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【採用される側→する側になった人が今思う】「みんなこうやって職務経歴書書けばいいのに」と思うこと3選

こんにちは。

転職を経て、某ベンチャー企業の採用担当になりました。

僕の転職記録を見てくださった方々からすると、
「え、あいつ営業じゃなかったの」
と思うかもしれませんが、そうなんです。
ご縁あって人事部採用担当をやらせてもらってます。

その経緯はまたお話しするとして、

今回は、採用担当としてたくさんの新卒や中途の方の履歴書、職務経歴書を見る中で感じた

「もっとこうした方が目に留まる可能性が高いよ」

という項目をお伝えしていきます。
特に職務経歴書の前職まで何をしてきたかを記載する欄の話になります。
職務経歴書やビズリーチなどのスカウト媒体に登録する時にもご参考にしてみてください。
転職活動中、新卒の就活中の方に参考になれば嬉しいです。

1.所属組織の詳細と前提を伝える

株式会社〇〇と会社の名前を聞いてすぐに「お、この人はこんな仕事をしているんだな」とわかることはあまりありません。

予測することはできますが、もう少し詳しく且つ簡潔に伝える必要があります。

たとえば銀行と一括りに言ってもその中にたくさんの業務があります。
法人向けに融資を担当していたのか個人向け窓口担当なのか。

それを書いていない人が多すぎます。

加えて最近の会社はローマ字でおしゃれな名前がついている分、
何をしている会社から来た人なのかさっぱりわかりません。

・何人の組織なのか
・営業担当なら「何」を「誰」に売っていたのか
・webマーケターなら何のサイトを扱っていたのか(サイト名ではなく)
・役職、役割は何だったのか

ここら辺を書いておくとイメージがつきやすいなと感じます。

たとえば、

⭕️高級車の販売。
営業所に営業マンが10人。その中で部下5人をまとめながら自らも販売員として接客。顧客は〇〇区を中心とした富裕層。

こんな感じが良いかと思います。

❌自動車の販売。
お客様との関係構築を大事にし、声をしっかりと聞いて販売することを心がけていました。

上記の❌のような文だと、「接客態度は意識していたんだろうけど、どんな業務を経験をしてきたんだろう?」となってしまいます。

2.目標達成の難易度を定量的に伝える

これも前提を伝えるという点では上記1と同じですが、

「2021年は5,000万円の売上を達成」

とだけ書いてある履歴書があります。

・その売上を構成しているのは単価いくらの商品なのか
・その商品を成約させること、目標を達成することはどれほどの難易度なのか

という情報が必要です。

また、新卒で言えば

・部活動、サークルの規模はどれほどなのか
・その中でどんな役割だったのか

あたりは書いておきましょう。

もちろん面接でそれらを深堀りしていくのですが、そもそも記載が無いとその人の能力がどんなものなのかがわかりません。

ぱっと見でそれがわからなければ、面接にご案内してお話ししてみようとはならないのが一般的な人事の気持ちかと思います。

5,000万円の売上(目標比150%、全社員500名中4,500万円以上は10人だけ)

せめてこれくらいのことだけでも書くと一目で「この人は良い営業マンなんだな」とわかりやすいかと思います。

できるだけ定量的に目標や前提を表現してみましょう。

3.適切な文量

前提の説明と、定量的な指標を入れる一方、分量にも気をつけましょう。

人事は基本的に一日何十枚〜何百枚の書類を見ています。

その中で目に止まるためには、

「いかに人事に読むのがめんどくさい書類だと思わせないか」

という視点も重要だと思います。

ぱっと見で「うわ長っ。読むのめんどくさっ」と思われスルーされないためです。

読みやすいと思う人の履歴書は

・【ポイント】と書いた上でサマリーを一番上に書いて下に詳細説明
・一つの文章が長すぎない。
・ストーリーの時系列がわかりやすい。
・改行や文章と文章の間をうまく空ける。
・上記2の「5,000万円の売上(目標比150%、社員500名中4,500万円以上は10人だけ)」のようにちょっと読んだだけでこの人は成果を残したんだなとわかる工夫をしている。

このあたりを実践していることが多いと感じます。

目的は「面接に通してもらう」ことかと思いますので、詳細な工夫や考え方は面接で聞いてもらうとして、そこに行き着くために必要最低限の情報を端的に与えることが重要です。


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