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テレビ番組評、NHKトリセツショー『がん対策』について!

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今回のNHKトリセツショーの出来は最悪だった。まともな対策法などにはなっていない。医療関係者による医療関係者のための番組とも言える。ガンを防ぐには早期発見が必要だから、検査をしろと言うのだ。しかし、癌はその部位によってそれぞれ検査が違う。だから全てをやらなくてはならない。費用も時間もかかるうえ、一度やれば良いと言うものでもないのだ。毎年、場合によっては半年に1回はやる必要がある。年金暮らしをしている高齢者には、無理ということだろう。

*本来あるべき対策法とは?
人によってガンになる部位は異なる。番組では、遺伝によるものが5%、環境要因が30%、細胞分裂のコピーミスが66%と紹介されていた。2017年の科学雑誌『サイエンス』に掲載された論文だという。32種類のがんを解析して出てきたもののようだが、この意味がよく分からない。

癌は本来すべての細胞分裂のコピーミスではないのか。そして人それぞれ遺伝的要因により特定部位に弱さがあり、そこに発症するのでは…。細胞のコピーミス自体、1日1000個以上は起きているはずだ。それが排除されず、細胞分裂を繰り返し成長していくことが問題だったのではないだろうか。

本来あるべき対策は、自分の弱い部位を知ること。そして活動している環境のうえで何をすればいいかを学ぶ。さらにガンを成長させない術を知ることのはずだ。現状の医療技術による検査では、30種類すべての検査をしなくてはならないことになる。これは現実的ではないだろう。

*夢のがん検査とは!
わずか一滴の血液で13種類の癌が分析できるという方法が研究されていると言う。これは2014年から始まったプロジェクト。開発されれば、費用はかなり抑えられるはず。しかも時間も、検査に伴う苦痛も少ない。一刻も早い開発が望まれる。

血液中には「マイクロRNA」という物質が含まれているが、その組性は癌ごとに異なるという。この「マイクロRNA」を見つけることで、どの部位に癌ができるているのかがわかるようだ。食道がん、肺がん、胃がん、大腸がん、膀胱癌、肉腫、卵巣癌、前立腺癌、膵臓がん、胆管がん、肝臓がん、乳がん、神経膠腫の13種である。

精度はなんと99%。しかもわずか2時間で結果がわかると言う。この技術の凄さは、他の病気の検査にも使えると言うことだ。脳卒中などの循環器系疾患や、うつ病、認知症の神経疾患の病気にも応用できると言われている。まさに夢の検査法と言えるようだ。

*膵臓癌、胆管癌について
十数年前に、友人知人2人を胆管ガンで亡くしている。この胆管ガンと膵臓ガン、どちらも検査で見つける事は今の技術とは難しいという。残念だが、この2つの病気にかかったら、まず長生きはできないと思った方がいい。以前、膵臓ガンを見つけるには「ミルクティー」を飲むと、エコー検査で見つかりやすくなるという話があった。知り合いの検査技師に聞くと、それでも難しいようだ。

番組では、そんな話しすらなかった。あくまで検査を広めることが「ガン対策」となるという話しだ。膵臓ガンでは年間30,000人を超えた人々が亡くなっている。これも現代医学の限界ということだろう。1日も早い「マイクロRNA」がん検査の開発が待たれる。

*生活習慣の改善とは?
がん細胞の特性を知ることで対策方がわかる。まず悪性と良性の違いだが、急激に細胞分裂をすすめ、成長するものが悪性。一方で、ゆっくり成長するものは良性である。一気に拡大するためには栄養を集めなくてはならない。そのため、自分の周りに血管をつくり、血液を呼び込むのだ。

我々人間は、キホン昼間は活動している。そのため、血液内の栄養は主に筋肉で使われるのだが、夜になるとほとんど筋肉は動かさない。つまり本来、夕食や夜食はそれほど必要ないはずなのだ。しかしここで食べてしまうと、その余った栄養はがん細胞に届けられることとなる。夕食はなるべく少なくして、夜食は絶対に摂らないほうがいい。夕方以降に摂ったものは全てがん細胞を成長させると考えよう。

*まとめ
病院での採血でもわかるように、ひどく痛くする医療スタッフがいる。この前いった病院では、「痛い時は言ってください」と言うので、「痛い!」と言うと、それでも続けていた。何のために「痛い!」と言わせたのだろう。

また別の病院で、胃カメラ検査をしたが、この対応もひどかった。「我慢しろ!」さらに「我慢しよう」と20回以上も言われた。とにかく下手なのだ。家に帰ってきてから2週間、まともに食事が摂れなかった。ガン検査に行きたくない理由はこんなところにもある。腕のない医療スタッフは排除してほしいと思うがそれは無理だろう。

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