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話題のベルフェイス、1年働いた振り返り(1/3)~入社直後ドタバタ編

ベルフェイスでプロダクトマネージャーをしている石田です。ちょうどベルフェイスに入社して1年経ったので、自身の仕事との振り返りをまとめてみました。自身の「仕事実績の整理」と同時に、ベルフェイスの実態が少しでも生々しく伝わればと思います。
※ベルフェイスに興味持ってくださる人のために、こうしたら良かった(駄目だった)ということもなるべく書くようにしています^^

しっかり振り返ろうとしたら…全3部作になってしまいました(笑)徐々に分けて公開していければと思います。今回はまず第1部です。

・第1部 1月~3月:入社直後ドタバタ編
・第2部 4月~9月:プロダクトマネージャー編
・第3部 9月~12月:怒涛の兼務編

振り返ってみると「働きすぎだ(苦笑)」と思いましたが、それだけベルフェイスには課題しかなかったのです。そしてありがいことに、自分が出来ることが多く、自由にやれる環境がありました。

さて、それでは第1部お楽しみください!

【1月】ぼっち入社、自由に動いちゃう

1月のハイライト

・組織理解、キーマンを把握し突撃1on1
・特命ミッション、自由気ままに動きまくる

2020年1月、入社直前に骨折し、松葉杖をついたインパクトある出社がベルフェイス生活の1日目となった。坊主頭のゴツいおっさんの松葉杖姿は、完成したばかりの渋谷スクランブルスクエアWeworkのイメージをいくばくか下げてしまったかもしれない。

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勢い余って、当時のbellFaceのCMをパロって自己紹介とかもしてみた。Slackでは「wwww」と「お大事に」が同じ数スタンプがついた(´;ω;`)

僕は入社時から特命ミッションが渡されており、既存のチームにはいることはなかった。同期は16人もいたが、完全な「ぼっち」である。なので、入社時に自分で作った90日プログラム(90日のアクションを定義し、振り返る)、初月のテーマは「組織を学習する」だった。

※90日プログラムの詳細は以下の記事に書いております。自分のチームに配属されるメンバーには必ずやってもらっています。おすすめ!

・組織理解、キーマンを把握し突撃1on1

組織を学習するために、経営陣、ゼネラルマネージャーを中心に突撃1on1を行った。合わせてその方々に「キーマンは誰ですか?」と聞いて、キーマンにも突撃1on1をした。

ベルフェイスのいいところの一つは「ぼっち」に…いや、人に優しいことである。”困ったときはお互いさま”というValueが一番社内でも愛されている気がする。

おかげで松葉杖ついた坊主の1on1に誰もが快諾をしてくれ、相互理解の有意義な時間となった。本当に最初にやって良かったと今でも思う。

ちなみに1on1では転職時に使った自己紹介資料をそのまま使った。

・特命ミッション、自由気ままに動きまくる

特命ミッションは社長の中島さんが動かしていたが、責任者も推進者もおらず、あまりに宙に浮いている事が多すぎた。キーマン1on1をしていく中で、「あ、ヤバいなコレ」とすぐに分かったので、入社5日目には、勝手に特命ミッションに関わるメンバーの体制図を勝手に作って中島さんに持っていた。

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体制図の責任者の欄に石田と書くのは流石に憚られたのだが、中島さんからの一言は「そこは石田さんで」だった…(苦笑)

おかげで吹っ切れ、自由気ままに動きまわった。色々やったが、特に良かったのは次の2つ。

①ベルフェイスの株主に連絡をして、特命ミッションの参考になる他社のキーマンを紹介してもらう
②自身で勝手に人材エージェントを探し、人探しを始める

どちらもその後、ちゃんとした結果につながった。ちなみに①はほとんどの人がやらないが、あまりに勿体ない。株主は会社の成長を望んでくれているので、とことん頼るべきである。

【2月】プロダクトの”そもそも”を考える

2月のハイライト

・ユーザー理解、プロダクトが難しい事に気づく
・コンセプト定義、そもそも論とマーケティングメッセージ

・ユーザー理解、プロダクトが難しい事に気づく

90日プログラムの2ヶ月目のテーマは「ユーザーの解像度を上げる」だった。前職ではbellFaceを導入していたけど、僕自身はマーケティングや開発組織の統括をしていたので、実際に使う機会には恵まれなかった。

UX設計スペシャリストを名刺に書いている手前、「ユーザーから見てプロダクトがどう見えるのか?」を客観的に把握せねばと考え、知人10人にひとまずbellFaceを使ってみてもらうことにした。

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驚いたことに誰一人使えなかった…ログインして10人全員がポカンとなってしまった。bellFaceは初めて使うときのハードルが高い難しいプロダクトになってしまっている事があらわになった。マニュアルは揃っていたけど誰も見ない、やれることは色々あるけどやるべきことはわからない…チュートリアルの整備が急務であった。

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・コンセプト定義、そもそも論とマーケティングメッセージ

ユーザーインタビューや株主紹介の有力SaaSのキーマンインタビューをすすめる中で、そもそも
・bellFaceがターゲットにしている顧客って?
・どんな利用シーン提案をしている?
・適切なマーケティングメッセージ出せている?
そんなことが実は曖昧になっていることが分かってきた。

そこでキーマンを集めて、朝から”bellFaceのそもそも”を議論する会議を開催、最終的にはプロダクトのキーメッセージを変えるキッカケになった。
※ちなみにコロナの急激な市況変化によって、このメッセージは二転三転してしまうことになります(汗)

また2月はbellFaceが52億の大型調達をした月、リード株主になったSignifiantの村上さんとのディスカッションに衝撃を受けたことは今でも鮮明に覚えている。恥ずかしながら議論についていくことが精一杯、”録音→聞き直し”をしてハラオチ、アクションにつなげる…新卒のようなに必死さだった。

【3月】緊急プロジェクト始動、責任者に就任

3月のハイライト

・コロナ禍、緊急プロジェクトが開始

3月はコロナ対策としての無償提供のプロジェクトに必死だった。全社一丸でいま困難な社会に対して、なにか出来ることはないかを考えていた。あまりに必死過ぎて記憶がない…が、リリースに至るまでの6日間は鮮明に覚えている。

2月27日(木)の23:30頃、マーケ責任者、僕、社長の中島さん、Signifiant村上さんの4人でオンライン会議をしていた。そこでふと無償提供の話が出た。夜も遅かったので、中島さんが持ち帰るとした。

2月28日(金)朝に、中島さんから多方面に指示が飛んだ。事業計画は?キャッシュフローは?バーンレートは?既存顧客は?システム負荷は?オペレーションは?その日の夕方には各ラインの責任者が一同に介して、かき集めた情報を共有した。

土日の間はオンラインで集まれる人が集まり、議論をしていた。仮にやるとなった場合の想定ケースを詰めていた。

3月2日(月)朝一で、全社に向けてメッセージが送られた。「無償提供をやる」と。僕自身もこのプロジェクトの責任者をすることになった。清水さん野田さんというベルフェイスでも断トツにデキる2人が同時に責任者になってくれた。

3月3日(火)~3月4日(水)ここからは記憶が定かではない(笑)とにかく必死だった。オペレーション、契約、サイト、サーバキャパシティ、メンバー評価、マーケティング内容、営業業務、CS業務、顧客提供コンテンツ…すべて変えた。今だから言うが、絶対にトラブると思っていた(苦笑)

3月5日(木)朝9時にリリースが出た。トラブルは起きなかった、奇跡だった。

トラブルは起きなかったが、オペレーションはガタガタだった。日々変化するオペレーション・業務に耐えて走り抜けたベルフェイスのみんなは本当にすごいと思っている。

第1部はここまで!

1~3月で3,000文字を超えてしまった。これでも随分と端折ったつもりだ…

3月以降はコロナが広がり、小池都知事のロックダウン発言、安倍元首相の緊急事態宣言へと繋がっていく。日本が、世界が、生活様式を変えていかざるをえなくなった。

3月末の夕方に、社長の中島さんに呼び止められ「4月からはプロダクトマネージャーになってもらいたいと思う」と告げられた。「4月まであと2営業日しか無いやん」と思ったことは心にしまっておく。

コロナ禍における第2部、プロダクトマネージャー編もぜひご期待ください!

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