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路面凍結でスリップ!事故を回避するためにできること

先日、1人でスノーボードを楽しんだ帰り道、凍結路面の運転で一瞬ヒヤリとする出来事がありました。

帰路も終盤。
疲労はあったものの眠気はなく、帰りの楽しみにしていた、疲れを癒す温泉へ!
山道の運転にも十分気をつけていました。
夕方になり路面凍結の可能性を意識しながら慎重に走行していたが、

「なにぃぃ!!」

トンネルの出口付近で突然後輪が流れ出した・・車速は40キロ〜50キロだと思う。
反射的にハンドルを軽くカウンターを当てながら、思いっきりブレーキをかけるのではなく、何度も踏むポンピングブレーキ(軽めの力で)コントロールを試みた。

なんと視界の先にはすでに事故に遭い、雪の壁に突っ込んだ軽自動車と現場検証を行う警察官の姿が。

「うわぁ!やばっ!突っ込むかも!?」

瞬時に最悪のシナリオが脳裏をよぎる・・。最近こうした事故の現場検証中に、警察官が巻き込まれる悲しいニュースを目にしていた・・絶対に避けなければならない状況だったのです。
幸にして操作が間に合い、スリップを立て直す事ができた。心拍数は一気にレッドゾーン、眠気どころか完全に目が覚めた瞬間です。

まだドキドキしながらの公衆浴場に到着、温泉に浸かりながら改めて振り返る。

「事故らなくて本当に良かった・・。」

慎重に運転していたつもりでも、やはり疲労の影響はあるし、トンネル内の凍結は特に怖い。


過去の自損事故


20代の運転歴が浅かった頃、電柱や他人の家の壁に突っ込んだり・・あっ!ガードレールもありました。人以外全部だったりして(・_・;
大きのだとダンプの後方角に突っ込んで、怪我なく生きているのが奇跡レベルもあった・・買って半年の車が廃車に。
雪道で3回、乾燥路面で2回・・相手がいた事故はダンプだけで、他は自損。
修理代や事故に費やした時間と能力って、ほんと無駄ですよね。
歩行者を怪我させたとなれば、補償や反省で、自分の人生を前向きに生きることが出来なかったかも知れません。
しかしながら、このような経験があったからこそ、現在の車社会で安全意識を持って技術的にも危険を回避する事が身についたように感じます。

原因を深掘り

もちろん冬用タイヤでの走行。ただ購入から4年目のシーズン、更には昨年前輪に履かせた2本は冬用タイヤで使用できる「プラットホーム」まで残り1ミリ未満だった。新品時に比べると半分以下、状況によっては機能しないリスクが高い。
知識はあるが、新品購入となると出費も大きい。。国内メーカーだと4本と工賃で8万円以上かかります。(トヨタ ノア・ヴォクシー)
利用頻度や走り方にもよりますが、冬タイヤは3年から4年で交換です。
5年以上だと溝が十分でもゴム自体が硬くなり機能せず、溝が減ったタイヤ以上にに危険です。

悩んだが今シーズン、このタイヤで冬を越そう。溝の減った2本は後輪へ、荷重のかかる前輪にはまだ溝はあるタイヤを装着させた経緯がありました。
そして4WDの安心感もある(東北で山道走るなら4輪駆動必須です)

しかし凍結した路面でのちょっとした荷重の変化、溝の浅いタイヤでは踏ん張る事ができなかった。

プラットホームは冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差です。「プラットホーム」が露出した場合、冬用タイヤとして使用することができなくなります(右図参照)。「プラットホーム」が露出した状態で冬道を走行した場合、氷上でのブレーキ性能悪化や雪路・シャーベット路での走行でスリップの可能性が高まり

ブリジストンホームページより
これを基準に判断します。

経験が生かされた場面

今回の場面でありがちなパターンとしては、滑って「やばっ!」焦ってフルブレーキ!
“ツゥゥゥゥゥーーー”っと、滑って今回だと先に事故っていた車両に一直線に突っ込む。ABSが機能したとしても、凍った路面にハンドルを切った状態から安全に避けれるかは微妙。
※この時は何度も踏み込むポンピングブレーキでABSの作動はなかった。

急ブレーキ時などに車両の安定性を確保します
ABSとは、アンチロック・ブレーキシステム(Anti-lock Brake System)の略称で、急ブレーキをかけた時などにタイヤがロック(回転が止まること)するのを防ぐことにより、車両の進行方向の安定性を保ち、また、ハンドル操作で障害物を回避できる可能性を高める装置です。

ABS 国土交通省より


ABSの動きと効果

更に現在の車には、ほぼ装備されている電気制御で運転を補助する装置です。
今回この装置が働いたかは不明、介入するとメーターパネルのランプが点灯するのですが、状況が状況だけに確認することが出来ませんでした。
雪道での登り区間でのアクセルを踏み込んだ時の横滑りだと、制御されている感覚は感じやすいのですが、下り坂の横滑りで制御を感じる頃には、手遅れ感もありますw と、考えると自分の回避操作の方が早かった!?という自分の運転技術を過信した結論。

S-VSC(ステアリングアシステッドビークルスタビリティコントロール)
ABS・TRC・VSC・EPS を協調して制御します。
すべりやすい路面などの走行で急なハンドル操作をした際に、ハンドル操作力を制御することで、車両の方向安定性確保に貢献します。
TRC(トラクションコントロール)
すべりやすい路面での発進時や加速時にタイヤの空転を抑え、駆動力確保に貢献します。

トヨタホームページより

最後に

今回の経験から、改めて
「冬道では、車の安全装置や自分の運転技術に過信せず、またタイヤの状態をしっかり確認して慎重な運転を心がけること」 の大切さを痛感しました。

これからも安全な運転で、同じようなヒヤリを減らしていきたいと思います。
冬道を運転される皆さん、地域や場所で路面の状況に違いがあります、今一度運転のクセや、タイヤの確認をしてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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