火災の怖さ!猪口邦子参議院議員自宅が全焼!教訓とすべきこととは?
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ニュースの動画で映っていた火災現場。あまりに猛烈な火の勢いには驚いた。6階建てのマンションというから、それなりに防火対策はしていたと思ったが、まるで違うようだ。ちょうどNHKプロジェクトXであのホテルニュージャパンの火災を観たばかり。このときも9階から出火し、またたく間に火は広がり、上層階を焼き尽くした。なにか似てるとも思ったのだ。自宅を数年前、隣家の出火で外壁を焼かれている。もういちど防火対策の点検をする気にもなった。
*ホテルニュージャパンの火災とは?
このホテル、なんと消火スプリンクラーが設置されていなかったと言う。さらに部屋と部屋との間の壁には穴が空いていた。ふつう、これだけのホテル、かりに一室が燃えたとしても、その部屋内にとどまるようだ。ニュースなどでもよくマンションの火災が映し出されるが、ほとんど隣の区域まで広がることは無い。このホテルでは対策がまったく取られていなかった。
そのうえ建物の構造も迷路のようになっている。原因は外国人旅行客の寝タバコだったというが、炎は隣室までのみ込み、次々と拡大していった。出火元は9階938号室。この日の客は9階76人10階27人だったが、このうち33名が死亡、34名が負傷したという。それでもこの数でおさまったというのは、消防署の特別救助隊(通称オレンジ)による必死の救助活動によるものだった。この話しを、NHKプロジェクトXで取りあげたのだ。
*猪口議員の自宅火災!
マンションの最上階(6階)にあった猪口議員の自宅。この6階まるまるが自宅で、部屋は防火壁で仕切られてはいなかったようだ。このため、一気に火が広がったとみられる。この辺り、ホテルニュージャパンと似ていた。一般家庭だったため、スプリンクラーもついていなかったのだろう。そして消火器もなかったのではないか。
さらに問題だったのは、このマンションに通じる路地がかなり狭いこと。6階ともなると、消防車もハシゴ車でないと消火活動はできない。ハシゴ車はかなり大型車、そのため路地に入れなかったと思われる。消防隊員がホースをつなぎ階段から登って、消火活動をおこなったが、片側からだけの放水では十分に火を消すことはできなかった。一度、火はおさまったかに見えたが、再度燃え広がったようだ。
2人が亡くなったとされるが、猪口議員の夫と長女のようだ。あまりに火の燃え広がるのが早く、逃げられなかったと思われる。残念なのは気づくのが遅かったこと。早ければ、逃げ出していたかもしれない。さらにフラッシュオーバーになってしまうと1000℃の熱となりもう無理だという。多分そうなったと思われる。
*火災から生命を守るには?
日ごろから準備と対策をおこなうべきと言える。これには「4つの習慣」と「6つの対策」があると言う。
[4つの習慣]①布団に入ってから、タバコは絶対に吸わない。寝タバコの禁止。②ストーブの周りには、可燃物は置かないようにする。③調理中にコンロからは離れない。④コンセントのほこりは落とす。またタコ足配線はしない。
猪口議員のマンション、どうもキッチン周りがひどく焼けているようだ。だとすれば、コンロからの出火が考えられる。ホテルニュージャパンでは寝タバコが原因だった。この①から④をおこなえば、ほぼ9割以上の出火は防げるはずだ。
そのうえで[6つの対策]により生命を守ることができる。❶安全装置付きのコンロとストーブを使う。❷火災警報機をベストな位置に設置。❸部屋に可燃物を置かない!または減らす!さらに寝具や衣類、カーテンは防燃品を選ぶ。❹消火器を設置する。❺高齢者や障害者のいる家庭では避難経路を前もって考えておく。❻家族や近所の人と防火防災訓練をおこなう。
火災警報機、数年に1度は点検するべきだ。場合によっては鳴らないこともある。また、衣類や寝具に着火すれば死にいたる。避難経路は必ず複数用意するとよい。さらに煙を吸わないことも注意しよう。これら全てを複数のヒトで話し合い、実際にやってみることをお勧めする。そうすれば仮に火災になっても生命だけは守れると言えるだろう。
*まとめ
ヒトは不思議なもので、まさか自分の家から出火するなどとは考えない。ここが盲点とも言える。日本中、どこかで火事が起きているのだ。だとすれば自分の家がそうならないとは言えないのではないか。私はそう考えるのだが、いかがなものだろう。ぜひ対策を実行してほしい。