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坂口安吾、つれづれに

坂口安吾の『堕落論』を初めて読んだのは幾つの時だったろう。


タイトルからして私を魅了した。

その後『不連続殺人事件』等、読んでもみたのだが。

坂口の基本概念
*人間は生き、人間は堕ちる*
*どうしても悪いことをしたければ人を使うな、自分ひとりでやれ。
善いことも悪いことも全て自分ひとりでやるのだ*

孤独、孤高に尽きると思う。

実際、坂口は『堕ちよう』と試みた人であった。

彼の堕落への概念
これこそが「孤独」への必然


孤独の意味を知る人は強い
ウジウジと停滞している人は、いつか誰かが救ってくれると思っているわけで。

*自らに頼る以外に術はなし*
堕落の意味する圧倒的孤独、リアルでは男女問わず、モテタ坂口安吾。

彼は「道化」を愛した。


悲喜劇でもなく、嘘、欺瞞をかなぐり捨て堕ちる>>道化(ファルス)

荒唐無稽に孤独に突き進む。