Evernoteが使い物にならないので、notionに乗り換えた件

1.Evernoteが使い物にならない

2013年ごろからこれまで、Evernoteを使って来て、ここ5年ほどはプレミアムプランとして有料ユーザーとしてここへプライベートなことも仕事のことも含めていろいろなことを蓄積してきたわけですが、ここへ来て「同期がバチくそ遅い問題」が私の中で再浮上してイライラが募り、(年額で契約しているため)4月の契約更新を前に別のサービスへ移行することを決意しました.
以前、Feedly経由で購読しているどこぞのサイトでEvernote的サービスとして「notion」というのが紹介されていて「これは時間を見つけてよく調べてみなければ」と思って、皮肉な話ですがその記事をEvernoteに保存していたので、これを中心に調べてみると、これが結構使えそう.去年2020年5月(本記事執筆時点は2021年1月)にPersonal Planが無料になったということで「渡に船」とはこのことだと思って、早速移行しました.
How To記事ではないので、使い方についてはまぁ手前で調べてください.

2.notionの便利な点

まず何がいいって、Web本位なので同期とか必要ないって点です.Evernote
みたいにノートのデータをダウンロードしてストレージを圧迫する心配もない.ネット接続できる環境があれば問題ないわけですね.

2.1 ページのネストがめちゃめちゃできる
Evernoteでは構成の最小単位がノートでそれをマージ、ノートやマージされたノートをノートブックに入れて、複数のノートブックをスタックにまとめられるので、構造としては4階層まで作れるわけですが、そこからの情報の取り出しを考慮すると、スタックやノートの頭に規則的な名前を振ることが考えられます.
Evernoteのノートに相当するものはnotionのpageであるわけですが、試しにどれくらいの階層を作れるのかやってみたところ、下の画像のようになりました.画像では省略していますが、実際に必要になるかどうかはさておき、20階層くらい作ってもまだまだネストができる状況です.このpageはnotionではブロックと呼ばれる最小の構成単位の一つなのですが、これらのpageは本質的には全て同じもので、従って包含関係は簡単に変更できます.

2.2 データベースが便利
できることが某サービスに比べ圧倒的に多いので比較するまでもないのだろうけど、実際的な使い方として、読書記録というのを例としてあげます

それぞれのデータ(横列1行分)がpageと同じレベルの最小構成要素であるブロックで、Personal Planでは1ページに1,000個のブロックを追加できるようになっています.またカラムも自由に追加、並べ替えもでき、またプロパティタイプの選択によりテキスト、プルダウンリストからの選択、複数選択できるタグ、チェックボックスなどが利用できます.
またデータのソートや抽出が簡単に実行できるのも嬉しいです.
上の画像の書籍タイトル列の各書籍名の左にあるマークはpageのマークで、構造的にこの書籍タイトルをリンクの代替みたいにしてそこにスペースがあり、私の場合はカラムに乗り切らない書籍の情報、メモや感想を記録しています.罪と罰(上)は読んでいる最中でまだここにメモを書いていないので、何か中身のあるpageが発生していない状態です.

また(上の画像はiPadクライアント版なので省略されていますが)、各データにDate形式を追加することで、同じデータソースを用いてカレンダーViewを利用することもできます.私の場合はこれを簡単な日記を書くのに活用しています.

2.3 普通のページでできること

チェックボックスやリストは基本中の基本、ビデオやオーディオの埋め込みのほか、TEXを用いた数式の打ち込みまで、「/」を打ってサジェストされるものの中から選びたいものを選べばいいだけなので、これに関しては簡単な操作であると言えます.

3. まとめ

現段階でこのサービスは日本語化がされていない状態なので、人によってはまだ参入が難しいことは確かです.私の場合は習うより慣れろなので、試行錯誤しつつも活用していく次第です.いろいろできそうですね.

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