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大谷翔平 2023年 ア・リーグ本塁打王の偉業

今更のお話で大変恐縮ですが、昨年大谷翔平選手が獲得したア・リーグの本塁打王について文字にして残したくなったので、今回はこちらについて触れたいと思います。


2023年の本塁打記録について

記憶にも新しいWBCでの活躍から始まった二刀流として挑んだ2023年シーズン、最終的には右ひじの靭帯損傷などのケガによりシーズン完走をできなかった大谷選手(シーズン出場試合数は135試合)。それでも6、7月で驚異的なホームランを量産した結果などもあって、2位と5本差をつける44本で自身初の大リーグでホームラン王を獲得しました。これは日本選手さらにはアジア選手として初めてとなる大リーグでの本塁打王となります。


大谷選手のすごさ


単純にホームランを打つだけでも来た球を打ち返すためにそれなりのパワーが必要です。それをシーズン通して且つタイトルを獲得するために40~50本を打たなければならいと考えたら、途方もない体力が必要になってきます(しかも、大谷選手は同時に投手もこなして並外れた球を投げます)。漫画の世界であればフィクションの選手として二刀流のような選手を描けたのですが、そんな選手がついに現実世界に現れたのです。


大リーグでプレーするということ

さて、二刀流とまではいきませんが、1シーズンの本塁打を大谷選手以上に打つ打者もいれば、160km近く投げれる投手がゴロゴロいるような世界が大リーグです。ちなみにですが、日本のプロ野球に海外からやってくる外国人選手(いわゆる”助っ人選手”)、彼らは来日前は実はアメリカの3A(日本ですと二軍に近いリーグ)や強肩強打で活きの良い若い選手がうじゃうじゃいる中南米のテスト生として入団してくるケースだったりします。いくら日本人選手が日本で活躍しても大リーグへ渡って日本で残した成績並みに残せなかったりするのは、彼らの背景を知れば難しいと言っても過言ではありません。

そのような世界に自然と憧れてしまうのは勝負師としての性なのでしょうか、大谷選手も大リーグの扉をこじ開けました。


大リーグでの本塁打王獲得の偉大さ

海を渡り、トミー手術などもあって困難な時期もありましたが、昨年2023年の目覚ましい活躍とついに本塁打王のタイトル獲得です。タイトル獲得ははっきり申し上げますと正直その時の「運」です。ですが、最終的にその年一番多くのホームランを放てばいいのです(笑)
(ちなみにその年は、先発として1人前とみられるシーズン10勝を達成、盗塁は20個も決めるなど型破りな記録をいくつか残しています)

過去に大リーグで首位打者を獲得したことがあるイチロー氏、その当時自分が思っていたのは、
(やっぱり、海を渡ってアメリカ人よりパワーで劣る日本人が頑張って主要な打撃部門タイトルできるタイトルは首位打者くらいだよなぁ・・・。)
そんな沈んだムードを打ち壊してくれたのが大谷選手です。彼は野球において無理だと思ったことは無い気持ちで挑んでいるはずです。暫くはアメリカでプレーする大谷選手、これからも自分が作った記録を超えてアメリカ人をぎゃふんと言わせてほしいです。



自分が生きているうちにこんな素晴らしい選手をリアルタイムで目撃できて、本当に幸せなことです。


※画像提供、ありがとうございます。





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