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環境被害「PFAS」、「PFOS」について!

#公害 #環境被害 #PFAS
#ダイオキシン    #水道水汚染

もう25年前のこと、所沢市と狭山市の間にいくつもあった産業廃棄物処理会社。これら企業が、この地で産廃処理をしていたため、近隣に大量のダイオキシンを撒き散らした。1999年の2月、テレビ朝日ニュースステーションで、このことが取り上げられると所沢の野菜は暴落してしまう。農家は風評被害として訴えたのだ。

我が家周辺にも、風に乗ってダイオキシンがやってきていた。私の知り合いだけでも10名近くの人が、「白血病」となっている。防衛医大(所沢市)の血液科医師の話し。所沢狭山では、この白血病患者が他の地域と比べて圧倒的に多いという。私自身も骨髄異形性症候群で、白血病の一歩手前だ。防衛医大の血液科で診てもらおうと思ったが、患者が多すぎてダメだった。

*水道水汚染「PFAS」とは
この「PFAS(ピーファス)」とは、人工的に作られた有機物化合物の総称で、4700種類ほどあり、さまざまな製品に使われている。水や油を弾く効果と、熱にも強いところから、身近な製品に使われ続けられた。

近年、人への有害性(癌などのリスク)が指摘され、現在「PFOS(ピーホス)」が2009年。「PF O A(ピーフォア)」、2019年。「PFHx S(ピーエフへクスエス)」は2022年に、この3つが国際条約により製造および使用が禁止された。この情報は、世間には十分に広がっていない。ほとんどの人はよくわからないと言える。

会社や役所、家庭のなかでも眠っている古い製品に使われた「PFAS」が含まれる製品。全く使われないということは無いはず。だが、ここに来てマスコミでもようやく騒がれ始めている。化学物質の安全性を無視してきた国や行政のあり方に問題があると言っていい。

*始まったばかりの血液検査!
今年(2025年) 1月、国の指針、その28倍もの「PFOA」が検出された町がある。岡山県吉備中央町がそれ。検査を受けた町民709人中87%の619人が、米国政府が採用する指針で「処置が必要」とされる数値を超えていたのだ。2歳から12歳の子どもの8割が、高濃度曝露(ばくろ)となっていた。

この値が高いと、大人では癌にかかるリスクがあがり、子どもは発達にも影響が出るとされる。胎児の場合、低体重での出生となるようだ。ふだん飲んでいる水道水、しかも味もなく色も付いていない。そこに「PFAS」が混じっていたことは驚きの事実だった。

東京では、多摩地区が24.2 (ナノグラム/mL)。岐阜県各務原市32.2。沖縄県宜野湾市33.5。岡山県吉備中央町135.6と、全国的に見ても突出していた。自然のどかな田舎町である。原因は汚染物質除去に使われた活性炭が、山中に野積されたことによる。

*検査費用は個人負担
近年、各自治体は「PFAS」対策をおこなっている。ただし、既に体に取り込まれた「PFAS」を取り除く事は難しいようだ。自己負担で調べるとすると、4万円から5万円ほどかかる。住居地近くで被害出ていなければ、それほど心配する必要はないと言えるだろう。

心配だと思う方は、浄水器を取り付けて水道水を飲むか、市販の飲料水を買って飲むしかない。誰かが「PFAS」を含む古い製品を使わないとは限らない。このことを考えると、自分の身は自分で守るしかないと言えるだろう。

*まとめ
化学物質は、日々新しいものが作られている。これがそもそもの問題なのだ。製造から、一定期間動物実験したうえで使えるようにしてほしいと言うのが偽らざるところ。政治がつねに後手後手に回っているため、このような被害が起きる。

1999年に起きた所沢ダイオキシン被害。農家は、風評被害として訴えたが、実質被害もあったのだ。ここにも問題があったと言える。しかし、この事実いまだにメディアで取り上げることは無い。「PFAS」もこの流れで発生したということが言えると思う。

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