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水星の魔女 一期 感想

こちらは過去にふせったーで書いたものの転載です。
記事の練習に…



前置
当方はいつも一人で会話しています。
こちらの文章は感想文であり、独り言であり、誰かに向けて書かれたものではありません。

【水星の魔女】
当作品を見ようと思ったきっかけはごく単純に「放送が終わったから」です。
TLがざわつくタイプの作品はリアルタイム視聴すると日常の情緒に支障が出るので…

事前知識、「百合」と「最終回Cパート」でしたが、
実際は「同性婚」と「親との確執について」でした。
いろいろな親との関係が出てきました。
親との確執についてという題材は流行りなのか私の見る作品がそうなのかはわかりませんが、シンエヴァもそういう内容でしたね。
この作品の時代背景もあるのでしょうが、実際の血の繋がりがあるかどうかはあまり重視されていなかった印象ですね。
それでも血の繋がりがある人たちはより深く関係が描写されていました。

ミオリネさんは父親との距離の改善をしようと逃げずに頑張っていたのがよかったです。自分で言っていた通りスレッタの影響なんだと思います。
ミオリネパパさんは「不器用系父親」の印象。同じ不器用系父親である碇ゲンドウとの違いは、ゲンドウは根暗インキャで息子に苦手意識があったのに対して、ミオリネパパは陽キャではないものの外交は平気で、歩み寄る娘に応えていたところですね。エヴァならそれだけでハッピーエンドになります、おめでとう。シンジ、釣りに行かないか。
ミオリネさんとパパさんにも酒飲みながらぼーっと出来る娯楽施設に二人で出掛けてほしい所存。

もう一人、グエルさんですね。
父親の血は濃そうですね。(逆に弟と血が繋がってるのか聞きたいくらい)
最初は正当ライバル系嫌な男ポジションかと思いきや自分を認めまくってくれたスレッタに一目惚れしたり、わざわざ公衆の面前で謝罪を始めたり、「自分」というものを強く持っているという印象。
あれくらいアイデンティティがしっかりしてる人はモテますね…
その分、確立したアイデンティティに好き勝手属性を付与してくる周りとは相性が悪い様子。特に父親ですね。
グエルにとっては負けたことも謝罪したこともグエルという人間の一部なのに、父親に全否定されてしまいました。
その後、寮を追い出され、テント生活、嫌がらせを受けましたが全スルー、彼はその打たれ強さどこで身につけたんでしょうね…羨ましいほどの精神力です。
スレッタより父親との約束を優先したものの、これからの未来にまでレールが敷かれはじめて、グエルは逃げます。
多分グエル人生初めての「逃げ」なんじゃないかと思います、しかも名前も身分も隠して。
最後には父親に手をかけてしまうわけですが、お互いを認識して言葉を交わせたわけで、最悪の結末というほどでもないのでよかったと思います!

最後にスレッタです。
終始「哲学的ゾンビ」でしたね。
彼女に気持ち悪さを感じたのは登場人物だけではないと思います。
誰かのロールモデルであろう「やりたいことリスト」もそうなんですが、
最終話も、最初は人の死に戸惑っていたのに、直後に血を踏みつけ、躊躇なく人間を虫のように叩き殺してしまいました。
母親にとってスレッタは、反応を見る実験動物みたいですね。別の刺激を与えたら、別の反応したのかな。
それでもトイレ飯してた時は自我生まれたのかなと思ったんだけどな…
アイデンティティについてはグエルと対比されてますかね。
哲学的ゾンビたるスレッタには親から逃げる選択肢すらない。
個人的に気になったのはスレッタがあまり周りの話を聞かずに自分で完結しているところかな…
最初から、遭難者を見つけて大慌てで連絡した割には自分で出撃しちゃってたり。
発達障害ムーヴって言われたらまあそうなんですけど。

とりあえず特記はこんなものかな…
2期も、放送が落ち着いたら見ると思います。
以上。

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