青ブラ文学部
フランツ・カフカ【カフカ短編集】
池内紀編訳
掟の門
判決
田舎医者
雑種
流刑地にて
父の気がかり
狩人グラフス
火夫
夢
バケツの騎士
夜に
中年のひとり者ブルームフェルト
こま
橋
町の紋章
禿鷹
人魚の沈黙
プロメテウス
喩えについて
万里の長城
【橋】については過去記事に挙げたと思います。
タイトルだけで興味惹かれませんか?
追々、他の作品も挙げていくつもりです。
フランツ・カフカ【カフカ寓話集】
池内紀編訳
皇帝の使者
ジャッカルとアラビア人
ある学会報告
ロビンソン・クルーソー
サンチョ・パンサをめぐる真実
アレクサンドロス大王
新しい弁護士
ポセイドン
アブラハム
メシアの到来
こうのとり
貂
使 者
小さな寓話
獣
だだっ子
柩
掟の問題
一枚の古文書
走り過ぎる者たち
よくある事故
十一人の息子
兄弟殺し
中庭の門
隣 人
巣 穴
最初の悩み
ちいさな女
断食芸人
歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族
小さな寓話
「やれやれ」
と鼠がいった。
「この世は日ごとにちぢんでいく。
はじめは途方もなく広くて恐いほどだった。
一目散に走り続けていると、そのうち、かなたの右と左に壁が見えてきてホッとした。
ところがこの長い壁がみる間に合わさってきて、いまはもう最後の仕切りで、どんづまりの隅に罠が待ち構えている。走りこむしかないざまだ」
「方向を変えな」
と猫はいって、パクリと鼠に食いついた。
如何でしょう?
カフカは長編小説
変身 審判 城で有名ですが、短編、寓話も実に不条理であり、難解ですが、お伽噺とも言えます。
意味を求める、解釈を急ぐより先に
作品そのものを味わって下さい。
謎解きではなく、感じるものです。
山根あきらさん、宜しくお願い致します🙏