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空いている時間に、書きたいことを書けたらいいかな、と

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小説 ロウ・オブ・ザ・シー 5/5

  兵士達を先に自船に帰し、私は船員のいなくなった海賊船の甲板を一人で降りていった   船内のどこにも人の気配はなく、嫌な予感だけが募っていく   それらしい部屋があったのでドアを開けると、私は中に入ってひざまずき、明らかに凌辱された痕跡のある全裸で冷たくなった私の最愛の恋人の体を、しっかりと抱きしめ、声を殺して泣いた           了 

    • 小説 ロウ・オブ・ザ・シー 4/5

         趨勢はすぐに決した   私は海賊船に乗り移って剣を抜くと、自身の手で、私の部下に押さえつけられながら必死に命乞いをする海賊船の船長の首を、有無を言わさず刎ねた 武器を置いた者の命までは奪わない、と私は言い放ち、武器を置いて投降した海賊船の船員の首を、私の合図で部下が端から順に斬り落としていった    続ー5/5

      • 小説 ロウ・オブ・ザ・シー 3/5

          減速のの指示も、進路変更の指示も出さなかった 私は躊躇なく自艦を海賊船に衝突させ、鉤のついた縄ばしごをかけて接舷すると、私の号令で剣を抜いた自軍の兵士たちが一斉に海賊船に雪崩れ込み。一気に白兵戦に持ち込んだ 数的には不利だが、兵士の練度は明らかにこちらのほうが高く、士気も圧倒的に高い    続ー4/5

        • 小説 ロウ・オブ・ザ・シー 2/5

            洋上を丸二日かけて探し出し、ようやく追いついた 海賊船の船員の慌てた顔が肉眼で見えてきた 間に合ったのかどうかは、まだわからない    続ー3/5

          小説 ロウ・オブ・ザ・シー 1/5

            面舵をとった    取り舵をとった 海賊船の船影は、もうすぐ目の前に迫っている    続ー2/5

          小説 ロウ・オブ・ザ・シー 1/5