雑記と私#85:看板に偽りあり
今日の昼食、私は職場である”ぼっち倉庫”の近くの
ローソンでカップ麺を購入した。それがこれだ。
所謂ショップブランド系の低価格商品なのだが、
よほどそのスープに自信があるのか、単価で
200円を超えるカップ麺。
しかもパッケージの通り、具材(かやく)の類は
一切入っていない。乾燥ネギすらもだ。
おにぎりやレジ横のホットスナックなどを一緒に
買ってくださいという、最近のコンビニにはよく
見られる売り方である。
倉庫脇の事務所にてポットでお湯を沸かし、早速
注いで3分待つ。液体スープと粉末スープがあり、
どちらも食べる直前に麺をほぐしてから入れろと
指定があったのでフタの上に液体スープを載せて
重し代わりにして一緒に温めておく。
3分経ったところでフタの上に載せていたのが実は
粉末スープだったと気づいて1人でバカ受けしながら
(アホやろコイツ…)粉末スープ、液体スープの順に
入れていくのだが・・・どうにもおかしい。
明らかに豚骨ラーメンではないニオイがする。
スープも豚骨というには茶色がかっていて、しかも
やたらとトロみがありドロドロしている。
「何か見覚えがあるぞこれ・・・。」
そう思いながら麺を1口すすってみる。
「!?」
これは・・・。
慌ててスープを口に含んだ。
間違いない!
コイツは豚骨ラーメンなどではない!
「天一やんけ!」
そう、コイツは豚骨ラーメンの皮を被った
『ジェネリック天下一品こってりラーメン』だ。
私はこの天下一品のカップ麺も食べたことがあるので
よくわかる。細いノンフライ麺もスープの入れ方も
味もトロみもほぼすべてそのまんまだ。
違いといえば「具材の有無」だけである。
原材料を見ると確かにポークエキスも入ってはいるが
”チキン調味料””チキンエキス”等、天一の特徴である
「鶏がら濃厚スープ」を連想させるワードがずらっと
並んでいる。
なんで”豚骨”で売り出したんですかローソンさん?
別に濃厚鶏がらスープでよかったのでは・・・。
これ例え「しょうゆ豚骨です!」って言われても
「いや鶏がらやん!天一やん!」って気づく人は
気づいちゃいますよ?
お手軽に安く天一気分を味わいたい人にはオススメ。
ただ同じローソンで買うなら多少高くはなるが
冷凍食品コーナーにある天下一品の冷凍食品を
オススメしたい。
再現度はこちらのほうがはるかに高いのだ。
悪い商品ではないのだが「そのブランディングは
どうなのよ?」そんなよくわからない祝日出勤の
午後のひと時であった。