初めてホヤの刺し身を食べた
酒が好きです。
居酒屋メニューで特に好きなのが「ホヤの塩辛」。
北海道在住の私にとっては珍しい食べ物ですが、あの独特の風味が日本酒によく合い、滋味深い味わいが口いっぱいに広がっていきます。
ところが、塩辛は食べた事があっても、刺し身というのは食べたことがありませんでした。
昨日、スーパーに行くと売っていたのが、宮城県産の殻付きホヤ。「これはチャンスだ」と購入し、捌き方などをネットで調べてみました。
「生はクセが強いので、初心者は塩辛のほうがおすすめ」と書かれており、期待が高まります。
スーパーのものでしたが、そこまで鮮度が良い感じもせず。
パックを開けると強烈な磯の香り?がキッチンに充満。
うーむ、これは相当臭いか…?
Youtubeを見ながら捌き、盛り付けたのがこちらです。
塩もみしたキュウリの塩味と、レモンの酸味だけでいただきます。
肝や腸は取りましたが、茶色っぽい部分や他の内臓はそのままにしています。
ネットの解説では、ここが特にクセが強いから初心者は取ったほうが良いと言われていましたが…
これはウマい!!
独特の風味がウマい!!
ジンギスカンもあの独特な風味がウマいように、ホヤもまさにそのとおりです。
柑橘の爽やかさとのバランスが絶妙で、”コリフニャッ”とした食感も心地良いです。これは思わず酒が進む。
当初は「刺し身」というぐらいだから醤油とワサビで食べるものだと思っていましたが、(もちろんそれも美味しいと思うけど)酸味との相性は非常に良いでしょう。
磯の香りと”ホヤ味”、内臓のエグみなどをさっぱりと打ち消し、きゅうりの青臭さもそれらをマイルドに中和してくれる気がします。
「鮮度が落ちるとクセが強すぎて食べられない」とよく言われますが、個人的にはそんなこと無かったです。
何なら思ったよりクセがなくて、がっかりしたぐらい。
旬がいつなのかは分かりませんが、スーパーで見かけたらリピートしちゃうと思います。他の刺し身より断然安いですし。
ちなみに、お酒はこちら。あっさりして飲みやすかった(飲みすぎた)。
ラベルが可愛かったので、つい買ってしまいました。
今度は宮城産のお酒で合わせたいです。山田錦とか。
多分キレのある日本酒と相性が良いでしょう。
ともかく、食わず嫌いせずに何事も挑戦ですね。
美味しかったです。