わたしの最期
わたしの最期のビジョンは浮かんでいる。
最期は最愛の人の腕の中。
見守られながら逝く。
「あなたに会えてよかったわ。最後まで一緒にいてくれてありがとう」。
私は地球での旅を終え、とっても穏やかな顔をしている。
これから帰路につく。
亡くなったら私が生前用意したドレスを着せてもらう。
メイクもしてもらいたいし、髪もきれいに整えてもらいたい。
いつ死んでもいいように、常にきれいにしておきたいな。
って今思った。
お肌のお手入れ、まとう下着などなど。
遺影は、もちろん最愛の人に撮ってもらっておく。
その人にしかない表情を私はするはずだから。
その人にしかその写真は撮れない。
いい写真がとってもらえるよう、お肌にお手入れや歯のお手入れもしとかなくっちゃ。
お葬式は、来る人は服装自由で華やかにしてほしいな。
赤や黄色、青、ピンクなど、黒でもいいけど、好きな色のお洋服で。
旅たちも華やかに、絢爛豪華に。
楽しかったねー、順子さんを送る会!
なんて言ってもらえるようなものに。