見出し画像

人の行動、気持ちを読み解く!「人の心理」について考える!

#人の気持ち #人の行動
#心理 #学習効果

人は感情的な動物であり、理屈では行動していない。不可解とも言える存在なのだ。自分でも、あの時、なぜあんなことをしてしまったのか?なんてことも結構ある。これを解き明かすひとつが、「心理学」のようだ。この心理学、自然科学のような法則は無いとされる。つまり、ある特定の条件のなかで〇〇をしたら、大方の人が□□というところに落ち着くと言ったところ。ただそうは言っても「〇〇の法則」があり、どうもその辺りが引っかかる。ここではそれを検証してみようと思う。

*人のコミュニケーションでは?
「メラビアンの法則」というものがある。別名「7-38-55ルール」。人は何によって反応し、動かされるのかを見たものだ。この法則では3つのことに注目する。⑴Verbal、言語  ⑵Vocal、聴覚  ⑶Visial、視覚。結論から言えば、「見た目」であるビジュアルに最も動かされると言う。数値で言えば55%。半分以上が反応するとされる。

⑴の言語、つまり話しの内容は7%。⑵ 耳で聞いた音声が38%とされる。言葉の内容については1割以下しか伝わらず、見た目がほとんどだった。そこで、身なりや話し方や表情は大事とされる。ただし、研究者のメラビアンが実験したのは、相異なる情報を一緒に伝えたときの反応をみて導き出したもの。ここを間違ってはいけない。

例えば、怒った顔で相手を褒める!笑いながら叱る!この違った情報を、人はどのように感じたかを見たのだ。結果は「見た目」である視覚が優先されたということ。何人もの人に同じ実験をやって定数化したものだった。つまり、特定の条件下なる「こうなる!」を導き出したのだ。

*どんな学習スタイルが有効か?
英国では、幼いころから、個々の子供の学習について、どの方法が良いのかを指導するという。2014年の調査では、およそ9割の人が個別学習スタイルを信じていた。そこで「VARKテスト」が開発され個人の特徴を調べたようだ。私自身もこの研究には興味があった。これが有効な方法ならば、早速とりいれるべきと…。

「VARK」は、それぞれ英語の頭文字を取ったもの。⑴Visual、視覚  ⑵ Aural、聞いた話  ⑶Read  write  読んだり聞いたり  ⑷Kinesthetic 、身体を動かす。私としては、これら全て同時にやれば良いのでは…そう考えた。体を動かしながら、本を声を出して読む、そして文章にまとめれば全てこれらをやったことになる。

様々なところで実験検証したところ、結果はどれが優位か!それはなかったとされる。この学習スタイル別学習法、思い込みで信じ込まされたようだ。また人それぞれ特性が違うので、自分にこれが合っていると思ったことが、よかったのではないかと…。そんな話である。

*学習中の音楽(聴きながら学習)
これに関しても定説は無いとされる。ただ脳科学から言えば、ストレス軽減効果はあるようだ。学習は嫌でしょうがない!だから長続きしない!その人にとって音楽が癒されやり続けることができるのであればよいと言える。ただし、BGMとして聞くべきであり、のめり込むような音楽はマイナスなってしまう。

以前、楽聖モーツァルトを聞くと良い!そんな話があった。これもどうも「つくり話」だと言う。いかにもそれらしく思うが、実験によると他のBGMでもほとんど変わらなかったようだ。ポイントは好きな曲かどうか。かりに嫌いな曲なら妨げとなる。

学習においては、本人以外の周りがどう関わるかも大事だ。「ピグマリオン効果」というものがある。米国のローゼンタールが提唱したもの。これは、ほぼ無作為にクラスで誰が今後成績が伸びるかを担任の教師に伝えたという話だ。まるで根拠のないものだったのにもかかわらず、半年後にその伝えられた生徒は成績が伸びたとされる。周りが本気で期待すると、その子供は先生がよくなると結論づけられた。

*まとめ
私自身、親から褒められた経験はまるでない。しかも毎度のこと言われていたのが、「勉強しろ!」である。学習にたいし拒絶反応が出たのは当たり前。ただそれでも何とか上位10%に入っていられたのは不思議だ。考えられるのは、親からの「小言」が嫌で、それなりにやったということだと思う。

父は根拠のない自信過剰な人物。母はと言うと、いつも自分を卑下していた。自分としては母に影響されたようだ。だから自己肯定感は低く、将来を明るく見ることができなかった。やはり周りの環境は大事だ。親は子供にたいし、プラスな気持ちを育てるべきだと思う。それができて初めて、まともな親なのだ。

いいなと思ったら応援しよう!