30通目 疑いと恐れを振り払って
何度も書き直していると、朝になります。
おかしいでしょうか。可笑しくても、どうしたらあなたを、良い心持ちに出来ますか。
あの空、月は凄く冴えているのに、星は見えづらくてね、今日は星が無いのかと思った。
月が輝き過ぎてたんでしょうか。
わたしね、どうにかしてこの愛を守り通して生き抜きたいの。
とても生きづらい時があって、お金も稼がなきゃ、死んでしまうことになるけれど、夢ってだからいつも遠くて、わたしが呆けて甘いものばかり食べようとしてるみたいに見えるでしょう。
自分の命も保って、愛も守り通したいの。
突然明日が来なくなっても、わがままを言うなら。
明日、本当にそのわがままを言いたいか、もし地獄というものがあって、そこに落ちてもそうしたいのか、もう一度考えてみるけど。
上手に生きるように、まだなれていない。
もう上手に生きるより、命が終わってもこちらへ行きましょうか。
* * *
あなたが夢の中で、猿を投げてきた
わたしは急いで受けて抱いていようとした
猿はわたしの左手を咬んで、わたしは痛がった
次の夢では怒った声の犬たちが
小屋の周りを走り回ってた
どちらも裏切りの兆しと書いてあった、けど
わたしよ、今更大きく裏切られたとて
何の痛みが生まれるかもわからなくなっているわたしよ
残り一枚の葉が散っても
また芽を出せるかとおもって
疑いと怖れを振り払ってよ
まだ見たことがない光のために
草々
二〇二一年十一月二十九日付
難しいです……。