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音楽と私#6:access最高!

以前から何度か記事に書いているのだが、
私はとにかく浅倉大介さんの生み出す
デジタルサウンドが大好きである。

中でも”access”と出会った時に受けた衝撃は
大きかった。

それまでにもYMOやTMネットワークなど
シンセサイザーによるデジタルサウンドを
取り入れたグループは確かにあった。

しかしaccessのようにボーカル以外の”音”を
ほぼ”打ち込みだけ”に振り切ったアーティストは、
私の知る限り当時日本には存在しなかったのでは
ないだろうか。

先述のTMネットワークの小室哲哉氏など、
それに近いことをやっていた方はいる。
しかし実際にTMネットワークのライブで
「打ち込みだけでライブをやりたい」という
小室氏の要望を叶えたのは、TMネットワークの
サポートメンバーだった浅倉大介さんその人である。

そんな浅倉大介さんが貴水博之さんと結成した
access。
浅倉さんが繰り出すサウンドと貴水さんの
澄んだハイトーンボイスの起こす化学反応は
その音を聴く者を惹き付けて離さない。
かくいう私も虜になった一人である。

2ndシングル『Jewelry Angel』。
弟が買ってきたこの8cmシングル盤が始まりだった。

そんなaccessがウルトラマンシリーズ最新作
『ウルトラマンアーク』のOPテーマを担当する。
そんな情報を目にして私はワクワクした。
またあの”音の波”にノれる。
そして公開されたMVは、そんなワクワクを
遥かに突き抜けた珠玉の作品だった。

『arc jump’n to the sky』。

これまでのaccessとは少し毛色の違う、
子供向けの番組ならではのポップでキャッチーな
”キラキラ”した曲。
今までのウルトラマンシリーズの楽曲というと
その使命を歌ったやや重い曲などもあるのだが、
この曲は光の巨人(=ウルトラマン)と輝かしい
未来をイメージさせるような、とても明るい曲調だ。

それでいて、間違いなく「accessの曲」なのだ。
30年近く変わらない澄み切ったハイトーンボイス。
そしてまるで上質な織物のように幾重にも
折り重ねられた、シンセサイザーが奏でる旋律。
軽妙でクセになる疾走感。
この曲、ついつい何度もリピートしてしまう
中毒性の高さがある。マジヤバい(語彙力)。

もしお聴きになるのであれば、出来うるなら
スマホのスピーカーではなくヘッドホンや
しっかりとしたスピーカーで、少しだけ
ボリュームを上げて聴いてみていただきたい。
メチャクチャ「音が分厚い」のだ。
凄まじいまでの”打ち込み量”である。

曲もスゴいがMVも素晴らしい。
ウルトラマンをイメージしたシルバーとレッドの
衣装。サビに登場する「arc」という言葉に合わせて
貴水さんが片腕を高々と掲げるのは、ウルトラマンの
変身シーンをイメージしてのものだろう。

何よりもaccessを感じさせる部分は
「余計なイメージ映像がない」ところだ。

これはこの曲に限ったことではないのだが、
accessのMVは基本的に貴水さんが歌い、
浅倉さんがキーボードを弾く、ほぼその映像だけで
構成されている。
 「自分たちが”魅せる”のは楽曲だけでいい。」
そんなこだわりすら感じさせる。

昨日初めてこのMVを観て、魅せられて、そこから
寝るまでずーっと聴いていた。
浅倉サウンドのシャワーを浴び続けた。
テンションは最高潮である。

ちなみにサビ前(上記YouTubeリンクの0:57~)の
間奏には初代ウルトラマンを彷彿とさせるフレーズが
忍ばせてあるのもポイント。
光り輝くウルトラマンのテーマであり、そして
如何にもaccessの楽曲でもある、最高の曲だ。

何度でも言おう。
私は浅倉大介さんが生み出すデジタルサウンドが
心の底から大好きである。

ところで見出しの画像なのだが、写真右側が
ボーカルの貴水博之さん(55歳)である。
若すぎやろ、どっかで時空捻れてないかこれ・・・。


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