派遣会社が社会を壊す
今、社会が壊れかけている。
いや、既に壊れているのかも知れない。
無数に理由はあるが、派遣という仕組みにも原因がある。
派遣にもいろいろあるが、総じて派遣と言い切る。
正規職員として採用されないから、派遣職を行う。
派遣職を行う人が多くいるから、正規職員が増えない。
さてどっち?
コロナ禍。暇をもて余していたので派遣労働をやってみた。
若い派遣の子は、軒並み正規職員を求めていた。
なぜ正規職員にならないのかを聞くと、思うような仕事がないってことだ。
しかし、正規職員の求人は山のように出ている。
要は選んでいるってことだ。
で、私は聞いてみる。
「で、なにがしたいの?」と。
すると、答えはいろいろだが
『クリエイティブなことがしたい』だの『海外出張のある仕事』だのと、抽象的なことを言う。
バカなの?
で、やりたい仕事が見つかるまでは派遣の仕事をやるんだと。
と同時に派遣会社に、紹介予定派遣だの人材紹介登録などを依頼し、自分にあった仕事があれば紹介をしてもらうんだと。
バカなの?
正規職員が望みなら、最低限の条件だけ決めて、とりあえず働け。
とりあえずだけど真面目に働け。
そしたら、そこに夢があるかもしれん。
それまで見えなかった、気付かなかった遣り甲斐に出会えるかもしれん。
それまでの自分の知見だけで、あーでもないこーでもないと考えていただけで、知見を越えた経験の中で、新しい気付きに出会える。
それを派遣会社が潰している。
機会を潰している。
同調して共感している風で利益を貪っている。
派遣会社・人材紹介会社があるから、そこを頼る。
なければ自分でなんとかせねばならない。
だからまず働く。
そこではりあいと出会う。
変に力のある会社が派遣会社をやるから、大きな利権が動く。
そしてまた派遣会社に力がつく。
仕事くらい自分で探せる人になれ。
仕事探しが自分探しだ。
大人ってそんなもんだろ。
だから社会が弱くなるんだよ。
知らんけど。