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47か月離職率0%を継続する奇跡のSES事業部の話

ひょっとしたら、リゾームのSES事業部は奇跡なんじゃないかと思っています。
というのもここ47か月、ほぼ4年誰も辞めていないんです。

一般的に、中小企業やベンチャー企業のSESは離職率が高い傾向にあります。 正確なデータは出てきませんでしたが、大体10~30%程度だそうです。

今回は「なぜリゾームが47か月離職率0%を実現できちゃったのか?」について考えてみたので、書き残しておきたいと思います。

単価もマージン率も公開。単価評価制度の絶対評価!

3年半の離職率が実現できている、まず一つ目の大きな理由は、「単価評価制度」がSESのエンジニアに合っているからなんじゃないかと思っています。

リゾームは、SES事業部のメンバーに限り、単価評価で、売上の70%を給与に分配しています。
もちろん、全社の福利厚生の手当は70%に含まず、上乗せしての支給です。
そして、単価もマージン率も社員に全て公開しているんです。

自分の人月単価を知らないエンジニアが多い中、リゾームのエンジニアには、
月にどれくらいの単価の仕事をしていて、そのうちどれくらいが給与として還元されているのかまで、全て包み隠さず伝えています。

だからこそ、不満もほとんど出ません。
自分のスキルが高くなり、仕事を極めれば極めるほど、明確に給料が上がっていくというわけです。
給料を上げたいときには、不満を言ったり変に社内政治に取り組んだりするのではなく、適切な方向に努力してくれます。

このあたりの制度の話は、採用担当がもっとちゃんと、わかりやすく書いてくれているのでこちらからご覧ください笑
https://www.wantedly.com/companies/rhizo-me/post_articles/419717

「今の仕事を継続したいですか?」と聞いて継続したい環境を作り続ける

二つ目の理由は、継続したい環境を作り続けているからだと思います。

リゾームでは、月に1回必ず全社員にアンケートをとっています。
それも、仕事のことから健康状況まで、かなりたくさん項目があるアンケート。
その中のひとつに「今の仕事を継続したいですか?」という項目があります。

お客様先に常駐する中、エンジニアがどれだけ今の仕事を楽しんで、やりがいを持ってやっているか、ちゃんとキャッチしていきたい。そんな思いを持っています。

普通は、こういうアンケートに少しくらい忖度が働いてもいいところですが、うちの社員はちゃんと正直!
いい頻度で「継続したくない」と正直なフィードバックをもらえるので、私たちもちゃんと環境改善に取り組むことができています。

多くの場合は、不満があるのに言わない、サイレントクレーマーが辞めていきます。
率直なフィードバックをもらうことのできる環境を作り続けることができれば、離職は防げるのだと学びました。

最強の営業メンバーがエンジニアの味方

二つの仕組みが上手くいっているのは、エンジニアの努力や正直なフィードバックのおかげというのももちろんですが、営業メンバーの存在も欠かせません。

SES事業部の営業メンバーは4人。
営業だけではなく、エンジニアのマネジメントも行っています。 さらにすごいのが、キャリア相談を受けて、その中から出てきたエンジニアの「やりたい仕事」を優先して案件をとって来てくれるんです。
協力会社さんともかなり繋がりが深いので、案件を請け負ってアサインしてくれています。

エンジニアにとって営業メンバーは、キャリア相談ができて、やりたい仕事をとって来てくれる最強の存在。
手前みそですが、こんな最強の味方がいるSES事業部、なかなか離れたくないんじゃないでしょうか?

結局、辞めない人を採るのが一番大事

ここまでいろいろ偉そうに書いてしまいましたが、
結局は「辞めない人を採る」というのが一番大切なことだと思います。
最初の入口の時点で、ちゃんと「うちに合っている人」を採用したい。

単月評価制度だってアンケートだって、合わないエンジニアには合いません。
リゾームの良いところも悪いところも全て伝えて、それでも来たいと言ってくれる人を採用したいと思っています。

SESは、人を採用すればするほど儲かる仕組みです。
でも、簡単には採用せず、自社に合う、「辞めない人」だけを採用する。

より良い環境や制度を整えるのももちろん大事ですが、
「辞めない人を採る」ことが47か月離職率0%が続けられている本当の理由かもしれません。

結局、重要なのは制度よりもエンジニア本人です。
周りの社員から、応援したいと思って人間であるか、「継続したいか」を自分自身が意思を持って伝えられるかが一番大切ですね!

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