タクマ

幼少期にT2を見てシュワちゃんを崇拝する様になった大阪住みの映画好きタクマです。こちらではXの140文字では語れない映画やその他に対する想いを淡々と。 Twitter→@taisadon

タクマ

幼少期にT2を見てシュワちゃんを崇拝する様になった大阪住みの映画好きタクマです。こちらではXの140文字では語れない映画やその他に対する想いを淡々と。 Twitter→@taisadon

マガジン

最近の記事

大佐の映画パンプ「ザ・フラッシュ」ネタバレあり感想。

DCEUの区切りの作品であり今年の上半期の注目株である「ザ・フラッシュ」をなんばパークスシネマにて吹き替え版で見てきました。2021年に一度公開が延期になった事もあり奇しくもライバルブランドであるマーベルの「スパイダーバース2」とのマルチバース作品対決という形でもあり私の中では期待値はかなり高かったです。 実際に見た感想はそりゃ凄く楽しかったです。作り手の遊び心を感じるオープニングから掴みは完璧やしフラッシュの特殊能力を生かした編集と絵面の数々に時に熱くなり時には笑えてこれぞ

    • 大佐の映画パンフ「トイ・ストーリー編」

      オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟 総合採点 4.3 不動の名作シリーズの第1弾を久しぶりに鑑賞。 上映当時6歳。映画を見た後にバズのおもちゃを親に買ってもらってよく遊んだ思い出があります。今見返して見てまずびっくりするのがCGのレベルの高さ。人間キャラの造形がリアルでちょっと不気味とも言えるのが気にはなりますがメインになるおもちゃ達の造形はそれ以上によく出来てて直に触りたいと思うくらい素晴らしいし奥行きがある世界観の窓から入ってくる太陽の光から生まれる影の描写とか細かな拘りも素晴らし

      • 大佐の映画パンフ「ターミネーター2」編

        オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟 総合評価 4.5 筆者が4歳か5歳の頃。夜に目が覚めてふとリビングに目をやると映画好きの父がいつもの様に1人で晩酌をしながらテレビで映画を見ている。今日は何を見てるんだろう?と遠くから覗いて見るとまず最初に画面に映っていたのは体が自由に変形する化物に襲われる母子。画面はなぜかオレンジ色一色だ。助けに来たらしい味方の大男も蹴散らされやがて母子も追い詰められのびた男の指元が母親の首に近づく。子供ながらにこの光景が怖くて仕方なくなる僕。結果的にその化物は大男に

        • アニメ「推しの子」第1話感想

          間違いなく今年の覇権アニメ。様々な人気ジャンルを組み合わせ純度を高め視聴者の心を常に話さない完璧構成。彗星の如く現れた最強アイドル「星野アイ」の登場に歓喜すると共に終盤の展開の落差に頭くらくらで気持ちの整理が追いつかない。第1話から号泣するアニメは久々。原作は見てないのでそこと比べて物を言えない部分はあるが第1章を3話に割らずに映画と同じ尺で描いた事で生まれる破壊力は計り知れずそこから考えて原作未読勢の私からしてもこの構成はまさに制作陣の素晴らしき英断であったと言える。 アイ

        マガジン

        • 大佐の映画パンフ
          3本

        記事

          映画「魔女の宅急便」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟 総合採点 4.1 出来ていた事が出来なくなる日が来たとしても。 13歳になった事で魔女の掟に従い黒猫のジジを相棒に修行に出る少女キキの姿を描いたジブリ映画。 姉と母親がこの映画が好きでよくみていた影響で子供の頃はそれを遠くからチラ見してたのでうっすらやけどこういう話やったかなあ?って感覚しかないので殆ど初見に近い状態での鑑賞。あの時はジジが喋れないまま終わるのがなんか悲しかったなあっていう印象しかなかったけど蓋を開けたら超良かったですよこの作品! ま

          映画「魔女の宅急便」の感想

          映画「お葬式」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟 総合採点3.5 伊丹十三監督の初監督作品。 妻である宮本信子さんの父が急死した時の体験談を元に1週間でシナリオを書き上げたのだそう。私自身、人の葬儀に参列したのは介護の仕事をする中で関わりが深かった入居者の方が亡くなられた時や自分の祖父が亡くなった時の数回位やったけどこの映画で描かれるお葬式風景って不思議ですね。本来は亡くなった人をお見送りする暗い儀式のハズのお葬式も伊丹十三監督の手にかかればコミカルな人情劇になってしまう。初めて出すお葬式にあれやこれや

          映画「お葬式」の感想

          映画「静かな生活」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟 総合採点 3.4 絵本作家を夢見るまーちゃんには障害がある兄のイーヨーがいる。両親が家を空けまーちゃんは父の友人夫婦の力を借りて家を切り盛りしようとするが… 実際に障害を抱えた弟がいる私の感想です。なんていうか…感想を書くのが凄く難しい映画ですねえ。伊丹十三監督作品をマラソンして結構後の方に見始めましたが今までの作風と明らかに違って芸術性に重きをおかれた作品でこれだけなんでこんな作風なんやろうかと思って調べてみたらこの映画には原作があるんですね。途中で発作

          映画「静かな生活」の感想

          映画「スーパーの女」の感想

          安売りを目玉にしたライバル店の出現により窮地に立たされる老舗スーパー。打開策が思い浮かばず流れを変えれない苦しい状況の中でお客様目線の改革を提唱する井上花子をレジ係に雇用する。 社会派とエンタメの両立を描いてきた伊丹十三監督が市民の日常の場であるスーパーを題材に描いたこれまでの作風の中では一番シンプルで分かりやすい娯楽作品。正直これを見るまでは自分が普段毎日の様に通ってるスーパーの裏側ってあんまり想像した事とかなかったなあ。 男勝りでスーパーを知り尽くした専業主婦の花子だ

          映画「スーパーの女」の感想

          映画「マルサの女2」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟 総合採点4.3 今度のマルサは宗教法人に切り込みます!「マルサの女」の続編。 1も十分に面白かったですが2も超絶面白い。現代社会にも通ずる宗教と政治の関わり、自分達に取って不都合な物はどんどん切り捨てていくトカゲの尻尾切り。バブル時代に横行した地上げ屋の闇を感じさせる序盤、中には流石に誇張し過ぎじゃないか?ってツッコミを入れたくなる部分はありつつもいつの時代でも自己の強い権利を盾に甘い汁を吸おうとする奴らがいるのも事実で。地上げ屋のターゲットになったス

          映画「マルサの女2」の感想

          映画「マルサの女」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟 総合評価 4.1 ターララ ターララ ターラ♪ 法に隠れた悪しき金を取り締まる国税局に勤めるマルサの女こと板倉亮子の活躍を描く。 いや~面白い!伊丹十三監督の凄い所って現実ではシビアな社会問題を上手くエンタメと組み合わせる手腕とか着眼点なんですがこれも極めて来ましたね。 脱税者VS国税局の攻防はテレビとかで特集を組まれててそれで見たことあったけどこの映画で描かれてるのはそんな断片的な物ではなくてまさに銭の戦争ですよね。マルサ側は脱税者を追い込む為な

          映画「マルサの女」の感想

          映画「ミンボーの女」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟🌟 総合採点 3.7 日々ヤクザ達のたまり場となり彼らからゆすりと恐喝の格好のカモになってしまったホテルヨーロッパ。状況打開の為に経理部の鈴木とベルボーイの若杉をヤクザ達への対処班にするがヤクザ達と戦う為の知識も力もない2人は彼らに太刀打ち出来ず…そこに民事介入暴力の事案を専門とする女性弁護士の井上まひるが現れる。 伊丹十三監督による暴力団対策マニュアル件痛快エンターテイメント。映画の中のヤクザっていうと「仁義なき戦い」の様な荒々しく血なまぐさい世界で生き

          映画「ミンボーの女」の感想

          映画「大病人」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟 総合評価 4.3 映画監督でもあり俳優でもある男は日々女にうつつをぬかして妻を蔑ろにしていたが自身がガンで余命が少ない事を知り最初は恐怖に落ちるが… 生き様と死に際、自らの命の期限を受け入れる事で己の人生を振り返り訪れる安らかな最後。介護ヘルパーとして働いてきて長いですが最初は主人公にガンの事実を隠そうとした津川雅彦さんが演じるお医者さんの姿を見て以前勤めていた施設の上司が昔はガンと言えば隠そうとする病気だったんだって話してたのを思い出した。今の時代は

          映画「大病人」の感想

          映画「タンポポ」の感想

          オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟  総合評価4.3 今回から伊丹十三監督特集です👍️ 第1弾は「タンポポ」 1人の未亡人が営む寂れたラーメン屋を立て直す為にその未亡人に恋した男と仲間達が奮起する。 なんじゃこの快作は⁉️破壊力抜群な飯テロと生と性を入り混ぜ食べる事は生きる事と学ぶ旅路。 恐れながら伊丹十三監督の作品を見るのは初めてですがすごく雑に一言で表すなら取っても楽しそうにバカをやる監督さんですね。何よりこのコメディセンス。パッと身だとただのコントに見えるような事が今の時代から

          映画「タンポポ」の感想

          映画「エンドロールの続き」の感想

          インドの貧しい家に生まれ近所の駅で父と共にチャイ「お茶」を売り生計を立てている少年サマイ。ある日家族と出かけた映画館で見た映画に魅了された彼はやがて自らの手で映画を作る事を目指す様になる。 インド版ニューシネマパラダイスと上映前から言われニューシネマパラダイスをオールタイムベストのトップにおいてる自分としてはずっと楽しみにしていた作品を早速見てきました。 まず第1に主人公のサマイのキャラクターが良いですね。本作は監督の自叙伝的映画らしいですがまさにその監督の映画愛と子供ら

          映画「エンドロールの続き」の感想

          映画タワーリングインフェルノの感想

          138階建ての超高層ビルで発生した火災。やがて火は燃え広がりビル全体が炎の驚異に飲まれていく。パーティーに参加していた300人は生きてビルから脱出できるか?そびえ立つ地獄。 これは凄い!1970年代の映画と言う事ですが今の時代と比較しても全く引けを取らないですよ。今まで見てきたパニック系映画では5本の指に入ります。 第1にCGに頼りきるんじゃない生身のハラハラ感に圧倒されます。一歩間違えたら死と隣合わせっていう恐怖を映像を通してちゃんと感じれるから凄い! 実際にこの映画

          映画タワーリングインフェルノの感想

          のび太の海底鬼岩城見たで

          オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟 夏休みにドラえもんの道具で海底へとキャンプへ出かけたのび太達はそこで海底人達と遭遇して… 歴代ドラ映画の中でも5本の指に入る位好きな作品。 再鑑賞しましたがやっぱりこの冒険感めちゃくちゃ好きです。 東西冷戦の真っ只中に作られた作品と言う事もあり、核兵器、差別、環境破壊と言う重い題材を扱いながらも深い海の底を体験すると言う子供心を擽る要素に大人になった今みても知的好奇心を刺激されワクワクが止まらない最高の教育的エンタメ映画。 作中の後半でエルがの

          のび太の海底鬼岩城見たで