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「麻雀」についての雑学。 その歴史や点数計算について!

#マージャン #麻雀
#雑学 #麻雀の歴史

麻雀との出会いは、小学校5年生の時から…。長野の松本にいた従兄が、早稲田大学理工学部に合格、我が家に住むこととなった。この従兄は麻雀をやりたくて仕方ない。父もマージャン大好き人間である。そこでその従兄と我が家族でテーブルを囲んだのだ。麻雀は、下手でも運が良ければ勝てるゲーム。小学生の自分でも勝つことがあり、楽しかったと言える。

*中国人にとっては「スズメ」
麻雀は、中国人にとって野鳥のスズメを意味する。中国でマージャンを表すには「麻将」としなければいけない。なぜ麻雀という表記になったのか?だが、マージャン発祥の地、中国浙江省寧波( ねいは 中国読みニンポー)で、麻雀と言われていたからだった。だが、これが中国北方に広がるなかで、読み方が同じとなる「麻将(マーチュエ)」になったと言う。

この麻雀は、アメリカ人の中でも人気があったようだ。20世紀初頭の中国、上海にはアメリカ人が大勢住んでいた。ここで大人気となった麻雀が、本国アメリカにも伝えられる。アメリカではトランプゲームが盛んだ。このトランプの遊び方(ルール)が麻雀にも付け加えられる。たとえば同じ牌を2枚ずつ7組で完成させる「チートイツ」(別名、ニコニコ)や、緑色の牌のみを集めて和(あ)がるリューイーソーなどだ。

さらにこのボードゲームは、ヨーロッパにも伝来した。日本に入ってきたのはこのすぐ後だった。アメリカとヨーロッパで、役やルールの変更があり、さらに日本でもルールが新たに付け加えられる。いま日本で行っている麻雀、これは日本式麻雀であり、日本独自のものと言える。

*中国古来のマージャンとは?
いま日本人で行っている麻雀だが、これはかなりルールが簡略されたものだ。点数計算そのものも至って簡単にできている。中国式麻雀は、点数を計算するだけでもかなり難しい。マージャンでは基本となる点数を「符(ふ)」と呼ぶが、最小符は22となる。これを中国読みすると「アールシーアール」。ここからこの麻雀を「アルシャル麻雀」と呼ぶようになった。

麻雀には「ピンフ」という役がある。これを漢字で書くと「平和」だ。平は「たいら」で、和は「あがり」を意味し、基本符以外になにも符がつかないことを意味する。まず全てのメンツが数字三つ並ぶカタチ(シュンツ)でなにも鳴いていないメンゼン、すなわちピンフ型であったとしても、ツモあがりだと2符がついてしまう。そうなると「平」ではなくなるため、ピンフとはならない。

しかし、日本の麻雀では、このツモの2符を足さないのだ。そのまま基本20符として、ピンフの役をつけるようにした。それとニコニコという役だが、アメリカで新たに付け加えられた役。そのため点数では、25符2飜(2役)とし、数え方50符1飜とする。子が1600点、親が2400点である。

*できない人が多い点数計算!
私の経験から言うと、マージャン好きな人でもその半数の人が点数計算できない。全くできないのではなく、符の計算が、いい加減な人が多いのだ。符計算がキチンとできれば、麻雀はさらに面白くなると思う。しかし、面倒なのだろう!そこを省いてしまう人が多いのである。

先にあげた2つの役、「ピンフ」と「ニコニコ」を除けば、すべては符計算によって麻雀がおこなわれる。他家(自分以外のヒト)から牌をもらう「ポン」や「チー」、これを「鳴く」または「喰う」と言う。鳴いてしまうと、基本符は一律20符となる。鳴くことをしなければ、つまり「メンゼン」ならば、30符。

ツモアガりすれば、必ず2符がつく。「1、2、3」や「3、4、5」「6、7、8」などの数字が三つ並んだシュンツは符はつかない。同じ牌を揃える「コーツ」では必ず符がつく。自分の手牌の中だけで揃える「アンコ」と、他から鳴いてもらう「ミンコ」では符がちがい、「1、9、字牌」では高くなる。

マージャンで和(あ)がるためには、同じ牌が2つ必要だ。これを「アタマ」といい、2符または4符つく場合がある。符がつくのは役牌(白発中と風牌が役)のみで、4符となるのはダブル役牌(東場の東家、南場の南家)。また同じ牌を4つ揃えてることを「カンツ」というが、これは全て「コーツ」の2倍と思ったらいい。最後に「待ち」の形で符がつくことがある。たとえば、1と2をもっていて3であがる場合(ペンチャン)や、3と5をもっていて4であがる(カンチャン)場合、2符がつくのだ。

*まとめ
符計算を覚えること、役を覚えれば麻雀計算はクリアしたことになる。ただこの麻雀、ルールはかなり複雑と言える。日本で行われている大会でも、その主催者によってまちまちなのだ。どうも統一ルールはできないらしい。

このことにより、けっこう揉める事はあるようだ。初めて対戦する人とやる場合、事前に確認しておいた方が無難だという。またいくつものローカルルールが存在しているのも事実。この辺りも頭に入れておいた方が良いだろう。「喰いタン」の有無し、つまり鳴いたタンヨー型(1、9、字牌のないカタチ)で和(あ)がれるかどうか?初心者は「喰いタン」があった方が良いが、中上級者では嫌がる人がいるのだ。

最近ハヤっている健康マージャン。これは初心者向けのルールとなっている。ボードゲームはけっこう頭を使うため、脳トレや認知症予防に良いのだ。点数計算をキッチリやったり、話をしながらやると脳にとっては良いとされる。高齢者にはお勧めの遊びと言えるだろう。

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