第二新卒転職ってぶっちゃけどうなの?
僕はいわゆる第二新卒として転職を経験しました。
新卒で入った金融系の会社を3年弱で退職し、その後ベンチャー企業に入社。
今回は私の転職活動と、日々の人事業務を通しての経験からの話がメインにはなりますが、第二新卒転職の是非について書いてみます。
早速結論
良い。是非検討するべき。ただし、、、
ただし、、、の後の部分は後ほどお伝えするとして、第二新卒の転職が良いと思う理由を3つに分けてお伝えしたいと思います。
①時代が転職を後押ししている
これは実は大きいのです。
youtube見ていると某スカウトサービスと某求人広告サービスのCMばっかりが流れてきます。(「〇〇リーチ!」「〇〇なら、きっと今だ」的な)
それだけ転職が当たり前で人材の流動性が高い世の中なのです。
大卒3年程度までの人を「第二新卒」として積極採用する企業が全体の約4割まで増えていることも若者の背中を押す。
上記の記事にこう書いてある通り、第二新卒は積極採用される世の中なのです。
その理由は二つあると考えられます。
・初期の教育コストが低い
・一定のビジネスリテラシーがある
あたりが挙げられると思います。
つまり新卒よりも教育コストが低く、とはいえまだ一社目の会社に染まりきっていないため採用後も変な癖がなく活躍してくれる可能性が高いのです。
終身雇用の世の中とは異なり、基本的には多くの企業が第二新卒層を求めており、世の中も転職を支援してくれているということも相まってかなり動きやすく受け入れやすい環境にあると思います。
②新卒より視野が広がった状態で会社を見ることができる
第二新卒の方は新卒の時と比べて、より自分の興味や志向にあった会社を見つけることができる可能性が高いと考えています。
もしこれを読んでいただいているあなたがいわゆる第二新卒で転職を検討している方だとしたら、おそらく学生の時に見えていた社会と今見えている社会の姿は異なって見えているはずです。
「思ったより社会って腹黒いな。。」
「思ったより会社って楽しいな」
「あれ、俺って意外と仕事できるかも?」
感想はまちまちかと思いますが、きっと新卒で会社を選ぶ時とは違った視点が備わっているはずです。
実際、私も普段多くの方の面接を担当させていただく中で、新卒で選んだ会社の志望理由を質問すると90%くらいの方が
「いやあ、あの時は何も考えてなくて、、」
「恥ずかしいのですが、成り行きで決めました」
「人事の方が優しかったので」
と回答されます。
これらの回答が悪いというよりも、新卒の就活なんてそんなもんだと僕は言いたいのです。
社会に出ていない状態で会社を選ぶなんてリスクが高すぎると思っています。
(なので、ここ最近の学生さんと話していると多くの方が大学生のうちからインターンに参加してそのギャップを埋めようとしていて素晴らしいなと思っています。)
既になんとなくで最初の会社を決めてしまった方は是非、ここまで働いた経験をもとに興味のある会社を見てみてください。
そして、その感想を是非振り返ってみてください。
きっと新卒の時とは違う視点で世の中を見ることで新しい興味や気づきを得られることと思います。
感想の壁打ち相手が欲しければいつでも相談に乗ります。
③新しい業界、職種にもチャレンジしやすい
新しい業界や職種にチャレンジしやすいのも第二新卒転職のメリットかと思います。
今の会社で何かしらの職種での経験はあるかもしれませんが、基本的に社会からの見られ方はほまだまだ未熟な若手層。
逆に言うと、まだまだキャリアをリセットすることもできるのです。
例えば事務職の方でも営業にチャレンジしたり、営業の方がマーケティング職に移ったりも比較的しやすいのが第二新卒です。
まだポテンシャルを見てくれる時期だからこそ、自分自身の素養を最大限に売り込み、今自分が一番興味のある、やりたい仕事にチャレンジしてみましょう。
たまたま見つけましたが、こんな特集も組まれるくらい第二新卒歓迎の求人は多く、中身を見るとやはり【未経験からエンジニアへ!】的な求人が多いですね。
ただし、、、の部分
冒頭に記載した「ただし、、」の部分、つまり第二新卒で転職するにあたり、注意点ももちろんあります。
一番の注意点は、世間一般からみたら短期で離職をした人という扱いになることです。
なので、転職先は慎重に選びましょう。
短期離職にも基準はないので感覚の話になって恐縮ですが、
一社目:1年で退職
二社目:1年未満で退職
という経歴の方が面接に来たら、人事の立場になると
「この人は長く働ける人なのかな?」と疑問に思うことでしょう。
それだけしっかりと自分の価値観を洗い出し、長いキャリアの中で今回の転職はどのような位置付けになるのか?を徹底的に考えてから転職しましょう。
焦りだけは禁物です。
もしキャリア相談できる方が周りにいなかったり、人事目線でのアドバイスが欲しい方はこちらへどうぞ。
では。