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CIRCLE'24レポート

福岡の音楽フェス「CIRCLE」に行ってきましたのでその感想を少し。


CIRCLEとは

福岡県の海ノ中道海浜公園という場所で5月頃に行われている2日間の音楽フェスです。

↑エリアマップです
CIRCLEステージというのがメインで左側にKOAGARIステージというステージがあります
会場は全面芝です
CIRCLEステージは前方立ち見
中腹はレジャーシートを広げて座り見
後方にはテントを張ってる方々がいます
KOAGARIステージは立ち見か座り見 自由です
どちらのステージも緩い傾斜になってるので
座り見でも割と見えます

前方立ち見目線


参加アーティストは毎年豪華で新進気鋭の若手からベテラン、大御所そして最近はアジアのバンドを呼んでます
結構カクバリズムが強い印象もあります

↓今年のラインナップですね↓

赤丸で囲ってるのが今回見たアーティストです

タイテ被りすぎてどのアーティスト行くか悩ましい!っていうフェスも良いですが、CIRCLEはタイテ被りがありません (DJは被りますが)
更に各ステージの距離が徒歩1分ぐらいなので見ようと思えば全アーティストが見られるのに豪華メンバーというフェスです



現地レポート1日目

折坂悠太


この間のツアーにも行ったんですけどこの人は何度でも見たいですね
日が上がりきる少し前の快晴の空の下、気持ちのいい風が吹き抜ける中で聴く「坂道」は最高でした

セトリに3曲新曲があって個人的には既存の曲をもっとやって欲しかった気持ちがあったんですけどそれぐらいアルバムの熱が高いということでしょう
MCで「よく晴れた空や気持ちのいい風、そしてここで音楽を奏でられることに人間の根源的な喜びを感じます」みたいなことを言っていて
「人間っ!!」と拳を突き上げ叫んでいたのが折坂さんにしては珍しくて面白かったです笑

朝からバダバタして何も食べてなかったので塩レモン焼きそばとレモンハイですね〜



KIRINJI

KIRINJIは焼きそば食べながら聴いてました
予習はあんまりしてなくてどんな感じなんだろ〜?みたいな
子気味良いリズムとシンセ、ギターのカッティング音が気持ちよく響いて物凄いグルーヴを生み出していました
みんなめちゃめちゃ踊ってた
私も焼きそば食べながら踊ってた

KIRINJIは動画撮影OKと言われたので動画も撮ったりしながら楽しみました



グソクムズ

すべからく通り雨をリリースしたあたりに見つけてあの懐かしいロックの感じが忘れられなくてずっとライブ見たいなぁと思っていたので来てくれてとっても嬉しかったです
意外とMCもしっかり話してユーモアも絡めて笑いを攫うタイプなのも知れて良かったです
「君の隣」がとっても良くて泣きそうになりました
「あるサンセット」も良かった 暑い野外フェスに似合う

グソクムズ(→→→→→)じゃなくて
グソクムズ(↑↓→→→)なんですね
知らんかった



今年の会場で1番美味しかった
チキンオーバーライス(写真撮ってなかった)

大貫妙子

私からしたら大貫妙子なんて本当に実在するか怪しいレベルの偉人だったのですが実在しました
御歳70歳だそうでその声はどこから出ているのか不思議なぐらいの綺麗な声でしたね
メインステージには屋根がついていますがボーカルマイクの位置からちょうど日が差し込むみたいで大貫さんは少し辛そうでした
日が少し降りてきて涼しい風が吹いていたので寝転んだりしてる方が割と居てその中をジャズ、シティポップサウンドが駆け抜けていった時間は2日間通して最も穏やかな時間だったと思います

「呼んでくれるのであれば自分の体が動く限り出向いて歌いたい。あと...20年ぐらいは笑」
と仰っていました
長生きしてまだまだ歌って欲しいです


角張渉×EDANI

こちらはDJブースですね
カクバリズム社長の角張渉さんと
恵谷和史さんによるコラボDJでした
去年もやってたかな

この人達のDJほんとに楽しくって毎年絶対どこかでDJ見に行く時間を入れています

今回はなんと角張渉社長20年以上カクバリズムをやっていたというツテで「バービーボーイズ(偽)」をブッキングしてくれました!
「目を閉じておいでよ」など生歌唱してくれて
かなり盛り上がっていました


2日目は奥村靖幸(偽:岡村靖幸)をブッキングされていたみたいで行けなかったのが悔やまれます


登場されたバービーボーイズ(偽)です


never young beach

DJ終わったあとはネバヤンを前で見たかったので早めに場所取りへ向かいました
前方真ん中確保できました

ネバヤンにしてはステージかなり狭くて後方までパンパンだったんですけどその狭さがまた良かった
全員ポロシャツに10周年の法被を纏ってました
10周年おめでとうございます

この前のツアーで初めてネバヤン見たんですけど
そのときは「お別れの歌」聴けなくて
今回初めて聴けてテンション上がりました
本当に良い曲

あとやってほしいなぁって曲全部やってくれる 神

ネバヤンはとにかく楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい!!
これに尽きます
フェスにネバヤンがいるなら絶対に行くべき!

1日目のベストアクトはネバヤンですね


会場の右側にTechnicsがレコードの無料視聴体験をやってたんですよね
トレーラーの中に入るとTechnicsのターンテーブルとバカデカスピーカーが置いてあって
CIRCLE参加アーティストのLPがあるからどれか
好きなのを聴けますよっていうコーナー
そこに「fam fam」(never young beachの2nd)のサイン入りがあったのでそれを聴きました

スピーカー150万ぐらいするとか言ってて驚愕でした
そのぐらいの値段すると分かりやすく音が明瞭で立体的に聴こえて すげぇー と感動してました

こういうの揃えれる大人になってみたい


くるり

夕日ももう沈もうかという時間が近づいて来る中
1日目のトリ くるりを見ました

「東京」「ロックンロール」「ばらの花」など
フェスのセトリって感じでみんな盛り上がっていたし、その中に「京都の大学生」入れてくれてたの嬉しかった

岸田さんが焦らしに焦らして演奏してたのがなんか印象に残ってます
くるりはおふざけと真剣が極限で両立してる感じがします

あと今ドラム叩いてる石若駿さんやっぱりやばいです
ずば抜けたリズム感と引き出しがめちゃくちゃ多い 聴いてて面白すぎる

俯瞰的に見て1番盛り上がっていたのはくるりだったと思います
みんな泣いてた

結局くるりなのよってお話をしつつ帰りました



現地レポート2日目


CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN

2日目も快晴で気温は1日目よりもやや高いような気がしました 体感27度ぐらい

快晴とトンビ



2日目のトップバッターはCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)
昨年出した1stアルバム「tradition」が傑作で
生で観るのを1番楽しみにしていました

感想なんですけど とんでもなかったです
まず原曲が良い。民族音楽+日本の伝統的な文化、うた+電子音楽みたいな
そして6人編成のバンドとはいえ、音数が物凄い多い いくつ音鳴らしてるんだ
そしてライブがめちゃくちゃ上手い

↑驚愕の楽器数

ライブの完成度がベテランの域に達していて
ちゃんとバンドを結成して1年でこれとなると
この先かなり期待してしまいます
今年のベストアクトでした
フジロック行かれる方、ぜひ見て頂きたい

traditionのLP絶対買っておいた方がいい



YONLAPA

去年はsunset roller coasterやゲシュタルト乙女が来たので期待してたらYONLAPAを呼んでくれました
YONLAPAはタイのインディーズバンドで
サウンドはポップだけどシューゲイズとかサイケな感じです
タイのインディーズバンド結構アツいんですけど
その中でYONLAPAブッキングしてくれたCIRCLEに感謝です

23年に出したAL「Lingering Gloaming」これ
良かったら聴いてください めちゃ良いので

YONLAPAの曲はNoi Naaのボーカルも相まって柔らかく、親しみやすく聴こえますがリズム隊の
ハッキリしたビートや歪ませたギターとのバランスが絶妙でポップながらもシューゲイズ、サイケの域にある曲が多いと感じます

ライブは熱量がありながらも爽やかな空気が共存していました
演奏凄いんですけどみんな楽しそうに弾いてるからかな
カッコよかった
ライブで見るべきバンドです

曲名忘れちゃったけどギター2人が掛け合いで弾く曲がとても良かった

後ほど会場にYONLAPAの皆様がいたので声をかけてお写真を撮って頂きました 優しい



cero

ceroやっと見れた
去年のeo出すまでceroは知らなかったんですけどeo良すぎてこれはライブで出来るのか?やるならどんな感じになるのか?など色々考えながら見ました

1曲目がNemesisだったんですけど
あ、普通に出来ちゃうんだって思いました
eoからの曲の再現度凄かった
ceroの出演時間帯は暑かったと思うんですけど
宇宙空間のような静かでキラキラした音と相まって暑さはあまり感じなかったです

他にも「Summer Soul」をはじめとした
フェス向きの曲をMCするのが勿体ないと本人が言うぐらい沢山演奏してくれて全体通して超楽しかったです
喜の音楽って感じでした

各々がソロでアルバムを出し個人の力と幅を広げ
23年に邦楽トップクラスの名盤を出し
ツアーを経て新曲のライブ再現度と全体完成度が高まっている今ceroを見れたのはかなり大きいと思います


角張渉


1日目に引き続き角張社長のDJブースですね
この方DJ中ずっと楽しそうなんですよ
めちゃめちゃ喋るし、めちゃめちゃ歌うし、めちゃめちゃ踊る
そんな姿を見てるとこちらもどんどん楽しくなってきちゃってフロアがどんどん盛り上がるっていう良いループを生んでます
去年の角張さんはみんなが歌って踊ってる姿を見て泣いてたりしたかな
こういう人の下で働きたいなぁと思ったりします

カクバリズム中心で曲を流していて
田園(玉置浩二)なども流しますが
片思いがカバーしてるものを流していたりと
基本はカクバリズムの楽曲
あとは

サイプレス上野とロベルト吉野「GET MONE\(借)」
mei ehara,VIDEOTAPEMUSIC「嬉野チャチャチャ」
思い出野郎Aチーム「ダンスに間に合う」
などは定番なのかな
あとは角張さんがハマってる曲とかを流してるのかと
今年は家主のテーマなどを流したりしたそう
今年も皆で歌ってめちゃめちゃ楽しかった



ペトロールズ

CIRCLE常連の長岡亮介
今年はペトロールズを率いて登場しました

ペトロールズって淡々とカッコイイ演奏をするのが好きです
バンド、演奏に凄い熱はあるんだけどそれは静かに燃えてて見えない、見せないが正しいかな
でもたまにその熱を曝け出すときがあってそれがたまらなくカッコイイ

今回も長岡亮介の超絶技巧が炸裂してました

ライブで聴く「FUEL」は極上でしたね〜



在日ファンク


ギターに新しく小金丸慧さんを迎えて初めてのライブ‌だったそうです

ハマケンのマイクパフォーマンスがカッコよく
客も大いに盛り上がっていました
ステップもやってたんですけど私の目線からは見えなかったです
後々袖から撮っていた動画を見てこんな事やってたんだと思いました
多才ですよねハマケンは

「この振り付け強制だから!」と言われながら皆で踊ったおすし 楽しかった
おっすっし おっすっし🎶



ZAZEN BOYS



「maturi studioから参りましたZAZEN BOYS」
これを曲間でずーーっと言ってました
MCでは変、ヤバいおじさんなんですけど
ひとたび音を鳴らすと誰よりもカッコイイから不思議です
「この時間になると男女関係なく全員が吉岡里帆さんに見えます」とも言ってました
やっぱ変なおじさんなのか

向井秀徳はCIRCLE常連なので来年も来て欲しいですね

胸焼けうどんの作り方 歌詞に福岡アレンジ効いてて良かった(多分)

ボウルにいっぱいのポテトサラダが食いてぇ


青葉市子

この間世界的にオーロラが見える日がありました

世界の人々が同じ空を見上げる日があるんだなと思い書き上げた「オーロラ」という曲を演奏されたのですがこれがめちゃめちゃ良い曲でした
音源出してくれるのを待ってます
みんなに聴いて欲しい

CIRCLEも2日目の終わりときてかなり疲れていたのですが青葉市子を聴き終わったあとは疲れがふっ飛びました
心身の疲労回復効果があります マジで

限りなく透明に近くて柔らかい青葉市子の声とクラシックギターの音は周辺の自然との親和性がとても高く
あたかも初めからずっとそこにあったかのようでした
ギターと声の音の隙間に野鳥の鳴き声や子供の笑い声が聴こえてそれも含めて音楽になってるような感じがします


この後は用事があったので早めに切り上げて帰りました


実は開催日のお天気はずっと雨予報で不安だったのですが見事なまでの快晴になってありがたかったですね〜 野外フェスは晴れてなんぼ
今年は例年以上に暑く5月とは思えませんでしたがそれなりに対策はしていたので存分に楽しめました

これから夏を迎え各地でフェスが行われますが
十分な熱中症対策をして最後まで楽しみたいですね

めちゃめちゃ楽しかったしか書いてないですけど
めちゃめちゃ楽しんでしかないのでこれは許してください


来年のCIRCLE


最後に来年のCIRCLEのラインナップ予想します
予測と欲が混じっています

・VIDEOTAPEMUSIC:予
・サニーデイ・サービス:予
・君島大空(トリオ):欲
・青葉市子:予
・向井秀徳:予
・Homecomings:予
・Hedigan's:欲
・EGO-WRAPPIN':予
・スカート:予
・思い出野郎Aチーム:欲
・Kan Sano:予
・踊ってばかりの国:欲
・柴田聡子:予
・家主:欲
・スチャダラパー:予
・長岡亮介:予
・岡村靖幸:予
・ハンバートハンバート:予
・小山田壮平:欲
・幽体コミュニケーションズ:欲
・my little airport:欲

豪華すぎるかと思ったけど結構いい線いってると思います

ぜひ来年は皆さんも

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