ほぼ日手帳「カズン」では1日1ページ書けなかったり逆にページが足りなかったりなので、ほぼ日手帳「day-free」に乗り換えた話。
こんにちは、畳五良です。ほぼ日使用歴は今年(2020年)で2年目となります。現在は「カズン」を使用していますが、来年からは「day-free(カズンサイズ)」2冊体制に変更する予定です。
1.手帳と私
1.1.初めての手帳
私が手帳自体をまともに使い始めたのは大学を出たあとに就職してからのことで、初めのうちは会社から支給されたウィークリータイプの細長い手帳を使っていました。見開きの左ページが7等分されていて右ページがノートように横罫線が引いてあるだけのやつです。
販売業だったのですが、仕事柄というか、売り場内外を問わずあちこち動き回らければならず、またメモをとる機会も非常に多かったので、コンパクトで仕事着であるエプロンにも収まるサイズ感のその手帳は大変重宝しました。
1.2.次の手帳
やがて、やらなければならないことが増えてくると支給されていた手帳だけでは書くスペースが足りなくなってきて、エプロンにぎりぎり収まるサイズのA6サイズくらいのウィークリー手帳に切り替えました。このときの手帳は見開きの左ページが縦3分割で月曜日から水曜日、右ページも同様で、但し一番右側の欄が上下二分割で土日用になっている、土日の通常勤務を経験したことがないような人がデザインしたかのような手帳でした。
ウィークリー手帳を買ったものの、自分の仕事が日曜が必ず休みというわけではないのに対して、手帳上での土日の記入欄が狭すぎるので、この手帳は1年使っただけでした。
1.3.手帳とノートへ
かねてより準備していた転職という夢が叶い現在の職に就き、以前から使い慣れていたどこのメーカーのかも覚えていないウィークリー手帳に戻ってしばらくして、会社の先輩にこう言われました。
「仕事の記録をとっておいたほうがいいよ」
入社したてのころはそうそう大きなプロジェクトを持っていたわけではなかったので、手帳に書くことといえば予定とタスクと少ないメモだけで、「覚えておかなければならないこと」が中心でした。このときにどういう点を押さえて記録をとるべきかも教わったのですが、手帳は
・予定を書くもの
・タスクを管理するもの
という潜入観・認識しかなく、「記録を書き込む」という習慣がなかったので、仕事の記録は手帳とは別のノートに取り始めました。
1.4.ほぼ日との出会い
現職初年度に頂いた前述の先輩のアドバイスが非常に役に立ち、というのは、ほぼすべての仕事が1年周期でやってくる(プロジェクトの周期としては2年〜6年単位)ので、昨年の記録が大きな参考資料となり、同時に「どんな記録が役に立つか」という勝手がかなり分かってきました。
サブ見出しには「出会い」なんて大仰な言葉を書きましたが、実際には翌年用の手帳を探していて、「手帳でやりたいこと(条件出し)→条件に合う手帳」と探しただけですが、やはりいちばんのポイントは使用用途の多さでした。
他の似たような手帳でも、使用用途についてはあくまで使用者自身が用途を限定して思い込んでいるだけでいろいろできるのでしょうが、公式・ファン含めてほぼ日手帳を使うことを楽しんでいる層が多く「自分も手帳を楽しく使いたい!」と思ったのがほぼ日を選んだきっかけです。
その中で、自分の手帳活用案に見合ったものがたまたまカズンでした。
2.ほぼ日カズン
2.1.使用状況
各ページ使用状況
<年間インデックス>
・筋トレメニューと実施記録
・初年度は読書記録でした
<月間カレンダー>
・予定の記入:メインの仕事(付箋)
・予定の記録:メインの仕事(直書き)
・プライベートの予定
・人と会う、旅行、飲み会など
・勤務記録
・出勤、休日、有給、フレックス
・マンスリーToDo(余白)
<ウィークリーカレンダー>
・デイリーの予定(時間記入あり)
・ウィークリーToDo
<1日ページ>
・仕事の記録(ほぼこれがメイン)
・デイリーToDo
・時間軸:記録用
・プライベートの記録
・誰とどこで会ったとか
・読書感想、映画感想
・貼る系
・その年に出した年賀状
・御朱印
・映画のチケットの半券
・入園チケット
・思い出の写真
・マステ
・お菓子のパッケージ
・飲食店の名刺
・絵を書く
・アイデアをメモする
・記念スタンプを押す
...などなど。あまり細かく書くとキリがないのでこんなところで。私の場合はプライベートのことも仕事のことも同じ1冊の手帳で管理しています。
2.2.ほぼ日 カズンの問題点
<1日1ページが埋まらない>
1日1ページ埋まる日があればそうでない日もあります。書こうと思えばネタはその辺りにいくらでも転がっているのでしょうが、なんにせよ1日1ページが埋まらなかったときには罪悪感に押しつぶされそうになります。手帳を埋めることに義務感が発生して、これでは継続するための助けにはなりません。
<1日1ページでは足りない>
一方で、本の感想を書いたり、映画の感想を書いたり、筆が乗って1日1ページでは足りないという場合も出てきます。その日のページに書かなければならないことを書くスペースがなくなることも。テープなどで紙を貼ってページを継ぎ足すという方法もあるようですが、ページが埋まらない日の罪悪感も考えると、どうも1日1ページという体裁は、自分には向いていないのだと思われます。
<ウィークリーカレンダーが活用されていない>
自分の仕事のスタイルを考えると、1日に何件も予定を入れて細かくスケジュールを組まなければならないような状況は年に数回で、ウィークリーカレンダーはほとんど活用しませんでした。自分の場合、このページはなくても困らなさそうです。
<メモの検索性が悪い>
個々の案件の内容については、月間カレンダーに書いた予定から日付逆引きでの検索が可能ですが、それらの案件に付属しないメモ類について「書いたのは覚えてるけど、どこのページか分からない」という状況が多々発生しました。記入の仕方なり手帳の使い方なりを工夫して改善する必要があります。
<ToDoリストがあちこちに散っている>
月間タスクは月間カレンダーに、週間タスクはウィークリーカレンダーに、その日発生したタスクはメモとして1日ページに記入していたので、あちこちにToDoリストが散っていたので、全容の把握が難しい状況でした。タスクは一括して管理したほうがよさそうです。
3.day-freeにたどり着く
3.1.運用方法の見直し
以上を念頭において、手帳の運用方法を見直した結果、(ほぼ日手帳から優先的に探して)
・1日1ページじゃない
・2年使ってみての筆記量、ページ量
・サイズ感(カズンと同程度はほしい)
・運用案の実行可能性
を検討して、来年(2021年)は「day-free カズンサイズ」の2冊運用に決定しました。
3.2.運用方法(予定:ページ構成)
<1冊目>
年間インデックス
・勤務(出勤)記録
- 休み、有給、フレックス、残業等
・筋トレ記録
・読書頁数記録
・散髪記録
月間カレンダー
・完了した予定の記録
・勤務記録
方眼ノート
・日々の記録
- その日消化したいToDo
- 仕事の案件記録
- 読書感想、映画感想等
- 天気、健康管理、食べたもの、行った場所、所感
- 写真やチケットを貼る
・読んだ本リスト
・見た映画リスト
<2冊目>
月間カレンダー
・未来の予定
方眼ノート
・目次
・記入例表、略語表
・未消化予定のメモ(頭から記入)
・消化予定のメモ(後ろから記入)
・ルーティン
- デイリー、ウィークリー、マンスリー、イヤリー
・コーピングリスト
・読みたい本リスト
・定番リスト
・休みの日にやりたいことリスト
・筋トレメニュー
・手帳活用のヒント
My100
・今年やりたいことリスト目次
とりあえず、2021年はそんなカンジで手帳ライフを過ごしたいと思います。