「1人前の予算が幾らで、何種類で、何人前と注文して下さい」
との料理人・杉本氏のお言葉でしたが・・・★
 これだけ大掛かりな料理となると、何がどれくらいで、どの程度の手間なのかが、全くもって、私こと山野亜紀には判りません。 (-“-)

 なので、ともかくも、決断するのはプロデューサーの務めですから、
「せめて3種類とか、できたら5種類くらい品数があって、予算がこれだけで、一応試食という形の量でサービスしてください。後(の難しいこと)は・・・任せた(!)
 というようなノリ(!)だったんですが★
 初めての殺陣ライブ、そしてこういったサービスも余り例がないという事で、杉本氏は毎日、色々と工夫をして、9種類もの品数(!)を提供して下さったんですが、これまた、お客さま方はとにかく(!)
 食べた、食べた、食べた・・・。 (゚_゚i)

●みなさま、「試食」ってどんなモノだか、ご存知ですかっ!?

 ・・・って、叫ぼうかと思ったくらいに、お召し上がりになり・・・。 (^▽^;)
 いや、知ってはいたけど、杉本氏の料理が、美味しいからいけないんだ・・・。
 お客さま方、みなさま、がっつりと食べ過ぎ~・・・。 (T_T)
 それは、「試食」ではなくて、「昼食、そして晩御飯のノリですよっ(!)」
 ・・・と、私こと山野亜紀が蒼くなるほど、このサービスは盛況(!)
で、ビールもまた好評。

 私のイメージしていた劇場は大賑わいで、お客様の楽しそうな顔がたくさん見られたのが、プロデューサーとしての喜びだと思いました。 (^-^)
(2014.5.1 文責・山野亜紀)

 〇2014年5月のお膳
「和心きらり(http://wagokoro-kirari.tokyo/)」より転載
  ・・・700以上のレシピ・旬エッセイ・ブログを現在、移築中。😅

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