ポピー

医師。医療にふれない程度にエッセイストになりたいよお。私のnoteは全部フィクションで…

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医師。医療にふれない程度にエッセイストになりたいよお。私のnoteは全部フィクションであり、実際の人物・団体とは一切関係ございません。

最近の記事

SWIM MEETS THE FUTURE ~若者よ、泳げ!(世界水泳を見に行った話)~

本当は競泳選手になりたかった。 学生時代は、決勝で入場する瞬間の高揚感が、どんな高級な三度の飯よりも、正直当時の恋人よりも、一番好きだった。 選手時代はひたすら、強烈に、競泳にそして青色の世界に憧れ恋焦がれていた。 ただただ実力が伴わなくて結局違う道にいったけれど、今でも競泳は好きだ。 世界水泳は、夏季オリンピックの前後年におこなわれる大会で、水泳選手にとってはオリンピックに次ぐ非常に重要なレースである。 福岡大会は本当は2021年開催予定だった。行く計画もたてたのに、コロ

    • 自覚なくLGBT推進運動家となってしまった友人の話 ~誰も悪くないのだ~

      本題とはずれるが、私が子供だった頃、同性愛ましてやLGBTなんて概念は巷にまったく存在していなかった。いや、存在はしていた筈なのだが、顕在化されず周囲からないかのように隠されていた。 ”ニューハーフタレント”はいたけれど、周りの芸人と差別化を図りたいだけかと本気で思っていた。同性が好きな人間なんて本当に存在しないと心底思って疑わなかった。 当時はそんな異性愛者も多かったのではなかろうか。 まあそんな未熟な社会で子供時代を送ったわけだが、当時私の友人にめっちゃチャカチャカした

      • 彗星の彼女~近所にイケメンお姉さんがいた話~

        彼女は彗星の如く現れた。 当時私は辺鄙な所のつまらない住宅地に住んでいたのだが、私の家の前の坂道を少しおりた先に、少し古めの空き家があった。 ある春休み。そこの前を通りがかったら、車があってすだれがあって、人が暮らしている気配ムンムンになっていた。人が住みだしたんだなあと思っていた次の週、私のクラスに転校生がきた。 転校生は大都市から来た女の子だった。初対面とは思えないほど爽やかに自己紹介をして、軽い冗談までいってのけ、クラスを笑わせた。都会っ子だ!とときめいた。 女子だっ

        • アンパンマンミュージアムにはじめていった時の話 ~こんな親子、おる?~

          私はアンパンマンがかわいいから好きだ。マルだけで出来上がっている顔、原色ちっくな見やすい色使いとか。小さいときは本当に熱烈なファンで、周囲の家族や友人にも私はアンパンマン好きで通っていた。 だから、アンパンマンミュージアムは子供時代の私にとって、ディズニーランドやキッザニア(結局いけずじまい)に並ぶ憧れだった。ずっと行きたかったけど、家から遠かったからなかなか行く機会がなかった。両親にねだっても「ハッハッハ」と笑うだけで、連れていく気配も見当たらない。 降って湧いたチャンス

        SWIM MEETS THE FUTURE ~若者よ、泳げ!(世界水泳を見に行った話)~

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        • 彗星の彼女~近所にイケメンお姉さんがいた話~

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          チャラい友達の話 ~名言を添えて~

          私の友達はチャラい。数か月ぶりに会うと、「彼氏元気?」と言ってもまず「どの人のこといってる??」と聞き返される始末である。何が怖いってあまり昔の人の話をするとなかなか思い出してくれない。「ああ、あの人ね(笑)それはもういいよ」。ちゃ、ちゃれえぇ~。。その後は溜まっている直近数人分のお話を聞かされるのが私たちのお決まりのコースだ。 私の恋愛談なんて幼稚園から入れても数Biteにしかならないだろうが、彼女の恋愛話は一体何GBなんだろうか。 残念なことに私は全くチャラいとは無縁の

          チャラい友達の話 ~名言を添えて~