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【ポケカラ歌ってみた】さよーならまたいつか!/米津玄師

〔歌い手らんべるく〕ⓒ坂本猫馬、でございます。
今年もよろしくお願いします。
早速ですが流行りには乗っかりましょう。
本日の曲はこちら!

うーん、もうちょっと裏声の部分何とかしたい・・・。
このくらいなら出せるハズ。


『さよーならまたいつか!』はNHKの連続テレビ小説
『虎に翼』の主題歌として昨年ヒットした曲です。

ドラマの時代背景に合わせてなのか、いつも以上に
古風な言い回しが多用されている歌詞が特徴的です。
気儘きままに」とあまり常用されない漢字を使ったかと
思えば、その直後に「どこ何処までも行・往け」と今度は
敢えて”漢字をひらいて”みたりと、ただ曲を聴くだけ
ではわからない細かい表現が随所にあります。

「しぐるるや しぐるる町へ 歩み入る」と2番冒頭に
種田山頭火の句を引用してみたり、「けだし虎へ」と
普段目にしないような難しい表現もそうですね。
読書家で日本文学を愛する米津玄師さんならでは、
というかおそらく彼にしか書けない歌詞ではないかと
思います。

・「しぐるるや しぐるる山へ 歩み入り」
時雨しぐれそうかなぁ、そう思いながら雨の
降りつつある山へと歩いて行く。
明治時代の俳人、種田山頭火の一句。

・「蓋し虎へ」
本当の、まごうことなき虎へ、といった意味。

この曲、MVがスゴいんですよ。
逆回しを多用した不思議な世界観の映像なんですが
逆再生したあとまた同じシーンが流れてるハズなのに
口元(リップシンク)だけその時の歌詞に合わせてる!
そのまま逆回しで元の映像に一周して戻ってくるの
ですが、派手にぶっ壊されてたお店が誰もいない、
何ともない状態に戻ってたり・・・。
最初曲を聴いていたんですがいつの間にか映像の方に
釘付けになってしまう、実に風変わりなMVです。

「生まれた時から(私は)私だったんだよ」という
この曲のテーマに沿った”原点に立ち返る”様子を
このMVは表しているのでしょう。いや不思議。

もう1本。
先日の紅白歌合戦のために制作された『虎に翼』と
『さよーならまたいつか!』のコラボ映像。
こちらもこれだけでMVとして通用しそうな素敵な
映像になってます。最後の米津玄師さんと寅子役の
伊藤沙莉さんがピースするシーンはアドリブっぽいと
思ったのは私だけでしょうか。

(⬆YouTubeのマーク出てませんけどこれも動画です)

歌詞とMVばかり取り上げてしまいましたが、米津
さんの真骨頂はやはり曲にあります。
なんで毎回こんな変則的なテンポで書けて歌えるのか
不思議で仕方がない

ホントにムズいわ米津玄師さんの曲・・・。


以上、〔歌い手らんべるく〕がお届けしました。


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