いつまでも ナンバーワンでいるために
ある法人のトップ。
無理矢理引っ張られて来て、最初は法人業績を良くするためにあの手この手をうち、色々な策を講じてきた。
しかし、打つ手の一つ一つが裏目裏目に出てしまう。
それでもそこそこ策を講じていると、何人かは芽が出る人間が出てくるもので、そういう人が頑張れば頑張るほど社内の中での人気の高まり、影響力が大きくなってくる。
すると、いつしかその存在が疎ましくなってくる。
そしてなぜかこのままではダメだという思いになり、その影響力が出てきた人を左遷したり、自ら率先して悪口を言ったりしだす。
そんなことをしていて法人の業績が上がるわけがない。
法人のトップとして、法人の業績を上げるという思いは強くあり、どうにかしなければならないと思い、次に講じる策は、外部の人に業績を上げるために入り込んでもらうという手だ。
結果、同じようなことが起きる。
外部から入ってきてもらった支援者の発言力や 影響力が大きくなってくると、その存在が疎ましくなってくる。
そしてまた、その外部から招聘した影響力も強くなってきた人との契約を切る。
分かったことがある。
法人の中で自分が一番の影響力者になっていなければ気が済まないという経営者が少なからずいる。
人間の性としてそういう面はあるんだろう。そしてその法人はいつしかその法人のトップよりも能力の低い人ばかりになっていった。
でも、常に自分は一番で、法人内においては、最も影響力のある人間なので、『余は満足じゃ』でいられる。
法人は徐々に小さくなり、従業員は少なくなっていく。
いつまでもNo.1でいたければ、自分よりも能力の高い人を採用したり、人材育成をしなければ大丈夫!
あなたもそんな経営者になってみればいい。
恨まれ、憎まれ、軽蔑はされるが、組織の中では一番でいられるよ。
ボケ。