孤独な日々と車輪の唄
そんな爆音と汗のニオイのなかギターの練習。
半ばテニプリにはなれないと悟りながらのテニスの練習。
練習、練習、練習。
練習ばかりだったけど、不思議と飽きずに両方続けていた。
テニスの方は、詳しく語らないけど、最後の試合で顧問と喧嘩して出場しなかった。
投げつけたラケットと共にあっさりとテニスの王子様になることは諦めたのでした笑
でもぽっちゃりだった身体はテニスのおかげでだいぶ絞れたので、良かったかな。
ギターの方といえば、ずっと一人で練習していた。
多分、クロスロードより先に弾けるようになったのは「大切なもの/ロードオブメジャー」だったと思う。
「大切なもの」はほぼ全編パワーコードで弾けるし、エレキっぽい歪んだ音とブリッジミュート。
初心者にはかなり楽しい曲だ。
ただ歌はかなり難しいんだけどね。
「大切なもの」の他には
「ガラスのブルース/BUMP OF CHICKEN」とか「天体観測」とかを練習し始めていて、バンプの曲も結構弾けるようになっていってたな。
でも他にギターをやってる奴とかドラム叩ける奴とかいなかったので、バンドも組まずにずっと孤独感の中練習をしていた。
中3の夏頃。
同じ塾に通ってた友達が突然
「おれドラム叩けるで?」
とか言い出した。
「えええええええ!」
なんで言ってくれなかったの?
だったらバンドやれるじゃん!
正直、この頃の記憶あんまりない笑
だけど中学生の最後にバンドを組んで、体育館でライブをした記憶がある。
ギターを弾きたい奴や
歌を歌いたい奴
動き出すとワラワラと現れた。
ライブでは「車輪の唄」を演奏した。
世界で一人ぼっちな気分になっても
車輪を回せば、仲間が見つかる。
なんかそんな気分で中学生とギターライフを終えたのでした。
え?
ギター辞めたの?
そう。
ギター辞めたの。
続く。
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