東京都 武蔵村山市、飼い主死亡による 多頭飼育崩壊のハナシ ②
2021年3月16日、地域のボランティアから「お婆さんが亡くなった」と連絡が入りました。
遺体が発見された2日後、市の環境課に行って 担当者に話を聞くと
「息子さんとは連絡が取れている。息子さんには 餌と水を与えるように頼んでおいたから大丈夫」
との説明を受けました。
ですが、心配だったので 仲間と協力して 毎日のように見に行っていました。
その度、ご近所の方にも様子を聞いて、本当に息子さんが いらしているのか確認しました。
誰も息子さんを見ていないというのですが、門扉の様子などから
1 週目は何度か来ている様子が確認できました。
けれど、適切に餌や水を与えているかまでは確認できません。
なので、詳しい状況を確認しようと 市に何度も電話を入れましたが
市は、次第に 私たちを邪険に扱うようになり
そのうち『担当者が席を外している』などと対応されるようになり
だんだん相手にされなくなってしまいました。
2週目になると、明らかに息子さんが通っていない様子が確認されました。
再び市役所に電話をかけましたが、そこで
「実は、息子さんからは何も連絡を受けていない」
と信じられない説明がありました。
「息子さんと連絡を取っているので大丈夫」
との言葉は、いったい何だったのでしょう⁈
なんとか息子さんと連絡を取りたい!と働きかけますが
「勝手な行動を取らないでください。この件をあまり口外して騒がないように」
と口止めまでされる状況に
「もう行政はあてにできない!」と、様々な方面に SOSを送ることにしました。
武蔵村山市の議員さん、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaさん他、複数の動物愛護ボランティア団体さんや 個人のボランティアにも
救出のためのアドバイスを頂いたり、救出後の預かりをお願いしたりしました。
その後、他団体のボランティア経由で
『まもなく他団体が引き取りに入るから大丈夫』と話しているとの情報が入りました。
そのため、少しの間 静観していましたが、それは誤情報だったのです。
毎日 現場に通い続けましたが 全く変化はなく、その時点で丸3週間が経過していました。
その頃、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaさんが、ずっと情報収集をしていてくださっていましたが、さすがにこれ以上は猫の命に関わると
4月8日に 警察への働きかけをしてくださいました。
が、取り合ってもらえず、同日他の保護団体さんと現場に行ってくれました。
その時、1階の室内で三毛猫が亡くなっているのを発見したのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?