season3 25話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)
25.『チャンピオンテスト・実技試験
~四天王・チリ~』
周作、ヨーコが一次試験合格と聞いてホッとするも、トップと四天王も順番が来るまでは結果がわからないと言われてそわそわ。でも仕事の手は休めていない。気づかわしげなハネすけ。
*
という訳でチリとの勝負開始なヨーコ!
グローブを引き締め、1匹目、ナマズンを出すチリ!
「ようやっと戦えるなあ! すぐ終わったら承知せんでー!」
「当然です! ゴンさん、あんたに決めた!」
ゴンさん登場!
ふぶき食らうもそこまで凍らずはらだいこ。再度ふぶき食らうが、のしかかり! ワンパン。
2体目、バクーダ。だいちのちからで足元を崩されたところにだいもんじ。やけどを負ってしまう。しかしだいちのちからで再度浮き上がったのを狙い急所にのしかかりでワンパン!
3体目、ドンファン。じしんくらってピンチになるも揺れを利用しのしかかり。しかし特性がんじょうで倒れず。ここで井戸の面ポンさんに交代。
ストーンエッジくらうも勢いまかせてツタこんぼう水バージョンで急所とどめ!
4体目、ダグトリオ。ふいうちプラスすなあらしで視界が悪くなる。そこをふいうち続けるダグトリオ。だが冷静に気配をとらえたポンさん、ツタこんぼうでワンパン。
「ナッハッハ! やるやん! やっぱ自分おもろいわ!」
楽しそうに、でも不敵に笑い、5体目ドオーを出すチリ。こちらは真打ちわっぷるさん。
すなあらしがやんだ。
*
「えっとそばえて、わっぷるさん!」
わっぷるさんテラスタル!
「いてこましたる! ドオー、隆起せえ!」
チリもドオーをテラスタル!
アクアステップを繰り出すが、まもる、によりダメージならず。今度こそアクアステップだが、特性ちょすいにより効果なし。
「しまった、まんじゅうと同じ!」
「足もと気ィつけや。ちぃと揺れるからなあ!」
ドオー、じしん! わっぷるさんダメージくらうも耐える。
「なら……、わっぷるさん、グルーシャさんのあの技じゃ!」
「バルブ!」
アイススピナー! しかしじしんで大ピンチ!
力をふりしぼりアイススピナー! とどめ!
「お疲れ様、わっぷるさん」
「自分、やるなあ!」
口を尖らせながらも、拍手で褒め称えるチリ。
「あー、ズルいズルい。こんなんかなわんやん」
にっこり笑い、
「負けたこっちがスカっとするほど、気持ちええ勝負なんやもん。実技試験を突破できるトレーナーはほんの一握りなんやけど、ヨーコならひょっとすると、ひょっとするかもな」
ぺこり、と頭を下げるヨーコ。
「四天王二人目はもっと強いから、きばるんやで」
「はい」
後ろを向くチリ。
「おーい、次、出番やでー」
「はーい!」
扉が開く。出てきたのはポピー。とことこやって来て、
「チリちゃん、まけちゃったんですー!?」
ちょっとびっくりしてる様子。
「せやねん~、ごっつ強かったわぁ」
バトルコートの外へと歩くチリ。
「横で見学しとるから、チリちゃんのかたきとったってね」
「わかりましたの!」
ポピー、元気よくお返事。
去り際、チリ、ヨーコに、
「自分がどこまで行けるか、この目で確かめさせてもらうわ」
静かに激励。
(ポピーさんか……)
回復させ、ポンさんのお面を変えて向き直るヨーコ。
「では、お願いします」
「はい!」
うなずき、位置につくポピー。ヨーコも同様。
「せっかくのにじしけんですけど、おねーちゃんはここでバイバイ! ポピーのポケモンちゃん、みんなカッチカチですので! やわ~いこうげきなんて、へっちゃら、もへもへなんですの」
ポピー笑顔で挑発。しかし不敵な笑みを浮かべたまま動じないヨーコ。
「ほー? じゃあどんだけカッチカチか試してみようかね?」
煽り返しながらも頭を働かせる。
(カチカチということは、はがねタイプかね……)
「どんと来いです!」
受けて立つポピー。
「それではおいでなさーいな! ポピーのおともだち!」
えっへん! として最初の1匹目ダイオウドウ!
「やっちゃえダイオウちゃん! パオーンとふんづけあそばせー!」
「そりゃ簡単には通らせられんもんね! まんじゅう、あんたに決めた!」
こちらの先発はまんじゅう!
戦いの火蓋が切って落とされた。
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