【2/17追記】視点の違いによる医療コミュニケーションギャップ✳︎
※※※本記事の最後に追記しました(2/17)※※※
はじめに
「視点の相対化」は、私のテーマのひとつです。
がんの記事が目立つのは、その内容を知っていると、どんな病気にも思考を応用できると考えているからです。そして、医療をとおして人生を見つめ直し、前を向くきっかけにもなると信じたいからです。
医療マンガ大賞
「医療マンガ大賞」とは、患者さんと医療従事者との視点の違いによる「医療コミュニケーションギャップ」を短いマンガにしていただき、公募でマンガ作品を募るマンガ賞です。
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第4回となる今年度も、大賞が決まりました。
大賞は、看取りにまつわる患者さんご家族の視点で描かれたマンガです。胃ろう造設をめぐる問題は、いつの時代も本当に悩みます。「薬を飲むか、飲まないか。手術を受けるか、受けないか。あなたはどうしますか、どうしてあげますか。」の記事でご紹介した状況と同じですね。
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こちらは同じテーマで、ケアマネジャーさんの視点です。noteでも同じような記事を読んだ記憶があります。
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他にも、
「(循環器病対策)早期受診の大切さ」部門賞
「慢性期医療の現場を支える人々」部門賞
「歯科受診のタイミング」部門賞
「各部門」特別賞
があります。
どの作品も1〜2分で読むことができます。
私の記事よりもずっとコンパクトで、共感もできるはずです。コロナ禍になってから歯科健診を受けてこなかった私は「歯科受診のタイミング」を真っ先に読んでしまいました…もう予約はしたんです、予約は。
さいごに
「視点の相対化」ですが、発揮する場面を間違えてしまうと大変です。私は昔からお土産を選ぶのが好きなのですが、中学の修学旅行先の京都で父に買ったお土産は「ドクロの灰皿」でした。悩みすぎると必ずやらかすことで有名です。
みなさんも何卒お気をつけください。
以下、追記です(2/17)。
第1回の医療マンガ大賞をどうしてもご紹介したくて。テーマは「転院/退院」です。
◆患者さんご家族の視点
◆医療従事者の視点
たとえば、5年間の経過観察後にご自宅近くの市中病院などを紹介されて、今後はそちらでお願いしますと転院を促される場面でもよくあります。
患者さんやご家族が、大学病院や専門病院などから見放されてしまったと感じられることは、今も昔も多いです。
他には再発や転移した場面、治療薬が変わる場面でも、すれ違い(ギャップ)が生じがちです。
「何か変化があったとき」は、これまで以上に当事者は慎重にコミュニケーションを図るべきだと考えます。マンガのとおり医療従事者は見放しません。そう感じられたときは、何度も繰り返し聞いてくださいね。
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