season5 13話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)
13.『学校最強大会! VSキハダ』
「いよいよ第三回戦! 残るトレーナーはあと4名!」
鳴り響くアナウンス。
「チャンピオン・ヨーコ、VS……」
ヨーコ、バトルコートへ。
「……バトル学教師、キハダ!」
やってきたのはキハダ先生!
「押忍! 転入生!」
「キハダ先生」
「学校最強大会、バトルスクールウォーズ! 最強を決める戦い……! 腕が鳴るな!!」
「はい!」
「ここはわたしの強みを最大限活かせる場! このような大会が開かれるきっかけとなった転入生に感謝だ!」
「恐縮です!」
「転入生……、いや、チャンピオン・ヨーコ!」
キハダ先生、堂々と呼びかける。ヨーコ、背筋を伸ばす。
「教師として生徒は導いていきたい。反面! バトル学教師として負けるわけにはいかない。悪いが本気を出させてもらうよ!」
ヨーコ、無言でうなずき構える!
キハダ先生も深呼吸し構える! 1体目タイレーツ出す!
「正々堂々勝負だ! 健闘を祈る!」
「はい!」
ヨーコはぴっかりさん! さっそくかみなりパンチ! タイレーツインファイト! しかし特性:せいでんきでまひ。そこを狙ってエレキボール! 倒れるタイレーツ。
2体目、ケンタロス(ほのお)対ヒナじろう。特性:いかくで攻撃下がる。ドリルくちばしくらわすもレイジングブル返される。必殺ルミナコリジョンでワンパン!
3体目、ルチャブル対まんじゅう。アイアンヘッドを急所にくらいひるんでしまうまんじゅう。アイアンヘッドくらいつつもがんせきふうじで動きを封じていく。そして封じ込められた刹那にどくづきでとどめ!
*
4体目、チャーレム対ポンさん。じごくづきとかかとおとしで相討ち。しかし素早く体勢を整える。ポンさん、一瞬早くツタこんぼうでとどめ!
5体目、ケンタロス(水)対ゴンさん。特性:いかくで攻撃下がる。インファイトくらって効果抜群! よろけるもその反動でのしかかり! しかしインファイトで倒れる。ヒナじろうに交代。レイジングブルくらうが、ルミナコリジョンでワンパン!
「やるな! 転入生! 俄然闘志が湧いてきたぞ!」
「ありがたいです!」
6体目、ハリテヤマ対わっぷるさん!
「いつも通り踊ろう! えっとそばえて、わっぷるさん!」
わっぷるさんテラスタル!
「昨日の自分を超えていけ! 明日に向かって押忍ッ!」
キハダ先生、ハリテヤマをテラスタル!
わっぷるさんアクアステップ! 倒れないハリテヤマ!
「全力をふりしぼってこそ! つかんだ勝利に意味がある!」
ハリテヤマ、インファイト! あやうくよろめくわっぷるさん。
「華麗に舞うんじゃ!」
わっぷるさんバック転してアクロバット! つっぱりでも防ぎきれず倒れるハリテヤマ!
「わっぷるさんキレイじゃ!」
「バルーブル!」
汗かきつつも爽やかに笑うわっぷるさん。
「研ぎ澄まされた押忍を感じたぞ!」
悔しがりつつも高らかに笑うキハダ先生。
「第三回戦勝者は……、チャンピオン・ヨーコ!」
歓声の中ため息をつくキハダ先生。
「くやしい……! 完敗だ……! だが得るものは大きかった! 圧倒的成長だ!」
満足げにうなずく。
「……意外かもしれないが、大人も日々学んでいるんだよ。でないと子供に勉強しろとえらそうに言えないだろう!?」
「キハダ先生……!」
思わずじーん、なヨーコ。
「対戦ありがとう! 優勝目指して押忍! 押忍! 押忍!」
激励してくれるキハダ先生に一礼するヨーコ。
いよいよ決勝。あん人が来る、とテントの中で感づくヨーコ。
一方バトルコートでは、オモダカが華麗に勝利を決めたところだった。