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竹工芸修練【ひご取り・二節】竹を割る前にやること
疫病も入り込めそうにないくらいの秘境、国東半島の突端で今日も元気に竹工芸の修練をした。
次の課題、籠バッグのための竹ひご作りだ。(夏中に籠バッグを作るのが、目下の目標だ。)
今までは、一節分の長さの竹ひごしか作ってなかったが、これから二節の長さの竹ひご作りに挑戦する。
丸竹を前にするとさっそく割りたくなるのだが、その前に実はやることが色々あるのでメモしておく。
↑二節分の長さの竹
【竹を割る前にやること】
①水に浸し金タワシで汚れを擦り落とす。
②竹を回転させながら、節の表面を竹割り包丁で削り落とす。
③末(ウラ)と元(モト)という、竹の上下を確認する。
『木元竹末(きもとたけうら)』と言う言葉があり、木は元=根の方から竹は末=先端の方から割るのが定石。
④竹内部の始点を探す(ポコッとしている)
⑤末(ウラ)を上にし、始点に包丁を当てて半円状に割る。
⑥半円に割ったら、竹ひごにしたい幅を測り等分に罫書く。(コンパス等で跡を付ける。)
⑦罫書いた幅をガイドにして割っていく。(偶数づつに等分すると割るのが楽。)
二節ということは、超えなければならない関門(節)が以前の倍あるので当然二倍神経を使う。割り・剥ぎまでは何とかクリア出来ても、幅とり・面取り・裏スキの工程で長いひごを扱うことに慣れていないことからたくさん失敗した。「竹よごめん。」とたくさん心の中で謝りながらの作業。
(長いひごを引っぱるので、注意しないと竹のエッジでとにかく指が切れる。)
3mくらいの竹ひごをガンガン作れる境地には、まだまだほど遠いが竹を割る作業自体が結構好きなので暇さえあれば割っていたいなと思う。
<竹ひご作りについてはコチラもどうぞ!>