season10 1話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)
『チャンピオンの授業、受けてみませんか?』
1.『ともっこ、ももっこ、おにごっこ』
※1時間スペシャル
それぞれの担任の先生にキタカミでの話をするヨーコ達。
*
ペパーが勉強のために玄関ホールの図書コーナーに行くと、ちょうどセイジ先生が。パモさんも一緒。
「セイジせんせ! 来てたんだ!」
「オー! ペパー! ワシに会いにきてくれたー!?」
「いや違えけど……」
ペパー(汗)。
「まあいいや! ついでに勉強見てくれよ!」
「オフコース! モチロンねー!」
セイジ先生快諾。
「ペパー最近やる気モリ男! ナニか心境がチェンジした?」
「まあ……、そんなとこ!」
キタカミでのあれこれを思い出すペパー。
「肩並べて歩きたいヤツらができたから!」
「トゥゲザーにウォーキン!? オーベリベリ健康的だわなー!」
「ああー……、これ絶対伝わってねえな」(汗)
*
一方のボタン。タイム先生とお話。
「そうそう! ボタンさん、この前のテスト、あなただけ満点だったわよ」
「え? あ、うす……」
ボタン会釈し、
「簡単……、だったから」
「ひっかけ問題もあったのに、とってもすごかったわね」
「や、先生のひっかけ、わかりやすいし……」
ボタン、首を横に振り、
「性格悪い人が作ったひっかけは……、もっとイジワル」
「まあうれしい! 先生は性格いいってことね!」
タイム先生大喜び。
「え? あ、そうなる?」
予想外の反応に少しうろたえるボタン。
「まあ、先生のことは嫌いじゃないし……」
「わたしも、ボタンさんのこと大好きよー!」
熱烈アプローチに顔を赤らめつつも、スター団のみんなのところにお土産を渡しに行こうとするとクラベルと会う。
「ボタンさん、アカデミーに復帰されてからいかがですか?」
「え? いかがとは……?」
「勉強や、学校生活などで、おこまりごとなどありますか?」
「うーん、勉強はチョロいから、こまってない」
少し明るくなって、
「スター団のみんなとも遊んでるし、ヨーコたちとも旅行……、した!」
お土産の袋を見せるボタン。
「これからスター団のみんなに、お土産渡しに行ってくるん」
「それはそれは! とても充実されてますね」
「あ、でもリーグの手伝いは大変! 理事長が怖いんよー! あの人笑ってても圧すごくて!」
ボタン、つぶらなひとみ。
「校長……、なんとかならん?」
「それは……、私には何ともできませんね」(汗)
「っすよねー……」
ボタン、がっくし。
と、タイム先生が来て、
「あらクラベル先生。この前は本当にごめんなさいね」
「ん、何の話?」
「わたしが部屋のノックをしなかったばっかりに、ね」
首をかしげるボタン。苦笑いなタイム先生。
「い、いえいえ、私こそお恥ずかしい姿を見せてしまい……」
「いいえ! すべてわたしが悪いんです!!」
「そんな! タイム先生に何も落ち度はありませんよ!」
「それじゃあちょっと聞かせてもらいますけれど……」
首をかしげるタイム先生。
「どうして校長室でひとり学生服を着てらっしゃったの? あのカツラにはどういった意味が……?」
ボタン、察して(汗)。
「あ、あれには深い訳がありまして……」
たじたじクラベル。ボタンなんとかごまかす。
「う、うちらの様子見に来てくれたんよ! 校長の姿じゃ緊張するだろうからってわざわざ学生の姿になって!」
「ああ、そうだったの!」
納得の様子のタイム先生。胸を撫で下ろすふたり。
「ボタンさん、ありがとうございます」
「よかったっす……」
*
一方、ヨーコとネモはジニア先生にともっことモモワロウの話をする。
ここで、ペパーがセイジ先生と共にやってくる。パモさんももちろん一緒。
「ジニア先生、その節はヘルプしてもろて感謝感激ね!」
「わあー、よかったですー。その後パモさんはどうですかあ?」
「パモさんはベリベリ元気! ご覧の通り毎日一緒にアカデミー行ってるよー! シャイだけど、たまに鳴き声もメイクサウンド!」
「声聴けたヤツには幸運が訪れるって噂されてるけどな」
ペパー、にんまり。
「なんとー! パモさん、大人気ですねえー」
ヨーコはそれから実家に帰り1日分ゆっくり過ごす。
翌日みんなもやって来た。ここでジニア先生から連絡が入り、ともっことモモワロウをクラベルとジニア先生、そしてフトゥーがいた研究機関に預けることに(テーブルシティ外れにある)。
やっぱりどたばたするも、きっちり締め上げた上で親身になって叱る職員の愛情に触れ、おとなしくなる4匹。