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そりゃあんた無茶でっせ!と思う経営者の独りよがり

コンサル先で経営者と話しをしているとき、よくこういう言葉を聞く。

うちの幹部は経営意識が低い!

と。

当然ながら、幹部社員や管理職が高い経営意識を持って働いてくれたら、こんなありがたいことはない。

しかし、それは実質無理なのだ。
ほぼ不可能と言ってもいい。もちろん例外はある。

なぜか。

それは、彼らは雇われ社員であり、経営者ではないからだ。

経営者でもないのに、どうやって経営意識を持てるのだろう。
本気でそう思っているのだろうか?

仮に、今私がサラリーマンに転身したとするなら、少しは経営意識を高く持って働くことはできるだろう。
なぜか!経営をしたことがあるからだ。

経営をしたこともない社員が、どうして経営意識を持てるのだろう?

経営をすると言うことがどういうことかわからない者にそれを求め、不満を言う経営者はバカなのか?

もし本当に管理職に経営意識を持って働いてもらいたいのであれば、最低でも経営者と同じだけの情報を与え、同じだけの行動を取らせなければならない。

もしくは、経営者が思う『経営意識』の定義を明確にし、その定義を満たすだけの情報を提供し、教育を施すことだ。

たまにいるのだが、『経営意識』と言いながら、単に【収支】【損益】のことだけを言っている経営者。

悪いとは言わないが、収支と損益だけを以て経営意識と言ってはダメ。
なにを以て経営意識なのかがさっぱりわからない。
↑↑大概こういう人が経営している場合は、ダメダメな会社。

あと言えることは、経営意識を持って欲しいと言っている経営者自身が、経営意識が低いと言うこと。

なので、もし自分の所属する会社の経営者から、『経営意識を持て』と言われたら、その経営意識とはなんなのかを問うてほしい。


そもそも、経営意識とはなんなのだろう。


教えないぞ。

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