束の間の休息。
今日は空港の近くで用事があったので、危ないかなと思いつつも様子が気になって寄ってみた。
駐車場もガラガラに空いていたが、中に入ってみてビックリ。誰もいない。
もともと、空港独特の雰囲気が好きで用がなくても空港にぶらっと行くこともある。
搭乗時間までくつろぐ家族連れ、見送りで来た人、ビジネスマンたち、お土産を選ぶ人、スーツケースを運ぶ音、行き交うスタッフ、繰り返し流れる搭乗案内…
そんな、旅立ち前のざわめきが好きだ。
しかし今は、時が止まっているのかと思うほどシーンとしている。まるで、血が通っていないかのように。
どうか、束の間の眠りであって欲しいなと願いながら空港を後にした。