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薔薇色の日々:改定

射抜くような貴方の両の目は
わたしを見るとき、目尻に皺を作り
微笑むその口元は、
片方だけ拗ねたように口角上げて


貴方の愛したわたしの頬は
少女のように
頬染めて
貴方を愛するわたしの指は
躊躇いがちに
あなたの硬い髪を梳く


脳髄も脊髄も痙攣するほどの
歓喜の日々



互いの為に生きるのではなく
互いが同じ方向を視て生きようと誓った日々

不安に怯え待つ夜は遠く
その記憶はいとおしい


ちりりと胸に刺さる刺のように
甘美なる薔薇色の日々よ

薔薇色の日々