【レベル5】転職を決めた理由
4月で社会人3年目を迎えました。
そしてこの春、2年間務めた旅行会社を離れ転職しました。
転職に至った想い、経緯をここに記しておきたいと思います。
長文です!
結論 やりたいことに挑戦しなきゃ!
「○○のために転職しました!」と一言で表現するのは難しいのですが(決断するまでに悩んだことがあまりに多すぎて)、あえて短く表現するとすれば、「やりたいことに挑戦しなきゃ」という考えに至ったので転職をしました。
前職で嫌なことが全くなかったというと嘘になりますが、何かから逃げたくて、とか耐えられなくなって、のようなネガティブな理由だけで転職を決めたわけではありません。
前職でお世話になった方々にはとてつもなく感謝していますし、前職での経験があったからこそ今の私があります。大好きな同期や先輩に出会えたこと、研修で日本各地の視察ができたこと、そのどれもが私を新卒採用ですくいあげてくださったから得られたものです。
4年間(インターン期間を含む)の感謝をこれからも忘れることなく持ち続けていきます。
① 前職での自分とその将来
前職は旅行会社で法人営業として勤務していました。
旅行会社といっても、職場旅行の提案だけではなく株主総会の会場手配やHRテックのような総務系商材の営業も行っていました。
職場旅行1つをとっても、企業によって職場旅行を行う目的は様々で(社員交流・成績優秀者の報奨旅行・視察・周年行事など)、旅行内容も企業ごとに異なります。
もうすでにお気づきのように、無形商材であるがゆえにできることの幅がほぼ無限大で、自分の意志と能力次第では実現できないことは無いような気がします。
ここで働く先輩方は想像力や漏れなく準備をする力が本当にすごいです。
そんな先輩のようになりたいと思っていた私ですが、常に自信が持てず気づけば自分を押し込めるようになっていました。
1年目が終わろうとしているころ、
仕事を得るためには営業力が大前提となるこの会社で、自分の営業力に疑問を持ち始めました。(営業歴が浅いと言われるとそれまでですが)
旅行を即座に必要としていないお客様に対して、自信をもって提案することができず、更に利益を上げるための見積もりを作るのも正直心が痛く感じてしまっていました。
仮に言葉で押し切って契約を成立させても、誰かを助けることにはつながらないのでは?、とか今の私では料金に見合った価値を提供しきれないのでは?、と思うと不安や申し訳なさを感じてしまい行動力に欠けていました。
そうしているうちに、入社当時は負けるもんかと何かと競い合っていた同期と少しずつ力の差を感じ始めていて、上司や先輩の期待に応えなきゃという焦りから気づけばその差を隠すように振舞っていました。
そんな自分が嫌で、同期や先輩に相談をしながら自分なりにもがいてみたもののそんな簡単に解決はできず…。
このままでは、5年後10年後もこうして仕事をしている風で年月を過ごしている弱い自分しかイメージできず、年齢を重ねただけの中身のない社会人になるのでは…と焦りはじめました。
このあたりから自分がどうなりたいのかを考えるようになり、同時に転職がボヤっと頭に浮かび始めました。
② コロナの襲来
ちょうど転職を考えはじめた矢先にコロナウイルスが襲来し、旅行業界は大きく打撃を受けました。
事実、3日後に添乗予定だったハワイツアーも中止になり、その後も予定されていたツアーは全て中止になりました。
もちろん収入面にも影響は広がっていました。
状況が状況だけに、人生について考えることが増えてきました。
実際の仕事の状況はというと、4月からは在宅勤務となり、案件はほぼ皆無。そのため毎日電話で新規の営業をし続ける状況でした。
このような状況での旅行会社のセールスです。
結果は簡単に想像できると思います。
在宅勤務の良し悪しはありますが、この時の私は先輩とコミュニケーションがうまく取れておらず、成長という面でこれまで以上に停滞感がありました。
この停滞感は、別の業界でバリバリ働いている同期を見ていると、次第に焦りに変わり、不安に変わっていきます。
この状況を好転させるために転職活動を本格的に始めたわけですが、この時に考えた次の2点が転職の軸になっていきます。
・営業職を続けるかどうか
・誰のために仕事をするのか
③営業職を続けるかどうか
まずは、大前提として職種から。
そもそも私が営業職を選んだ理由は「文系の男子=営業職」という単純なものでした。
もっと正直に言うと、営業職以外を知らなかったとも言えます。
先に書いたように、営業力に自信は持てませんでした。
だから営業以外の職種を、と安直に考えたわけではありません。
社会人としてここから40年近く働くと思います。
その長い年月を、ちょっと知っているからというだけで決めた営業職でいいのか、と考えるようになりました。
40年後に社会人人生を振り返った時に、営業職以外もやっておけばよかったと後悔するくらいなら、今から興味のある職種を経験しておきたい。いろんな職種を経験して、それでもやっぱり営業職が一番自分に合ってたよな、と思えばその時はまた覚悟を決めて営業職に戻ればいい。
そう思うようになり、営業職を離れる決断をしました。
これで軸が一つ決まりました。
➃誰のために仕事をするのか
これはなかなか壮大な問題です。
お客様のためともいえるし、家族のためともいえるし、自分のためとも言えます。
2,3日考えて答えが出るものでもありません。
でも、ある一言で光明が差しました。
それは兄に転職を考えているという旨を相談したときのことでした。
「自分のやりたいことをやってみれば?お前は優しいけん、周りが安心すると思って大手企業に就職したんかもしれんけど。若いうちはやり直せるんやけん。」
!!!!!!
この言葉で頭の中がハッキリしました。
図星だったのだと思います。
これまでは両親や親戚、周囲の人が喜ぶ方向に私のやりたいことを寄せていたのだと思います。
実際に就職活動をしていた時も、「とりあえず大手」と考えていましたし、仕事に対するこだわりもなかったために、「大手でみんながよく知る営業職」に就いていました。
そして、同時に大切な人から言われた言葉も響いていました。
「辛い顔して働くのを見てるほうが辛い。無理してお金のために働くより、楽しそうに働いてるほうが嬉しい。」
だれかのために自分を押し殺して働くよりも、
私自身(を大切にする)のために仕事をすることのほうがよっぽど、
家族や大切な人のために働くことになる。
そのほうが結果として周囲の人のためになる、ということに気が付きました。
だから私は<営業職以外>で<自分のやってみたい>仕事を探すことになりました。
⑤出会い
転職活動の軸は決まりました。
これで次の職場は「農業に関わること」または「面白いと思えるビジネス」のいずれか、とも決まりました。
農業は昔から身近にあった、ということもありずっと興味がありました。
「農業に関わること」は求人の条件として経験者や理系出身者になっており今の私では難しいというものが多かったです。
「面白いと思えるビジネス」は抽象的すぎてどう探していいのやら…。という感じでした。
ですが結果として、私が決めた転職先は「面白いと思えるビジネス」の方でした。
その企業はレンティオ株式会社です。(HPはこちら)
レンティオを知ったきっかけは、よく聞くラジオ番組に社長が出演をしていたことです。(その番組の出演回はこちら)
「消費者の行動を変える」「モノではなく情報を売る」という観点に惹かれ、更に社長の人柄に惹かれ、もうここに応募しない手はないと思い必死に求人を探しました。
その後トントン拍子に面接が進み、カスタマーサポート職として内定をいただきました。
こんなことあるのかという出会いでした。笑
⑥これから
いよいよ来週からレンティオ株式会社でカスタマーサポートとして働くことになったわけですが、ここまで本当に悩みました。
大手企業を離れること、周囲からの評価、生活環境の変化…
25年間の人生において、これまでの生活を失うリスクのある決断は初めてでした。
だからこそ人生で一番悩み、考えました。
でも、この決断を下し一歩踏み出したことで少し自信が持てるようになりました。
応援してくれるみんなに恩返しできるように、次こそ会社の主力にならなきゃという責任感も感じています。
これから社会はこれまで以上にはやいスピードで変化をしていくといわれています。
そんな社会にいる私は、その変化と同じかそれ以上のスピードで成長をしていかなければなりません。
お客様を何よりも大切にしながら社会に良い変化を与えようとしている次の会社で、勉強を怠らず、前向きに、貪欲に、でも素直に頑張って参ります。
自分で決めた挑戦です。
必死にもがきながら壁を越えていきたいと思います。
数年後、この決断を間違いじゃなかったといえるよう、これからの道を自分で作っていきます!頑張ります!!
長文でしたが、お読みいただきありがとうございました。
転職活動を考えている方、周りに流されず最後はぜひ自分の意志で決めてください。
そこに残るも、一歩踏み出すも、自分で決めた決断なら絶対に後悔はしないと思います。
でも、一人で悩まず、誰かに話を聞いてもらったりしてください。
決断をするときに誰かが近くにいてくれることを実感できるのは、とても大切です。心がぐっと強くなりますし、背中を押してもらえます。
もし私に少しでも力になれることがあればご連絡ください。
できる範囲で協力します!