season5 21話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)
21.『考えよう新必殺技!』
学校最強大会で二連覇を成し遂げるヨーコ(先生ズに連勝し、決勝戦にてクラベルに勝った。ミライドンが決めた)。
しかしぴっかりさんは満足していない。ヨーコのため自分のためにもっと強くなりたい。せめてイナズマドライブのような技を習得したい。
それを察したヨーコはボルテッカーに行き着くが、遺伝的理由で出来ないとのこと。ヒスイ時代はそれを教えてくれる人がいたらしいが、今はいない。
さてどうしたものかとネモやキハダ先生に話してみると、得意技と能力を組み合わせてみてはどうかという話になる。
特攻が少々苦手なため、長時間大量の電気をまとうのが不得手。しかし攻撃力と瞬発力は高いため、かみなりパンチとエレキボール、アイアンテールを使用しているぴっかりさん。
ならばこれらを合わせればと、ネモ&キハダ先生、そしてバトルフォルムのミライドンと勝負してコツをつかんでいく(ナンジャモの動画も見る)。
そしてネモとの勝負の末、完成。迎えた三度目の学校最強大会。決勝戦にてオモダカと対峙し、互いに最後の1体。
「さらに研鑽を重ねましたね。パルデアチャンピオンの鑑です」
「これからです!」
キラフロル対ぴっかりさん。
「おや、ピカチュウですか」
「ええ、新しい必殺技出来たもんで!」
「ほう、それは楽しみです」
いざ勝負。
「どんどろ轟け、ぴっかりさん!」
「頂点を照らす光となれ、キラフロル!」
互いにテラスタルし一歩もひかない。
「トップチャンピオンの圧ッ!! 貴方に超えていただきましょう!!」
テラバーストをくらった、かと思いきや、キラフロルに肉薄しているぴっかりさん。
「──『いかづちおろし』」
刹那、尾を硬化させると同時に電撃がこめられる。かわす間も与えず、キラフロルを叩き斬るぴっかりさん。
キラフロル倒れる! 息が上がるもガッツポーズのぴっかりさん! 勝利!
「やったー!!」
「ピカチュー!!」
「すごい! すごいよヨーコ、ぴっかりさーん!」
飛び上がって喜ぶヨーコ&ぴっかりさん、ネモ。キハダもコート外でほろり。
オモダカも満面の笑みで拍手。あちこちからも歓声が上がる。
「すっげ!」
「今の技何!?」
「ボルテッカーでもないよね!?」
オモダカ、ヨーコの前へ。
「あれが、ピカチュウの新しい技なのですね」
「いかづちおろし、です。ぴっかりさん流のいあいぎりです」
「鋭く美しい見事な技でした。優勝お祝い申し上げます」
いつものヨーココールにピカチュウコールも加わったのだった。
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