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子ども部屋にぴったりの畳とは?|0歳~1歳半まで、わが家の和室事情

昨年の秋、畳店のブログにこんな記事を書きました。テーマは「子ども部屋にぴったりの畳とは?」

わが家には2歳になる息子がいるのですが、彼の遊び部屋は畳敷きです。
途中ちょっとした引っ越しもあり、和室での過ごし方をたくさん試行錯誤してきました。

下の記事は、息子の0歳から1歳半までの和室記録を綴ったもの。
そろそろお部屋を再アップデートしたいと思っていたので、過去の反省など復習も兼ねて、noteに載せてみたいと思います。


「子ども部屋にぴったりの畳とは?」


子ども部屋って、安全性や清潔感、お掃除のしやすさなど、考えることがいっぱいですよね。
わが家にも1歳半になる息子がいるので、子ども部屋については日々、試行錯誤の繰り返しです。

畳屋さんだから、という訳ではないのですが、わが家の子ども部屋は畳敷き。
そこで、子ども部屋に畳ってどうなんだろう?というところを、体験を交えてお伝えできたらと思います。

まだ一年半しか経っていないのですが、これからお子さんを迎える方や、和室をつくってみたい方へ、何かご参考となればうれしいです。


畳の種類|和紙畳と天然畳の違いとは?

皆さんは、畳の材料をご存じでしょうか。
ぱっと頭に浮かぶのは、「い草」かもしれません。

ところが近年、和紙でできた「和紙畳」も、じわじわ浸透してきているようです。
和紙畳と区別して、い草でできた畳は一般に「天然畳」とも呼ばれます。

和紙畳と天然畳は、どちらが子ども部屋に適しているのでしょう。まずは、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

【和紙畳とは】

和紙を"こより"状にして織り上げ、樹脂コーティングをかけた畳のこと。

  • 汚れに強く、水拭き(固く絞った布で!)もできる。

  • 日焼けによる色の変化が少なく、カラーバリエーションも豊富。

  • 介護施設や保育園でも多く採用されている。

【天然畳とは】

い草でできた、伝統的な畳。

  • 汚れたら、基本的には乾拭き(からぶき)する。

  • 経年変化によって草色から飴色へと変化する。

  • 天然素材ならではの香り、リラックス効果が得られる。


実際に使って思う、和紙畳と天然畳のメリット・デメリット

わが家は一度引っ越しをしたので、和紙畳と天然畳の両方を、子ども部屋に使う機会がありました。
そこで次は、実際に使ってみて感じた、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

【和紙畳】
◆使った期間:誕生〜1歳すぎまで

メリット

  • 吐き戻しやヨダレを水拭きでお掃除できた


デメリット

  • 結構固い。結局プレイマットを敷いていた。

  • 意外と傷が目立ちやすい

実は、寝返りを始めた頃からは、和紙畳の上に厚手のプレイマットを敷いて過ごしていました。

理由はその固さ。
天然畳と比べるとクッション性が少ないため、子どもが転ぶと結構痛そうな音が……。

お掃除の点では天然畳より安心感がありましたが、プレイマットを敷いていた分、そのメリットを感じる機会はほとんどありませんでした。

【天然畳】

◆使っている期間:1歳すぎ〜現在(1歳半)

メリット

  • 踏み心地がやわらかいので、転んでも安心。

  • お昼寝をさせてあげやすい。

  • その場に座って広いスペースで遊べる

  • 低い家具をインテリアに合わせやすい


デメリット

  • 飲食はちょっと不安。

天然畳になってから、畳のメリットを感じることがすごく増えたように思います。

まず、踏み心地が柔らかい。わが子はけっこう派手に転んでも、へっちゃらな顔をしています。
固さも適度にあるので、大人としても歩きやすいです。

そして、何気にありがたいのが、お昼寝のしやすさ。
お布団をさっと敷いて寝られるし、転げてはみ出ててしまっても、そのまますやすや眠ってくれます。

また、起きている時には、畳全体で広く遊ぶことができるのもいいところ。おもちゃが床に落ちるときの音が抑えられるのも、地味にありがたいポイントです。

さらに、子供用の家具を違和感なく合わせられるのは、畳の部屋の良さだなあと思いました。

和室は床座(ゆかざ)で過ごすことが多い場所なので、もともと背の低い家具がよく合います。
そのせいか、小さな子ども用の椅子や棚は、畳と相性が良さそうだなと感じました。

ただ、デメリットとしては、やっぱりお掃除の心配があります。

水分・油分は畳を痛めてしまうので、基本的には飲食は別のお部屋でしています。
水分補給のお茶をこぼすことはちょくちょくあるのですが、さっと拭いたら特に跡も残らないようです。


子ども部屋に畳を敷きたい!注意点は?


ここまで、和紙畳と天然畳について、それぞれの特徴と実際に使ってみてのメリット・デメリットをご紹介してきました。
ここで、どちらの畳についても注意したいポイントをお伝えできればと思います。

「水分と油分」
和紙畳であっても、大量の水分・油分はシミになる可能性があります。
こぼしたらさっと拭けるようにしておいたり、別のお部屋で食べるようにしたり、少し気遣いが必要です。

また、クレヨンなどでお絵描きするときは、レジャーシートなどを敷くと安心かと思います。

「引きずり傷」
重たいおもちゃの箱や椅子を引きずると、どうしても傷になってしまうことがあります。
できるだけ持ち上げて移動する方が無難なようです。


さいごに|子ども部屋にぴったりの畳って?


こんな形で、わが家では1歳までの乳児期に和紙畳を、1歳すぎからの幼児期に天然畳を敷いた部屋で子どもと過ごしてきました。

その経験を踏まえ、「子ども部屋にぴったりの畳」について、最後にまとめてみたいと思います。

結論から言うと、わが家的には
「天然畳の方が子ども部屋には良さそう。でも、乳児期にはその上にマットを敷いておきたい。」という印象です。

背の低い家具が合わせやすい、子どもが座って遊びやすいといったメリットは、和紙畳でも変わりません。

ですが、畳の良さを存分に発揮できるのは、やっぱり天然畳だなあ、と思いました。
踏み心地の良さや、ごろんとした時の心地よさは、い草のふっくら感のおかげのようです。

ただし、しょっちゅう吐き戻しや、おむつ漏れの心配がある乳児期には、天然畳では不安というのが正直なところ。

もし生まれてすぐに畳のお部屋で過ごさせるなら、初めのうちはマットを敷く方が安心かなあと思いました。

いずれにしても、畳敷きの子ども部屋は、これまでのところ気に入っています。
これから成長していくにつれ、新たに感じるメリットやデメリットもあると思いますので、それもまたお伝えできたらと思います!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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