水野祐(Tasuku Mizuno)

法律家/弁護士(シティライツ法律事務所、東京弁護士会)/Creative Commons Japan理事/Arts and Law理事/九州大学GIC客員教授/慶應義塾大学SFC非常勤講師/リーガルデザイン・ラボ/note株式会社などの社外役員/ポストは個人的見解です。

水野祐(Tasuku Mizuno)

法律家/弁護士(シティライツ法律事務所、東京弁護士会)/Creative Commons Japan理事/Arts and Law理事/九州大学GIC客員教授/慶應義塾大学SFC非常勤講師/リーガルデザイン・ラボ/note株式会社などの社外役員/ポストは個人的見解です。

マガジン

  • 【補遺】「新しい社会契約(あるいはそれに変わる何か)」

    雑誌「WIRED」で連載中の「新しい社会契約(あるいはそれに変わる何か)」の補遺となります。

最近の記事

補遺16: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第16回「法によるプラットフォームのメタデザイン」

雑誌『WIRED』Vol.51(2023年12月18日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第16回「法によるプラットフォームのメタデザイン」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) プラットフォームを規律する「メタデザイン」としての法の役割については、成原慧『AIネットワーク社会におけるアーキテクチャと法のデザイン』(稲葉振一郎、大屋雄裕、久木田水生、成原慧、福田雅樹編著『人工知能と人間・社会

    • 「新興科学技術の研究開発・実装における研究者自治とリーガルデザイン」スライド公開

      本日11/7(火)に開催された、第4回RISTEX総合知オンラインセミナー「学際研究/共創型研究のすすめ」において、「新興科学技術の研究開発・実装における研究者自治とリーガルデザイン」と題する発表を行いました。 使用したスライドを公開させていただきます。 ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。 P.S. 研究者自治については、今日お話した点以外にも、私が仕事で関わる産学連携やTLOにおいて、研究者がどうしたいか、何を考えているかがわからず、スタックしてしまっ

      • 補遺15: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第15回「長期主義(long-termism)と未来世代法」

        雑誌『WIRED』Vol.50(2023年9月21日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第15回「長期主義(long-termism)と未来世代法」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) タイトルとなっている「長期主義(long-termism/longtermism)」は、ウィリアム・マッカスキル教授により提唱されている言葉で、これは彼が主張している効果的利他主義と結びついた言葉と理解され

        • 「Web3における法のデザイン」スライド公開

          2023年8月29日(火)シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]で開催されたFuture Ideations Camp Vol.2 【基調講演04】水野 祐「Web3における法のデザイン」のスライドを公開します。 YouTubeでの配信はこちらでご覧になれるようです。 タイトルがやたらと大仰、かつ、Web3といってもNFTを中心に扱っていますが、何かしらのお役に立てば幸いです。

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        • 【補遺】「新しい社会契約(あるいはそれに変わる何か)」
          16本

        記事

          noteのつぶやき機能つかってみた(役員なのに知らなかった人)

          noteのつぶやき機能つかってみた(役員なのに知らなかった人)

          補遺14: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第14回「OpenAIの「利益上限付き」会社の試み」

          雑誌『WIRED』Vol.49(2023年6月16日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第14回「OpenAIの「利益上限付き」会社の試み」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) イーロン・マスクがOpenAIを揶揄したコメントは以下のとおり。 注2) OpenAIは、2015年12月に公開しているブログにおいて、特許やオープンソースについての考え方について、「「非営利団体である私たちの

          補遺14: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第14回「OpenAIの「利益上限付き」会社の試み」

          生成AIの法的・倫理的な論点

          昨日4/25に開催された、MITテクノロジーレビュー主催『生成AI革命 ー破壊的テクノロジーがもたらすチャンスとリスク』で使用した登壇資料を公開します。 ・持ち時間20分の発表資料なので、「主な」論点というくらいでご理解ください。 ・イベントの開催趣旨に鑑み、生成AIのうち、画像生成AIに比重を置いた内容になっていること 以上、2点にご留意いただければ幸いです。 あと、このイベント冒頭でも申し上げましたが、新興技術に関して「●●のリスク」という言葉が多用されますが、「リ

          生成AIの法的・倫理的な論点

          補遺13: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第13回「「脳神経権」と内心という最後の秘境」(編集中…)

          雑誌『WIRED』Vol.48(2023年3月16日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第13回「「脳神経権」と内心という最後の秘境」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) ニューロテクノロジー、ニューロテック・ブレインテックの現在地については、以下の書籍を参照。 進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)amzn

          補遺13: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第13回「「脳神経権」と内心という最後の秘境」(編集中…)

          補遺12: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第12回「生成AIの民主化とAIガヴァナンス」

          雑誌『WIRED』Vol.47(2022年12月16日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第12回「生成AIの民主化とAIガヴァナンス」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) 機械学習アプローチAIの社会における浸透度については、ショーン・ジェリッシュ『スマートマシンはこうして思考する』と、後記ペドロ・ドミンゴス『マスターアルゴリズム』参照。 注2) ビッグデータとAIアルゴリズムによる

          補遺12: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第12回「生成AIの民主化とAIガヴァナンス」

          補遺11: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第11回「アヴァターと相互運用性」

          雑誌『WIRED』Vol.46(2022年9月14日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第11回「アヴァターと相互運用性」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) 本原稿を執筆するにあたり、およそ「メタバース」と付された書籍をあらかた目を通したが、主たるものを列挙しておく。ニール・スティーブンスン『スノウ・クラッシュ』、加藤直人『メターバース さよならアトムの時代』、新清士『メタバースビジネス

          補遺11: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第11回「アヴァターと相互運用性」

          スライド公開(JST-RISTEX 「ゲノム倫理」研究会 サロン2022)

          昨日(2022年9月9日)参加したJST-RISTEX 「ゲノム倫理」研究会 サロン2022で使用したスライドを公開します。 遺伝子・ゲノムに関連して知っている法令やegovで検索した法令をマッピングして、 医療、環境(生物多様性)、食・農という分野の分断による、日本の遺伝子・ゲノムに関連する法制度のわかりづらさ 医療における長年の指針行政の影響は? クローン技術規制法のように技術に焦点を当てるか、分野に焦点を当てるか 等について、話題提供しました。 医療、環境、

          スライド公開(JST-RISTEX 「ゲノム倫理」研究会 サロン2022)

          メタバース関連技術と権利、契約の変化・留意点

          本日、「VRMコンソーシアム:2022セミナー メタバースの標準化にむけた取り組みと課題について「第1回:インターオペラビリティ(相互運用性)とVRMが目指すもの」で表題のタイトルで発表させていただきました。 使用したスライドを公開させていただきます(とりいそぎ)。

          メタバース関連技術と権利、契約の変化・留意点

          補遺10: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第10回「気候変動と法のコンヴィヴィアリティ」(絶賛編集中)

          雑誌『WIRED』Vol.45(2022年6月13日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第10回「気候変動と法のコンヴィヴィアリティ」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) 気候変動の緊急性については、吉舘恒介『エネルギーをめぐる旅 文明の歴史と私たちの未来』を参照。また、気候変動におけるビジネス・セクターの重要性を説くものとして、エイモリー・B・ロビンス『新しい火の創造』を参照。 注2)

          補遺10: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第10回「気候変動と法のコンヴィヴィアリティ」(絶賛編集中)

          補遺9: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第9回「NFTの「準所有」と著作権の終わり(の始まり)」

          雑誌『WIRED』Vol.44(2022年3月14日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第9回「NFTの「準所有」と著作権の終わり(の始まり)」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) タイトルにある「準所有」は造語である。民法では、物を自己のためにする意思をもって物を所持することを「占有」と言うが(民法180条)、権利等の物以外の財産権について自己のためにする意思をもって権利を行使することを

          補遺9: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第9回「NFTの「準所有」と著作権の終わり(の始まり)」

          補遺8: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第8回「クリエイターエコノミーと修理する権利」

          雑誌『WIRED』Vol.43(2021年12月13日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第8回「クリエイターエコノミーと修理する権利」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) 「クリエイターエコノミー」という端緒は、2019年の米VCアンドリーセン・ホロウィッツのリ・ジンによる「パッションエコノミーと仕事の未来」という記事だと言われている。ただ、ただ、クリエイターエコノミーと呼ばれる新しい

          補遺8: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第8回「クリエイターエコノミーと修理する権利」